パソコンに必要不可欠なパーツが揃っていても、用途によって求められるスペックは大きく違います。
大きな負荷がかかる動画編集を快適に行うには、ハイスペックなマシンが必要です。
もし4K動画を扱う編集作業ならその必要性はさらに強く言えることです。
初心者さんが動画編集用にパソコンを購入するとき
「SSDは使った方がいい?」
「CPUのパワーはどのくらい?」
「グラボは必要あるの?」
といった様々な疑問点が湧き上がってくると思いますが、パソコン選びに失敗しないようこのエントリーでは詳しく解説していきましょう。
>>初心者も安心して使える 動画編集におすすめのパソコン厳選6台をすぐに確認する
2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています
動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。
ゲームPC選びにも役立つと思うのでぜひご覧ください。
動画を快適に編集するうえで、CPUの存在は無視できません。
むしろCPUの性能がしっかりしていれば、8割がたスムーズに作業できると言えるほど重要なパーツです。
動画編集など負荷のかかる作業を行うなら、例えばIntel社ならCore i7以上のパワーがあるCPUがおすすめです。
intelのCPUは年々更新され、2022年で第13世代まで進化しました。
第11世代と第12世代のCore i7を比較すると28%ほどの性能アップになっています。
また、2022年はAMDのRyzenがZen4(7XXX)シリーズに突入し、その性能の高さからクリエイターを中心に人気が高まっています。
CPUコア数は増加の一途を辿り、CPU市場はAMDとインテルによって再び激しいシェア争いと価格競争が繰り広げられています。
しかしユーザーにとっては選択肢が増えているので、うまく選べば低価格で高性能なパソコンを手に入れることができるチャンスと言えます。
メモリは「値が大きい=処理速度が速い」という訳ではありませんので、必要とされる容量があれば十分でしょう。
ただ、「動画編集を行う上で必要最低限なメモリ容量はどのぐらいか?」という明確な答えを出すのは非常に難しいと言えます。
予算に余裕があるなら、先を見越して32~64GBまで搭載するのが個人的には良いと思います。
4Kなどの高解像度の映像だったり、本格的に動画編集を行うなら16GBは最低限必要になるでしょう。
2024年は新規格のDDR5 メモリが標準化することが予想されることから、メモリの差もパソコン性能の差を大きくするのは間違いありません。
HDDとSSD、両者の違いがお判りでしょうか?
2つともパソコンの記憶装置として重要な役割を担います。
読込み処理速度が速いSSDは、確かにHDDよりも性能が高いともいえるのですが容量の割には高額ということがネックです。
HDDでは1万円もあれば3TBもの容量が購入できますが、SSDでは1万円の予算だと500GB程度になります。またSSDは、読み込みには良いのですが、書き込みには弱く寿命が縮む原因になると言われています。
SSDは価格的にまだ手が出せない…そんなユーザーは、HDDと組み合わせて使う方法がおススメです。
読み込み速度に優れているSSD、容量が大きな動画ファイルを保存するHDDと、両者の特長を活かした使い方をしたら動画の編集作業もサクサクいけそうですね。
SSDは現在M.2 SSDという最新の規格がリリースしています。
処理速度が従来のSATA SSDの6倍ほどになっているので、これから本格的な動画編集用パソコンを購入予定ならM.2 SSDがオススメです。
また、CPUには内蔵でGPU機能がついていることから、ビデオカードは必要がないという人もいます。
ですが動画編集を主とするクリエイター向けには必須のパーツであると言えるでしょう。
もしも4K動画なら、4096×2160ピクセルという高精密&高画質な画像を処理しなければなりません。
必然的に扱う動画ファイルも重たくなることから、CPUだけに頼っていては大きな負担をかけることになるでしょう。
ビデオカードにはメーカーにより、冷却機能の高さを高めるためのオリジナルファンを搭載している製品があります。
ビデオカードは動画編集ソフトウエアとの相性もあることから、確認しながら自分に合った製品を探してみることをおススメします。
将来的にスマホで8Kが撮れるようになることを考えると、今後動画編集は4K動画も見据えてディスプレイ選択をする必要があるでしょう。
ディスプレイも4K対応で大型の製品も数多く発売されています。
もちろん4K動画を扱うなら対応したディスプレイが必要ですよね。
快適に編集作業を行うためには、サイズにはある程度の大きさがあったほうが良いでしょう。
パネルにも品質の高いほうから「IPS」「VA」「TN」と、3種類の規格がありますが、それぞれに利点があるので知っておくと、よりよい買い物ができるでしょう。
また、ディスプレイごとに備わっている入力端子も違います。購入してからパソコンと接続出来なかったと泣く前に、ここもしっかりと確認しておきましょう。
BTO(ビルト・トゥ・オーダー)パソコンなら、ベースとなる本体に自分の好みに合わせてスペックを交換できる利点がある購入方法です。
拡張も可能ですので、はじめに自分で交換・増設できないようなパーツは搭載しておき、あとから自作で増設していくのも良いですね。
BTOショップは、その大半がネット通販で、サイト上で自由に見積もりが出せますよ。
これなら初心者でもじっくりと考えながら選ぶことができるでしょう。
はじめは分からなくても、自然と知識も身についていくでしょう。
各ショップの見積もりを出して比較検討すると、パーツの価格相場も見えてきそうですね!
マウスコンピューターは長野県飯山工場で国内生産にこだわったパソコンを販売するBTOパソコンメーカーです。ネット通販で購入できる動画編集対応モデルは全てパーツをカスタマイズすることもできるようになっています。
NEXTGEAR JG-A5G60
CPU: Ryzen 5 4500137500円(税込)
DAIV FX-I7G7S
CPU:インテル Core i7-14700F338800円(税込)
>>販売終了しました
DAIV Z6-I7G60SR-A
CPU:Core i7-13700H279800円(税込)
レノボはオリジナルパソコンだけでなくモニターやタブレットの単品販売も行っています。最新世代のCPUとマザーボード・メモリを選んでお得な値段でカスタマイズできますよ。
Lenovo LOQ 15IRX9 - ルナグレー
CPU:インテル Core i7-13650H159830円(税込)
ドスパラの動画編集用パソコンは製品の更新が早く、グラフィックカードやストレージの新製品が出ればいち早く搭載された新製品が発売されるのが魅力です。ゲーミングパソコンのイメージが強いですがクリエイターからも支持されているパソコンショップですよ。
GALLERIA RM7C-R46T
CPU:Core i7-14700F212980円(税込)
※12月4日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい
GALLERIA XL7C-R45-5
CPU:インテル Core i7-13700H179980円(税込)
※12月4日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい。