遂にEdelkrone SliderONE v2を購入しました!
憧れの電動スライダーです
お値段が高くてこれまで手が出ませんでしたが、Edelkroneの公式通販サイトのセールで買えたのはラッキーです。
Edelkrone SliderONE v2を使ってみた率直な感想は「イイ!すごくイイ!」です。
今まで使ってきたスライダーとは別次元のクオリティでプロ仕様の製品であるのが良く分かりました。
ただし用途によっては別の商品を選んだほうが良いと思う点や、ほんの小さなことですが、不満な点も見つかりました。
ここではEdelkroneでスライダーを購入しようと考えている方や、電動スライダーを探している方向けに、Edelkrone SliderONE v2のメリット・デメリットや購入する際の注意点を解説します。
また、Edelkrone SliderONE v2を操作するアプリの操作方法についても解説します。
新しい使い方が分かったら随時追記していきますので参考に読んでみてください!
この動画はEdelkrone SliderONE v2のプロモーションビデオです。
Edelkrone SliderONE v2がどんな商品かご存じない方はぜひ視聴してみてください。
私がEdelkrone SliderONE v2を購入した理由は、
✅そろそろプロ仕様のスライダーが欲しい
✅モーションタイムラプス(スライダーを用いたタイムラプス)撮影に挑戦したい
✅お手頃な値段で電動スライダー手に入れたい
こんな感じです。
スライダーには電動タイプと手動タイプがありますが、これまで他の製品で試した結果、手動のスライダーで私には運用できないと思い知りました。
しかし電動スライダーなら職人的な技術を持っていない私でも高品質なドリー撮影ができると思ったからです。
また、Edelkroneの公式通販サイトがブラックフライデーセールを実施しているのを偶然見つけることが出来たのも、購入に踏み切った大きな理由と言えますね。
だって全商品30%OFFですよ!そりゃ買うでしょ。
電動スライダーはプロの映像制作者・制作会社の中でも一部の方しか使用していないマニアックな撮影機材で、取扱店もヒジョーに少ないのが分かります。
私もEdelkrone以外の製品は実物を見たことがありません。
プロ向けで有名な電動スライダーにはSyrp(シロップ) の製品シリーズがあり、これ以外になるとKONOVAやNEEWER、ifootageのShark Sliderといった中華メーカーの商品となります。
またスライダーレールとモーションを制御する電動装置が別売りになっている場合が多く、システム全部揃えると10万円以上になるものが多いです。
そう考えると、Edelkrone SliderONE v2は10万円以下の製品なので比較的安価な製品と考えられなくもありません。
長く使うならモーション装置とレールが別売りになっている方が良いかもしれませんね。
SliderONE v2 | SliderPLUS v5 Compact + Slide Module | Syrp(シロップ) Genie II リニア + Magic Carpet(ショート) |
移動距離:20cm | 移動距離:40cm(三脚)/20cm(20cm) | 移動距離:60cm |
重さ:1.1kg | 重さ:0.9kg + 1.7kg | 重さ:0.9kg + 1.7kg |
耐荷重:9kg(水平)、2.3kg(垂直) | 耐荷重:22.5kg | 耐荷重:7.4kg(水平)、2.5kg(垂直) |
価格:67,100円 | 価格:52,600円 + 57,800円 | 価格:137,500円 + 44,000円 |
取扱店:公式サイト、システムファイブ | 取扱店:公式サイト、システムファイブ | 取扱店:銀一、システムファイブ |
Amazonで販売されている電動スライダーは中華製が主になっていて、販売している会社も現れては消え.. の繰り返しです。
EdelkroneやSyrpは商品の更新、バージョンアップを何度も行っており、オプション製品を開発し続けているため信頼性が高いと思っています。
Syrpに比べるとEdelkroneの製品はやや安価ですね。(それでも高いと思いますが..)
Edelkrone SliderONE v2は見た目が地味で、スライダーっぽくないデザインです。
平らな面に置いて使用する、または三脚に乗せて使用する電動スライダーです。
購入前は、重いカメラを乗せても安定するのか不安に思いましたが、実際使ってみるとその不安は払しょくされました。
α7SⅢとFE 16-35mm F2.8 GMを搭載して問題なくモーション撮影を実施できます。
また、Edelkrone SliderONE v2は水平はもちろん、垂直にカメラを設置してモーション撮影することも可能です。
ネット情報やYouTubeのユーザーレビューでは本体の重さについて指摘されていますが、他の電動スライダーを比較してみるとEdelkrone SliderONE v2はむしろ軽いほうだと思います。
プロ向けのバッグなどを使用すれば、撮影の持ち出しはそれほど苦にはならないです。
Edelkrone SliderONE v2を実際に使ってみて、私が感じたこの製品の長所と短所を指摘してみます。
まずは短所から言ってみます。
SliderONE v2の操作はEdelkrone の専用アプリをGoogle Playストア、またはApp storeからダウンロード・インストールして使います。
Edelkroneのアプリは日本語対応しておらず、直感的に操作できるようなアプリでもありません。
操作方法は公式サイトで紹介しているYouTubeの動画マニュアルで確認できますが、すべて英語です。
YouTubeの翻訳を使えば、比較的理解しやすい日本語が表示されるのが救いですが..
