カーボン三脚を買ったよ! マンフロット MT190CXPRO4です😊
SONY α7Ⅲを購入してから本業の動画撮影よりも写真を撮るほうが楽しすぎて、また新しい三脚を購入してしまいましたよ。
マンフロットのカーボン三脚 MT190CXPRO4です。
マンフロットの三脚はビデオ用三脚も持っていて、私のお気に入りのブランドです。
マンフロットの三脚は黒やシルバー、そして赤のラインカラーが入ってとにかくカッコイイ。
ここではマンフロットのカーボン三脚 MT190CXPRO4の使用感や長所・短所、ビデオ用三脚との比較をしながらレビューします。
マンフロットのカーボン三脚が気になっている方はぜひ読んでみてください。
この動画では一眼カメラで動画撮影をするクリエイター向けに、動画用三脚の選び方を解説しています。
これから三脚を買う方はぜひ視聴してみてください。
マンフロットの機材が好きな人は見てはいけないショップがございます。え?知りたい?
え?もう知ってました?(笑)
ですよねー。マンフロット好きはアクセスしたとたん商品をカートに入れてしまうほど中毒性の高いお店です。
マンフロット公式アウトレットストアではマンフロットの商品だけではなくGITZOやNATIONAL GEOGRAPHICなどカメラユーザーが大好きなブランドのアウトレット商品が販売されています。
中には箱が潰れただけで未使用の製品が2~3割引で販売されていることもあります。
これまで私は「別に今すぐ購入するわけではない」という精神状態でこのネットショップを物色した数分後、自分のメールアドレスに購入時の自動返信メールが届くという恐ろしい体験を何度もしています。(苦)
今回もα7Ⅲ用のミニ三脚欲しいなー。そろそろ買おうかなー。と思っていたところにアウトレットストアのメルマガが届いて、サクッと買ってしまいましたよ。カーボン三脚 MT190CXPRO4。
マンフロット アウトレットストアの思うつぼです(;'∀')
ミラーレス機の三脚ならアルミとカーボンのどちらが欲しいと思いますか?
マンフロットカーボン三脚 MT190CXPRO4を購入する前に何度かヨドバシに行ってカーボン三脚はどんなものか触りに行きましたよ。
ビデオ用三脚の多くはアルミ製になっており、ヒイフウ言いながら重い三脚を背負い現場に向かいます。
オサレなカーボン三脚を軽々と持つフォトグラファーさんがそれはそれは羨ましくて。
なのでSONY α7Ⅲ用には是非ともカーボン三脚を使いたいと思っておりました。
でもお店で実物を触ってみると、思ってたほどアルミとカーボンの重量って差がないように感じるのですよね。
マンフロット190シリーズにはカーボン製とアルミ製が用意されています。
重量は500gほどアルミのほうが重くなっております。
MT190CXPRO4(カーボン) | MT190XPRO4(アルミ) |
材質/形状:カーボンファイバー製/4段/脚径 24mm | 材質/形状:アルミニウム製/4段/脚径26mm |
高さ:全伸高160cm 伸高135cm 格納高52.5cm 最低高8cm | 高さ:全伸高160cm/伸高135cm/格納高49cm/最低高8cm |
重量:1.6kg | 重量:2.1kg |
耐荷重量:7kg | 耐荷重量:7kg |
だけど、荷物が多くなるとこの500グラムの差は大きいです。
ミラーレス機の場合カメラ1台分、またはレンズ1本分に相当します。
また、ビデオ用三脚で慣れている方はカーボンの軽さに不安を感じるかもしれません。
三脚は重さで安定するとも言われていますからね。
でもブレがおさまりやすいのはカーボンのほうが上みたいです。
カーボンの弱点は耐荷重量ギリギリ、または超えると極端にブレるという性質があり、カーボン三脚のパフォーマンスを十分に引き出すには載せるカメラの重量を耐荷重量のおよそ半分ぐらいに収めるのが良いそうです。
MT190CXPRO4(カーボン)の耐荷重量は7kgなので、乗せるカメラなどの重量はおよそ3.5kgぐらいです。
三脚に乗せるカメラと自由雲台の重さを調べてみましたよ。
α7ⅢとSEL2470GMが私の定番で、これに純正バッテリー、α7Ⅲに装着したL型ブラケット、ピークデザインのハンドストラップの合計重量は 1825gです。
そしてMT190CXPRO4用に購入したMARSACE (マセス) の雲台 FB-1R は363gとなっています。
三脚MT190CXPRO4に搭載する重量は2188gとなり、MT190CXPRO4の最大耐荷重量7kgの半分以下におさめることができています。
これなら十分余裕があり、カーボン三脚の性能を発揮させることができるはずです。
でもα7Ⅲでこの重さとなると、一眼レフ機の場合3kgはゆうに超えるかもしれません。
マンフロットのアウトレットストアでカーボン三脚 MT190CXPRO4が未使用品でディスカウントされていました。
割引されている理由が化粧箱が折れ曲がっているということで、三脚自体に問題はなさそうです。
三脚の箱って、購入したらすぐに捨てません?
