動画編集やオンラインゲームなど画像処理が主なソフトウェアを使用する場合、パソコンのスペックに高い性能を求められます。
なかでも動画編集は高性能なCPU性能を要します。
最近では動画編集に対応できるPCの要望も多く、高性能なCPUが毎年発売されています。
なかでもCore-i9は高画質な動画編集用のパソコンに最適なCPUとして映像クリエイターに人気があります。
2024年はインテルのCPUはCore Ultraシリーズがリリースし、Core i9はCore Ultra 9に名称変更されています。
ここではCore Ultra 9がどんなCPUなのか?Core i9・Core Ultra 9搭載のおすすめ動画編集パソコンはどんなものか?紹介します。
>>Core Ultra 9 / Core i9搭載おすすめのパソコンをすぐに確認したい方はこちら
2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています
動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。
ゲームPC選びにも役立つと思うのでぜひご覧ください。
2024年10月にインテル Core Ultra 9 285K / 285KF が登場しています。
BTOパソコンショップではまだCore Ultra 9 285K搭載のモデルは珍しく、第14世代のCore i9-14900K・14900KFが主流となっています。
インテル第14世代CPUには最上位モデルの「Core i9-14900K」があり、ハイエンドパソコンに搭載されています。
Core Ultra 9はNPU(Intel AI Boost)を搭載し、AI処理に対応できるCPUです。
一方、ハイパースレッディング対応の第14世代 Core i9 に対してCore Ultra 9はハイパースレッディイング非対応(24コア24スレッド)です。
動画編集ソフトの多くはハイパースレッディングで威力を発揮するため、この一点においてネガティブな印象があります。
Core Ultra 9-285K | Core i9-14900K |
24コア24スレッド |
24コア32スレッド |
Performance-core:定格周波数3.70GHz/ターボ時5.50GHz |
Performance-core:定格周波数3.20GHz/ターボ時5.60GHz |
メモリーの種類:DDR5 6400 MT/s | メモリーの種類:DDR4-3200・DDR5-5600 |
最大メモリー容量:192GB | 最大メモリー容量:192GB |
消費電力:125W-250W | 消費電力:125W-253W |
CPUソケット:FCLGA1851 | CPUソケット:FCLGA1700 |
内蔵グラフィックス:Intel Graphics | 内蔵グラフィックス:Intel UHD Graphics 770 |
販売価格:10.6~12.9万円 | 販売価格:8.9~13.0万円 |
販売価格は2025年1月調べです(変動あり)
Core Ultra 9とCore i9-14900Kの仕様を比較してみるとNPU以外のスペックが似通っているため、Core Ultra 9を選ぶ決め手に欠けます。
商品単体の販売価格のレンジも同程度で、どちらを選ぶとしても失敗はしたくない値段であるのは間違いないでしょう。
PassMarkのベンチマークスコアを見ると、Core Ultra 9とCore i9-14900Kのベンチマークスコアはおよそ9,000ポイントの差がついています。
一方でシングルスレッド性能はそこまで大きな差はありません。
Core Ultra 9およびCore i9-14900KのTDP値が125W-253Wで、どちらも放熱量の高さは同程度。
Intel CPUはK付きになると水冷クーラーや大型の空冷ファンが必須ですが、無印(Core i7-14700・Core i9-14900)を選び、負荷がかからない作業中心なら中程度のCPUファンでも問題なく利用できるでしょう。
Core i9搭載のパソコンを買うならBTOパソコンショップがオススメです。
半導体需要でパソコンパーツが高騰しておりCore Ultra 9および第14世代Core i9搭載パソコンはやや高めです。
グラフィックカードを妥協することである程度手に入れやすい価格になるはずです。
ただし、動画編集で使うなら、十分な空き容量を確保できるストレージと16GB以上のメモリーを搭載したパソコンを選ぶのが良いです。
またCore i9を使い動画編集をするとなると発熱の心配があげられますが、Core i9-14900においては、水冷・空冷のどちらでも良さそうです。
BTOパソコンではCore Ultra 9 / Core i9の性能を十二分に発揮するためにCPUファンに水冷クーラーや大型の空冷ファンを標準装備したパソコンもありますよ。
2024年はCore Ultra 9がリリースされましたが、依然としてコスパの高いRyzenの人気が衰えません。
どちらを買うかは悩みどころですが、供給が少ないRyzenよりもCore i9を搭載したパソコンのほうが納期が早く価格は抑えられそうです。
ここではCore Ultra 9 / Core i9と動画編集向けのグラフィックカードを搭載したパソコンを紹介しましょう。
G-Tune FZ-I9G7S
CPU:Core i9-14900KF429800円(税込)
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8
CPU:Core i9-14900F249810円(税込)
GALLERIA ZA9C-R47
CPU:Core i9-14900KF369980円(税込)
※2月10日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい