ドスパラの4K動画編集パソコンの性能はどう?店舗で相談してみた

 

動画編集で使用するパソコンはメーカーのブランド名なんて2の次。とにかく性能重視です。

 

だけど専門知識が必要なパソコンを知識がない条件下で選ぶのはかなりハードルが高いですよね。

 

そんな方におススメなのがBTOパソコンショップです。

 

なかでも全国展開で知名度もあるパソコンショップのドスパラは動画クリエイターやゲームユーザーに人気があります。

 

ここでは、クリエイターに愛用されているBTOショップ『ドスパラ』のなんば店を取材し、4K向けの動画編集パソコンがどんなものか調べたので解説しますよ。

 

>>ドスパラのおすすめ動画編集用パソコン4選をすぐに確認する

 

記事監修者

ビデオグラファー 動画編集者 おーとふぉーかす

2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています

 

 

この動画では動画編集用のパソコンを買う時のパソコンメーカーの選び方を解説しました。ぜひ合わせて視聴してみてください。

 

ドスパラってどんなお店?

 

ドスパラは、パーツを組み合わせ、用途に適したマシンを作り上げることを得意としています。

 

自由度の上限は限られておりますが、CPUをグレードアップしたり、メモリやストレージの容量を変更したりなど、大手メーカーと比較すると…、いや比較にならないほど使い勝手のよいマシンを手に入れることが可能です。

 

ドスパラは、サードウェーブが全国に展開するコンピューターショップです。
通販&店頭があり、数多くのショップブランドモデルを扱うことでも知られています。

 

ドスパラで販売する自社製品は、サポート体制も万全というのが謳い文句です。

 

パーツを仕入れ、自社工場で組み立て行う企業だからこそ、カスタマイズ性に富んだマシンを提供できるのでしょう。

 

ドスパラの最大3年間の保証サービス

 

ドスパラのセーフティサービスは、PCのメンテナンスや修理をサポートする月額制会員サービスで、PC初心者から経験者まで幅広くおすすめできます。

 

>>ドスパラ セーフティサービス詳細を確認する

 

ドスパラなんば店を取材してみたよ

 

ドスパラは全国に46店舗あり、私が住む大阪にはドスパラ大阪・なんば店と、堺七道店があります。

 

日本三大電気街のひとつである大阪日本橋の目立つ場所にあるので、日本橋に行ったことがある方はみんなお店の前を歩いたことがあるはずです。

 

 

ドスパラ大阪・なんば店

店舗所在地:〒556-0005大阪府大阪市浪速区日本橋3丁目6-22 布谷ビル1F~4F

 

営業時間:11:00から20:00※買い取り受付は19:30まで

 

アクセス経路

 

【電車】地下鉄日本橋駅より徒歩約8分
南海なんば駅より徒歩約5分

 

定休日:なし

 

2024年1月20日にリニューアルし、店舗が一新されたようで取材に行ってまいりました。

 

売り場面積が大幅拡大しており、展示商品数が大幅に増えています。

 

商品が前よりも見やすくなっていて大手家電量販店のように(ひやかしでも)入りやすい雰囲気になっていましたよ。

 

 

1階にはゲーミング&クリエイターPCのGALLERIA デスクトップ・ノートパソコンが並んでいます。

 

ドスパラ通販サイトでおなじみのプロゲーマーコラボモデルも勢ぞろいです。

 

ゲーミングPCはその場で人気のゲームタイトルを実際に操作できるのも魅力です。

 

ドスパラ大阪・なんば店の特徴

2024年1月のリニューアルオープンで取扱商品数と展示数が大幅に増加

 

ゲーミングデバイスは地域最大級の展示数 約230点

 

特に100種類に迫るPCケースが展示されており、自作PCユーザーは必見

 

パソコン初心者でも抵抗なく入ることができる雰囲気にリニューアル

専門店からパソコンのテーマパークにリニューアル

 

 

ゲーミングモニターやクリエイター用のモニターも多く取り揃えられているので、パソコンの周辺機器をまとめて揃えたい人にとっては非常に便利でしょう。

 

リニューアル前のドスパラ大阪・なんば店は典型的なパソコン専門店の雰囲気で、ビジネスユーザーやパソコンにあんまり詳しくない方にとってはちょっと入りにくい印象がありました。

 

リニューアル後は体験型店舗に生まれ変わり、あらゆる部分で「パソコン初心者にやさしい」工夫がなされています。

 

 

パソコンに詳しくない方にとっては、商品の展示数は多いほど、どれを選べば良いか迷ってしまいます。

 

リニューアルしたドスパラ大阪・なんば店は商品選びの目安となる解説が随所に設置されているので、事前の下調べなしでお店に直行しても全く問題ありません。

 

お店のスタッフに声をかけるのが苦手な人ですら安心して見て回れます。

 

 

一階の受付ではパソコンの修理も引き受けてくれます。

 

修理受付コーナーはリニューアル前、最上階にありましたが、重いデスクトップPCを持ち込むお客さんへの配慮で一階に移動したそうです。

 

 

ドスパラは店舗持込で「ワンコイン相談」があり、メーカー問わずトラブルのアドバイスをしてくれるサービスがあります。

 

私も過去に自作パソコンの組み立て中にトラブルが生じて、店舗に持ち込んで解決してもらいました。

 

ワンコイン相談や修理サービスがリニューアル後も継続しているのはとても嬉しい限りです。

 

ドスパラの修理サービスは作業代金の上限が決まっているので、安心して利用できますよ。

 

2~3階は自作PCユーザー向けのフロアで、ロジクールのゲーミングキーボードやゲーミングマウスが並んでいます。

 

ゲーム用の周辺機器の展示数は大阪日本橋エリアの中でトップクラスです。

 

ウェブカメラの比較ができるブースもあるので、これからゲーム配信用の環境を揃える方にとって人気のアイテムを手に取って見ることができるのは魅力でしょう。

 

 

また、各ゲーミングデバイスの売り場にはヒアリングシートが用意されており、記入してスタッフに渡すことで要望に合った製品を探してくれるようになっています。

 

ドスパラのショップ店員は積極的に寄ってきてセールスしてくるようなことはほとんどないので、シンプルに要望を伝えて求める商品を見つけることができるので効率が良いです。

 

 

そしてドスパラ大阪・なんば店は自作PCユーザー向けにPCパーツを非常に多く取り揃えております。

 

今回のリニューアルでは組立例の自作PCの数が増加し、その製品を購入することもできるそうです。

 

 

展示品のゲーミングPCケースの多くは標準装備のRGB LEDケースファンを取り付けて点灯までしてくれているので、組立後のイメージも明確に湧きます。

 

 

3階のPCパーツ売り場は高級マザーボードやグラフィックカードの実機が数多く展示しているので、欲しいパーツを目で確認してから購入したい方はぜひ一度ドスパラショップに訪れてみましょう。

 

聞くところによると全パーツ中身を確認してから購入できるそうです。

 

 

高価なグラフィックカードは隅々まで確認してから手にしたいですよね。

 

取材時は高級なグラフィックカードが所狭しと展示されていましたよ。

 

 

20万円以上もする超高級GPUもショーケース越しで見ることができます。

 

 

デジタルサイネージでCPUやメモリ・HDDの価格を確認できます。

 

店舗の随所に体験コーナーがある

 

各フロアのコーナーには実機体験コーナーがあります。

 

写真はDTM体験コーナーです。

 

プロに人気のミキサーや収録用マイク、ポン出し用のAkai サンプラーなどなど、DTMで必要なPC周辺機器が一目で確認できます。

 

なるほど。プロはこういった環境で作業するんだ。

 

 

展示していたパソコンはドスパラで販売しているプロも納得のDTM向けPC「raytrek スリープフリークスコラボモデル」です。

 

カッコイイ。

 

フロアの最上階は中古PCが展示、リニューアルで中古の売り場は倍増したようです。

 

ドスパラの中古PC以外にも多数揃っていて、そのすべてに「グラフィックスコア」が明記されていました。

 

ゲーム用途で中古パソコンを買いたい方にはとても便利なサービスです。

 

ドスパラの中古PCは動作確認やクリーニングが完了済で、どの製品もとても綺麗でしたよ。

 

 

中古のモニターもたくさんあります。

 

ドスパラ大阪・なんば店のとっても良いところ&すごいなと思うポイント

 

ドスパラ大阪・なんば店のリニューアルで、私が一番ステキだなと思ったポイントを挙げます。

 

まず今回のリニューアルで、PCオタだけではなく一般的なユーザーも入ってみたくなるようなお店に生まれ変わったところです。

 

ドスパラ店舗のよいところ

 

✅PCオタはもちろん初心者までも満足できるバリアフリーな店作り

 

✅商品を体験できる感が向上。日本橋エリアトップクラス

 

✅ドスパラ以外のPC修理も対応は神

 


モニターの解説① 画像拡大


モニターの解説② 画像拡大

 

例えば上記の写真は1階のモニターが展示しているところに掛けていたものです。

 

①のパネルではモニター選びに役立つ基本的なスペックの説明がなされており、②のパネルではゲーミングモニターのトラブルの解決方法を展示してくれています。

 

これだけではなくマザーボードの選び方やビデオカードごとに推奨の電源を提示してくれるなど、パソコンに詳しくない初心者の方やPCパーツを買いに来た方が知りたい情報が満載です。

 

もちろんこのような情報は店員さんに尋ねれば教えてもらえると思いますが、知識が全くない方にとっては質問するのもハードルが高い場合もあります。

 

ドスパラ大阪・なんば店のような、ある種パソコンのテーマパークのような環境であれば、前情報がない状態で買いに行っても納得して製品を選ぶことができるでしょう。

 


ドスパラの月額会員サービス

 

そしてさらにドスパラではパーツを選んでPCを組んでもらえるサービスや、僅かな保険代で自作パソコンの無償修理をしてもらえるサービスもあります。

 

 

他のBTOパソコンショップで購入したパソコンでもカスタマイズを受けてくれるサービスがあるそうです。

 

その場合の製品保証等はなくなると思いますが、カスタマイズを自分でやるのが不安な方にとってはかなり良いサービスだと思います。

 

また、ドスパラでパソコンを購入し、プレミアム会員(有料)に入会することで、パーツ購入時の割引が効くようになるのも魅力的なサービスです。

用途別にさまざまなマシンがラインアップ

ドスパラのミニタワーデスクトップPC

 

ドスパラでは、さまざまなモデルを販売しているのが特徴です。

 

例えば用途別では、動画編集用・3DCG用から、ゲーム用・ライブ、動画配信用など、クリエイター向けに構成されたマシンが用意されています。
本体もスリムからタワーまでと、幅広くラインアップしています。

 

カスタマイズが難しいノートパソコンでも、画面サイズや目的・用途別など、多くのパターンを考えて用意されているので、じっくりと選ぶことができるでしょう。

 

では、ドスパラでラインアップされている4K動画編集向けパソコンの性能を簡単に見ていきたいと思います。

 

ドスパラの4K動画編集にオススメ!デスクトップパソコン

 

GALLERIA RM7C-R46T

CPU:Core i7-14700F 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB 

217980円(税込)
※1月11日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい

>>公式ページを見る

 

ドスパラの4K動画編集パソコンってどんな構成?

 

ドスパラにて4K 10bit 動画編集用のパソコンに最適なスペックを見積もってもらいました。

 

内容はCPUにCore i7-14700Fを搭載し、32GBのメモリ容量を持つデスクトップPC 「GALLERIA XA7C-R47-C 動画編集向けモデル」をカスタマイズしたスペックをご提案してもらいました。

 

インテル第14世代の20コアCPU Core i7-14700Fと、ビデオカードはGeForce RTX 4070の組み合わせです。

 

4K動画編集にも十分対応できるとのこと。

 

冷却性能を高めるための水冷ユニットと熱伝導率の高いナノダイヤモンドグリス、800W電源(80PLUS TITANIUM)のアップグレードもおススメだそうです。

 

マザーボードのチップセット(B760)がボトルネックとならないか?と意地悪な質問もしてみましたが、4K 10bit編集であれば最上位チップセット(Z790)を選ばなくても問題ないと回答頂きました。

 

ドスパラ大阪・なんば店の店員さんに相談すれば、予算に合わせて最適なパソコンスペックを構成してくれるでしょう。

 

 

また液晶ディスプレイを同時に購入、長時間作業をするならノングレアタイプがオススメです。

 

パネルの種類もTN・VA・IPSとありますが、価格の差はもとより、それぞれに特徴もあるので調べておくと後々便利ですね。

 

 

ドスパラには、液晶ディスプレイもあらゆるタイプのものが販売されており、それぞれの性能を活かすためにもパソコンとセットで購入するのがおすすめです。

ドスパラの動画に最適化したストレージ構成とは?