私は返品や売却の可能性がある製品については箱を保存することもありますが、三脚の箱を大事に保管するシュミはないので早速ポチリました。
製品が到着して箱を見ると確かに折れ曲がっています。
こういうの返品する人もいるんでしょうけど。ワタシ全然気にしません。
MT190CXPRO4の同梱品は取説のみ。至ってシンプル。
マンフロットの三脚にはナットロックとレバーロックの選択もあります。
ちなみに私はレバーロックを選びました。
これまで私が使ったことがある三脚はほとんどレバーロックであったため、三脚のセットアップに戸惑いがないかなーと。
ナットロックに慣れている方はたぶんレバーロックを選ばないかもしれません。
ネットで調べているとカーボン三脚の場合ナットロックのほうが壊れやすいという意見もあります。
幸い所有している三脚のレバーロックが壊れた経験がないので、やっぱりレバーロックの方が良いかなと思いましてMT190CXPRO4にしましたよ。
MT190CXPRO4を購入する前はSLIK F740を使っていました。
コンデジ時代からお世話になっているアルミ三脚で、現在後継機にあたるGX6400は人気の製品のようですね。
手に取りやすい価格なので大変ありがたいのですが、ビデオ撮影には全く向いていない三脚です。
MT190CXPRO4はSLIK F740とサイズがほとんど同じです。
まずMT190CXPRO4が便利だなと思ったポイントは水準器がセンターポールを中心に回転するので、どの位置に立っていても水準器を自分の見える位置に回して水平を確認することができることです。
このような機能を持った三脚を使ったことがなかったので「すごい便利だなー」と感心しちゃいました。
また、カーボン三脚 MT190CXPRO4はセンターポールが収納されており、上の写真中央のノブを回して緩めることでセンターポールを引き上げることができます。
センターポールの先端にロックするボタンがあり(写真右)これを押して引き上げます。
センターポールを横に倒してセッティングする機能を持っており、例えばカメラを三脚の真下に向けて撮影するということも可能です。
料理写真やマルチアングルで撮影する動画にも使えそうですね。
センターポールは上の写真の角度(赤いスイッチがイージーリンクの左)にすると収納することができます。
またMT190CXPRO4のそれぞれの脚はクイックパワーロック機構と呼ばれるロックを下にスライドすることで開脚できるようになっています。
これが結構カタいです。
たぶん堅いほうが安全なんでしょうけど、とにかく堅いです。
このように90度近い角度まで開脚することができ、MT190CXPRO4の最低高は8cmまで下げることができるようになっています。
こんな感じで足を広げてローアングルの撮影を三脚で行うことも可能です。
ただ、足を広げるのが面倒な人はミニ三脚で代用できるでしょう。
わたしもSLIK ミニ320でやると思います。
プロミニ320については「SLIKの卓上三脚 プロミニ320を買ったので開封・レビューしてみるよ!」でレビューしているので、興味がある方は合わせて読んでみてください。
MT190CXPRO4には雲台が付属していません。
なので、撮影用途に合わせて雲台を用意する必要があります。
私の場合、マンフロットのビデオ用三脚をすでに持っておりまして、その三脚から雲台を取り外してMT190CXPRO4に取り付けてみることにしましたよ。
三脚は雲台を取り外せるタイプを購入すればいろんな使い方が出来たり、脚と雲台を用途に合わせて交換できるので便利です。
ビデオキット MVH500AH-755XBKは今でも現役で使っている三脚ですが、アルミ製なのでとにかく重いのが難点でした。
でもカーボン三脚 MT190CXPRO4に雲台のMVH500AHを使えば荷物の重さを軽減できます。
こんな感じで無事にカーボン三脚 MT190CXPRO4にビデオ雲台を装着することができましたよ。
また、このカーボン三脚には横側にイージーリンクコネクターと呼ばれるネジ穴があり、アームを利用して外付けモニターを取り付けることができるようになっています。これ便利ですよ。
ちなみに、マンフロットのビデオ雲台 MVH500AHは雲台にあるノブを回してリリースプレートを外すことができるのですが、これが結構面倒でカメラを取り外しにくいです。
蛇足だと思いますが、このような三脚にはクイックリリースプレートを追加で装着することで、ビデオカメラをすぐにとり外すことが出来るようになりますよ。
私はビデオカメラマン定番のベルボン QRA-635LII を愛用しています。これSONY NX5Rあたりならジャストサイズで安定感もあります。
MT190CXPRO4は同じくマンフロットのスリングバッグとも相性が良く、バッグ側面のドリンクホルダーとストラップを使うことでMT190CXPRO4も容易に運ぶことができそうです。
こんな感じです。
カーボン三脚 MT190CXPRO4は軽量でありながらも機能多彩で、趣味の写真撮影だけでなく一眼動画でも活躍しそうです。
個人的にはマルチアングル機能に期待して購入しましたが、実際に手に入れてみると脚もしっかりしているので、マンフロットのビデオ雲台を取り付けてセミナー撮影にも使えそうな勢いです。
また、カーボン三脚 MT190CXPRO4用にマセスというブランドの自由雲台を購入しました。
マセスは自由(ボール)雲台で、一見フォト用の雲台ですが、パンニングクランプと呼ばれる機構で動画撮影にも使えそうです。
マセスの雲台については「MARSACE FB-1Rを買った!パンできる自由雲台レビュー」で詳しく解説しましたので、自由雲台の購入に迷っている方やMT190CXPRO4の購入を検討しているビデオグラファーさんはぜひ合わせて読んでみてください。
そしてマンフロット製品はマンフロットの公式アウトレットストアをチェックしてお得な買い物をしちゃいましょう。