23Jan

前回のエントリー「DaVinci Resolveのタイムライン作成で知っておきたいコト」ではタイムラインの作成について解説しました。
作成したタイムラインにメディアファイルを乗せていきます。
メディアファイルをタイムラインに効率よく乗せる方法が8つあります。
この8つの方法を使い分けることで動画編集のスピードをアップすることができるでしょう。
目次
DaVinci Resolveの動画編集スピードを加速するための8つの方法
このビデオではDaVinci Resolveのメディア挿入方法について解説してくれています。
分かりやすく解説してくれているので是非視聴してみましょう。
イン点 アウト点を入れてタイムラインに挿入する編集方法
まず基本的なやり方でメディアファイルにイン点・アウト点を打ってからタイムラインに乗せる方法があります。
PremiereProやFinalCutProでイン・アウト点を打ちながらタイムラインに乗せている方は馴染みのあるやり方です。やり方は全く同じです。
メディアファイルをダブルリックし、メディアファイルの開始点でキーボードの「I」を入力するとin点が挿入されます.
次にメディアファイルの終了点でキーボードの「O」を入力するとout点が挿入されます。
あとはイン点アウト点を打ったメディアファイルをタイムライン上にドラッグ&ドロップします。
メディアファイルをタイムラインに乗せてカットする編集方法
イン点アウト点を打たず、メディアファイルをタイムラインに挿入してからカットしていく編集方法が好きな方もいます。私もその一人です。
メディアをどんどんタイムラインに乗せていきます。
DaVinci Resolveでは効率の良いやり方がありますので詳しく解説しますね。
挿入
メディアファイルをタイムラインにドラッグ&ドロップで挿入することもできますが、タイムラインビューアーへメディアをドラッグすると様々な挿入方法を選ぶことができます。
挿入を選びます。
またはメディアを選択して②のツールバーから上書きを選択することでタイムラインに挿入されます。
選択したメディアファイルはタイムラインゲージの位置に挿入されます。
上書き
メディアをタイムラインビューアへドラッグ。
上書きを選びます。
あるいはメディアプールで上書きしたいメディアを選択した状態でツールバーの「上書き」を選択します。
上書きはゲージを合わせている個所から右のクリップにメディアファイルを上書きします。
置き換え
置き換えは上書きとよく似ているツールなのでどう違うか分からず今のところ使っていません。ごめんなさい。
フィット トゥ フィル
クリップの間に速度を変更してクリップを追加する方法です。
クリップとクリップの間に間隔が空いているとします。
タイムラインゲージを左クリップの端に合わせた状態で…
メディアクリップをフィット トゥ フィルへドラッグ&ドロップします。
すると間隔に合わせてメディアクリップの速度(フレームレート)を変更し挿入します。
今回は間隔よりも短い尺のクリップをフィット トゥ フィルで挿入したのでスローになりました。
反対に間隔よりも長い尺のクリップをフィット トゥ フィルで挿入すると倍速で挿入されます。
この方法はイン点アウト点を打って挿入する方法と併用すると便利な場合があります。
しかし、すべてのクリップの速度を変更できない場合は使うことがない挿入方法でしょう。
最上位トラックに配置
合成やピクチャーインピクチャーをする時に使うメディア挿入方法です。
タイムラインのビデオの上に重ねるようにクリップを配置するときに使います。
やり方はメディアファイルを「最上位トラックに配置」にドラッグ&ドロップします。
もしくはビデオトラックの上にマウスカーソルを合わせて「トラックを追加」を選択します。
するとビデオトラック1の上にビデオトラック2が追加されます。
ビデオトラック2にメディアファイルを追加する方法で実行可能です。
この時にメディアファイルが音声を含んでいる場合、オーディオトラックも追加しないと音声が重なってしまうので注意しましょう。
末尾に追加
そんなに使うことはありませんが、ビデオの最後に黒のカラーマットを追加する場合に使うことがあります。
参考:DaVinci Resolveで黒や白のカラーマットを追加する方法
リップル上書き
タイムライン左に詰めるように挿入する方法です。ほとんど使うことがありません。
DaVinci Resolveの動画編集スピードを加速するための8つの挿入方法 まとめ
こんな感じ!
たくさんのメディアファイルを並べて編集するとき、状況に合わせてDaVinci Resolveには様々な挿入方法があります。
また、タイムラインにたくさんメディアファイルを並べたとき、タイムラインの全体を確認するには拡大・縮小を使います。
参考:DaVinci Resolveのタイムラインを拡大・縮小する効率の良い方法
それでは次は「DaVinci Resolveをキーボードで動画編集する方法①」を解説しますので合わせて読んでください。
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