Ryzen 7搭載のオススメ動画編集用パソコン4選

この記事は2025年1月に更新しました。また記事にはプロモーションが含まれています。

動画編集をパソコンで行うには、CPUがハイスペックなのは必須条件です。

 

CPUといえばIntelのCoreシリーズがかつてはCPU市場をほぼ独占した状態でしたが、AMD Ryzen Zen5(9XXX)シリーズがリリースし、CPU市場の勢力図が再び変わりつつあります。

 

過去にRyzen 5XXXシリーズがその性能の高さと人気で供給不足が生じたこともあり、Ryzen CPUも目が離せません。

 

ちなみに私たち動画クリエイターが気になるのは、Ryzen CPUが動画編集パソコンに適しているのかどうかですね。

 

これから動画編集用にパソコンを購入するならどちらのCPUでパソコンを構成するべきでしょうか?

 

スペックが同等のCore i7とRyzen 7のそれぞれのCPUスペックを見ながら性能の違い・価格の違いを検証していきましょう。

 

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記事監修者

ビデオグラファー 動画編集者 おーとふぉーかす

2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています

動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。
ゲームPC選びにも役立つと思うのでぜひご覧ください。

Core i7とRyzen 7の性能比較

Core i7

 

CPUといえばまず思い浮かぶのがIntel(インテル)です。

 

その中でも「Core i7」は、マルチスレッドタイプのCPUとなっており、第14世代 Core i7-14700Kに至っては20コア 28スレッドの性能を持っています。

 

Core i7のさらに上位モデルにはCore i9があり、Core i7は i9に次いでハイエンドモデルに位置した製品です。

 

i9が発売されるまでは動画編集は「i7一択」とも言われてきたほどです。

 

 

2024年にはCore i7の後継CPUとしてCore Ultra 7が登場。NPU(AI処理機能)を搭載した初のインテルCPUがリリースされています。

 

またインテルのCPUは、ソケットの仕様で製品の位置付けがはっきりと分かれているのが特徴です。

 

例えば第14世代はFCLGA1700でCore i7-14700・14700KやCore i9-14900・14900Kも共通です。

 

Core UltraシリーズはFCLGA1851なので、世代を跨いでCPUを交換する場合はマザーボードも交換する必要があります。

 

Core Ultra 7 265K(ソケット:FCLGA1851)
コア数スレッド数

20コア20スレッド
Performance-cores:8
Efficient-cores:12

定格クロック

Performance-cores:3.90GHz
Efficient-cores:3.30GHz

ブーストクロック

Performance-cores:5.40GHz
Efficient-cores:4.60GHz

TDP

定格:125W
最大:250W

出典元:インテル® Core™ Ultra7 265K

 

第12世代Core i7以降、コアがパフォーマンスコアとエフィシャントコアに別れ、スレッド数が単純にコア数の倍の値ではなくなっています。

 

さらにCore Ultraシリーズではハイパースレッディング非対応となり、コア数とスレッド数が同数になりました。

 

処理性能が高いPerformance-core(パフォーマンスコア)とWあたりのパフォーマンスが高いEfficient-core(エフィシェントコア)を両立したハイブリッド仕様は継続です。

 

TDP(放熱量)値の値は第14世代 Core i7とほぼ変わっておらず、負荷が少ない作業では低い値で利用できるようになっています。

 

Core Ultraシリーズから追加されたNPUはIntel AI Boost。内蔵GPUはIntel® Graphicsに更新し、内蔵GPU(Xe-core)のGPUコア数は4コアと明記されています。

 

 

Core i7-14700K(ソケット:FCLGA1700)
コア数スレッド数

12コア20スレッド
Performance-cores:8
Efficient-cores:4

定格クロック

Performance-cores:3.60GHz
Efficient-cores:2.70GHz

ブーストクロック

Performance-cores:4.90GHz
Efficient-cores:3.80GHz

TDP

定格:125W
最大:190W

出典元:インテル® Core™ i7-14700K

 

2023年10月に発売開始となったインテル第14世代Core i7-14700KはCore i7-13700Kよりもさらにコア数が増加し、クロック数の値も増えています。

 

後で述べるベンチマークスコアで確認すると12%の性能向上となったようです。

 

 

Ryzen 7の特長とは?