 

動画編集のメインドライブにはM.2 SSDが人気

 

ストレージには、500GBのM.2 SSDを搭載しています。

 

動画編集にはCドライブにM.2 SSDを実装し、大容量の動画データを保存するための大容量HDDを内蔵するのが定番とされています。

 

動画編集用のソフトウェアはM.2 SSDにインストールして、動画のバックアップ保存は大容量HDDで行うことで、重いデータを扱う4K動画編集でも高速処理が見込めるでしょう。

 

 

また、さらに理想を言えば編集中のデータ一式を起動ディスク以外のM.2 SSDに保存して動画編集を実施するとかなり快適になります。

 

これにはマザーボードにM.2 SSD NVMeのスロットが2個以上ないと実現できませんが、インテル 第12世代以降またはAMD Ryzen 5XXXシリーズ以降に対応する新しいマザーボードの多くは2個以上のM.2 SSD NVMeのスロットがあります。

 

M.2 SSD NVMeはパソコンを自作したことがない方でも簡単に増設できるので、後々自分で追加しても良いかもしれません。

 

また、動画編集では起動ディスクの読み書き速度も重要です。

 

読み書き速度が速いM.2 SSD NVMeを使うと編集中のプレビューでコマ落ち・カクツキを減らすことができます。

 

ドスパラでは高性能なM.2 SSD NVMeを標準搭載しているため、動画編集用途のパソコンを探す場合はドスパラのパソコンも候補に挙げるのをお勧めします。

 

動画編集用パソコンを選ぶ際にはストレージの構成・スペックも必ずチェックしておきましょう。

 

 

4K編集ではメモリーはどの程度必要?

動画編集で重要なメモリ量

 

ドスパラの今回紹介したパソコンに実装しているメモリは、高速なデータ転送と省エネを考慮してDDR5を採用するなど、動画編集をするために最適なパーツを搭載しています。

 

CPUにもよりけりですが、4K動画編集用パソコンではメモリーは最低でも32GB。余裕を見て64GB搭載するのが望ましいと言えます。

 

 

また、ドスパラのこのモデルは熱処理も万全です。

 

フロント下部とリア上部に計3台のファンを搭載しているので、レンダリングやエンコードなど、パソコンに大きな負荷のかかる作業でも安定した動作環境を保つことができます。

 

店頭販売もしているドスパラですが、パソコン専門店ということから敷居が高いと感じるユーザーもいることでしょう。

 

かといって通販では不安という声も決して度外視できません。
ですが、国内生産でサポート体制も万全な企業として信頼性を得てきているのも確かですよ。

 

動画クリエイター向けのパソコンもしっかりと用意されているドスパラならパソコン初心者だとしても安心して使えるマシンが見つかるでしょう。

 

ドスパラのおすすめ動画編集用パソコン4選を紹介

 

ドスパラの4K動画編集にオススメ!デスクトップパソコン

 

GALLERIA RM7C-R46T

CPU:Core i7-14700F 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 8GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB 

217980円(税込)
※1月11日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい

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GALLERIA ZA9C-R47

CPU:Core i9-14900KF 
グラフィックス:GeForce RTX 4070(12GB) 
メモリ:32GB PC5-38400 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB Gen 4

359980円(税込)
※1月11日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい

>>公式ページを見る

 

ドスパラの4K動画編集おすすめノートPC

 

GALLERIA RL7C-R46-C5N

CPU:インテル Core i7-13620H 
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4060 8GB 
メモリ:16GB PC5-38400 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 500GB Gen4 
液晶モニター:16型 WUXGA(2560×1440)ノングレア 

202980円(税込)
※1月11日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい。

>>公式ページを見る

 

GALLERIA RL7C-R45-5N

CPU:インテル Core i7-13620H 
グラフィックス:NVIDIA GeForce RTX 4050 6GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 500GB Gen4 
液晶モニター:15.6型フルHDノングレア液晶

153980円(税込)
※12月29日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい

>>公式ページを見る