操作を完全に理解するのはちょっと苦労するかもしれません。
また、SliderONE v2は手動では動かないので、スマホに不具合が生じたら使えなくなります。
私はそれが心配でedelkrone Controllerを購入しました。
スマホやアプリよりも物理的な操縦機があるほうが安心感が違います。
edelkrone Controllerは非常によくできていて、Edelkroneの複数のモジュールを1台で操作できるという利便性があります。
興味のある方は以下の記事でレビューしましたので合わせて読んでみてください。
では次にEdelkrone SliderONE v2のとても魅力的と思うポイントです。
それは本体の質感の高さと拡張性です。
本体は金属性で重厚感があり、丁寧に加工された感があります。
またスライダーによるドリーの動きはとても滑らかで、設定次第でかなり複雑なモーションも実現できます。
Edelkrone電動スライダーの拡張パーツを合わせて使うことで、大掛かりな機材を用いなくても高品質のモーション動画を撮影できます。
適切にプログラム設定すればほぼ自動で動き、技術を全く必要としないので、初心者の方にも問題なく取り扱えます。
拡張パーツを一個づつ順番に買い揃えていく楽しみもありますよ。
ここではSliderONE v2をアプリで操作する方法について解説します。
App StoreやGoogle Playで「Edelkrone」を検索すると「edelkrone」アプリの他にもSliderOneやSliderPLUSのアプリもあります。
edelkroneアプリですべての商品に対応できるようになっています。
ここではedelkroneアプリによるSliderOne V2の操作について解説します。
より詳しい操作方法はEdelkroneのユーザーマニュアルを見れば、YouTube動画とPDF解説書で確認できるようになっているのでご覧ください。
システムファイブさんからアドバイスを頂きました。
Edelkroneのアプリは製品ごとに様々なものがリリースされているのですが、現在は「edelkrone」というアプリにすべて統合されています。
製品ごとのアプリは現在は使えないものとお考えください。
各商品名のアプリではなく、やはりEdelkroneアプリで全ての商品を操作するのが正解のようですね!
この動画はedelkrone Appを機器とペアリングする手順を解説してくれています。
動画は全て英語で解説されているので、YouTubeの翻訳機能を使って日本語を選択し自動翻訳します。
かなり分かりやすい日本語の字幕が動画に表示されるので何とか理解できるはずです。
まずはアプリと本体をペアリングする手順です。
スマホ本体のBlueTooth接続機器一覧を確認し、Edelkrone製品が表示されているか確認します。
アプリを起動すると毎回機器とのペアリングを要求されます。
基本的にはSMART PAIRINGを選びます。
複数のEdelkrone製品を操作する場合はMANUAL PAIRINGを選んで、意図的に特定の機器をペアリングしないこともできます。
画像引用元:Edelkrone APP ユーザーガイドPDF| Edelkrone公式サイト
赤枠1:スライド操作・パン操作(HeadPLUS)などEdelkrone製品の基本操作を手動で行えます。中央のサークルを上下、左右に動かすことで動きます。
緑枠2:エーデルクローンを数値でプログラミング操作する項目です。
青枠3:上のレバーを左右に動かすとスライド・パンニングの速度を調整でき、下のレバーでモーションの最初と最後の動きにトランジション(ゆっくり作動・ゆっくり停止)を加えることができます。
黄枠4:タイムラプスモードやシーケンサーモードなどの切り替えボタンです。
モーションタイムラプスは専用のシャッタートリガーケーブルが必要です。(買い忘れました)
届いたらテスト撮影して詳しく解説しようと思います。
SliderONE v2はこの記事を書いている時点でシステムファイブ、フジヤカメラ(フジヤエービック)、Edelkrone 公式通販サイト、B&Hで購入できるようになっています。
Amazonでも販売されていますが、個人輸入の転売が大半で保証の有無が定かではありません。
英語のやり取りに抵抗がない方は海外の直販サイトがおススメです。
初期不良があった場合に英語での問い合わせに不安がある方はシステムファイブなどの国内販売代理店で購入する方が良いです。
あとSliderONE v2はLP-E6Nバッテリー(Canon一眼レフカメラのバッテリー)で動くので、持っていない方は購入する必要があります。
私は互換バッテリーを購入しました。
今のところ問題なく使用できています。
SliderONE v2に必要なものはバッテリーと無料アプリだけになりますが、タイムラプス用のシャッターケーブルも合わせて買うのが良いです。
SliderONE v2を手に入れたらモーションタイムラプスは撮りたくなると思います。
私はEdelkroneの公式サイトでまとめて色々購入してしまいました。
合わせて買うならFlexTILT Head 2もおススメです。
こんな感じです!
SliderONE v2はEdelkroneの別売りアイテムと合わせることで、かなり複雑なドリー撮影も実現できます。
私もこれから使いこなすためにEdelkroneの発信している動画をチェックして、便利な操作方法を見つけることが出来ればこの記事に追加していきます。
SliderONE v2と合わせて購入した製品もレビューしているので合わせて読んでみてください。