 

AMD CPU Ryzen7 7700X

 

IntelのCoreシリーズに比べると、認知度は低いRyzen(ライゼン)ですが、その性能はIntelのCPUに匹敵するどころか世代によっては上回る時もあり、かつ価格が安いことから自作PCユーザーに大人気です。

 

BTOパソコンショップでも取り扱いが増えたことにより認知が広まってきました。

 

しかもその性能を知るコアなPCユーザーに写真現像・動画編集用でも高パフォーマンスで使えることで評判が高まっています。

 

中でもRyzen 7は、驚異的な性能とコストパフォーマンスに優れていることから、自作PC界隈でも大きな存在として沸かせています。

 

 

Ryzen 7 9700X(ソケット:AM5)

AMD CPU Ryzen7 9700X

コア数スレッド数 8コア16スレッド
ベースクロック 3.8GHz
ブーストクロック 5.5GHz
TDP 65W

 

Ryzen 7 9700Xは、「Zen 5」アークテクチャを採用しているマイクロプロセッサです。

 

ベースクロックは3.8GHz・ブーストクロック数は5.5GHzと向上します。

 

Ryzen 7XXXシリーズと比較するとTDP値が大きく下がって65Wです。

 

CPUソケットは従来のAM5のままであるため、値段がこなれてきたマザーボードで自作できるのもメリットの一つ。

 

 

Ryzen 7 7700X(ソケット:AM5)

AMD CPU Ryzen7 7700X

コア数スレッド数 8コア16スレッド
ベースクロック 4.5GHz
ブーストクロック 5.4GHz
TDP 105W

 

Ryzen 7 7700Xは、「Zen4」アークテクチャを採用しているマイクロプロセッサです。

 

ベースクロックは4.5GHz・ブーストクロック数は5.4GHzと向上します。

 

TDP値は旧モデルの105Wと同じ値を維持しつつ、高クロックで動くのが魅力です。

 

Ryzen 7 5800X(ソケット:AM4)

AMD CPU Ryzen7 5800X

 

Ryzen 5XXXシリーズもまだまだ健在で、Ryzen 7 5800X/5700Xも動画編集者におススメのCPUです。

 

Ryzen 7 5800Xは、「Zen3」アークテクチャを採用しているマイクロプロセッサです。

 

コア数スレッド数 8コア16スレッド
ベースクロック 3.8GHz
ブーストクロック 4.7GHz
TDP 105W

 

ベースクロックは3.6GHz・ブーストクロック数は4.7GHzと向上します。

 

また冷却条件が良好な状態では、Extended Frequency Range機能(XFR)により、自動的にブーストクロックを上回る動作も実現しています。

 

安定して高クロックで動作するのが、Ryzen 7 5800Xの特長といえるでしょう。

 

また旧モデルのRyzen 7-3800XTから待機時間がさらに短縮されるようになったのも魅力の一つです。

 

 

 

インテル Core UltraシリーズがRyzen Zen5の性能を超えてきた

IntelのCoreシリーズ、そしてAMDのRyzenシリーズ。

 

CPU業界では、知名度の高さからIntelが圧倒的に普及されていますが、自作パソコンを構築するユーザーにはRyzenは高い人気を誇っています。

 

Intel CPU 上位モデル vs AMD CPU上位モデル 参考:PassMark

 

Intel Core Ultra 7 265K とAMD Ryzen 7 9700Xのベンチマークスコアを比較すると、Intel Core Ultra 7 265Kが20,000ポイント以上の差をつけて上回っています。

 

第14世代まで劣勢に置かれたインテルCPUもCore Ultraシリーズから巻き返しを始めています。

 

このように世代ごとで熾烈な性能競争が起こり、どちらのCPUを選ぶかはクリエイターにとって非常に悩ましい選択です。

 

またRyzen 7 7XXXシリーズからGPUを内蔵していますが、動画編集において内蔵GPUの支援だけでは不十分なのでグラフィックカードは必ず購入する必要があるでしょう。

 

 

AMD対Intelの市場シェア 表はPassMarkから引用(2024.9月時点)

 

Ryzen 9XXXシリーズの登場で、インテルCPUとのシェアをどの程度巻き返すのでしょうか。

 

Ryzen 7はZen3(5XXXシリーズ)が継続して人気で、Zen4(7XXXシリーズ)も値段が下がることが予想できます。

 

古い世代から在庫がなくなり次第販売終了になると思いますが、値段が高いインテル第14世代と比較すると、Ryzen 7のコストパフォーマンスは非常に高くなるでしょう。

 

Ryzen 7搭載の動画編集用パソコンを探すときのポイント
Core i7よりも高いコストパフォーマンス
CPU内蔵GPUはインテルのほうが良い
グラフィックボードは高性能なものを

Ryzen 7搭載のおすすめ動画編集向けパソコン3選

ここではBTOパソコンショップが販売するRyzen 7搭載のデスクトップパソコンの中でもコスパに優れたバランスの良い製品を3台厳選して紹介します。

 

マウスコンピューターのRyzen7搭載動画編集用パソコン

NEXTGEAR JG-A7G60

CPU:Ryzen 7 5700X 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB 

164800円(税込)

>>公式ページを見る

レノボのRyzen7搭載動画編集用パソコン

Lenovo Legion Tower 5 Gen 8 カスタマイズモデル

CPU:Ryzen 5 7600 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB GDDR6 
メモリー:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB

175890円(税込)

>>公式ページを見る

ドスパラのRyzen7搭載動画編集用パソコン

GALLERIA XA7R-R46T

CPU:AMD Ryzen 7 5700X 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 Ti 16GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 NVMe SSD Gen4 1TB

194980円(税込)

>>公式ページを見る