DaVinci Resolveのスチルで効率よくグレーディングする手順

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DaVinci Resolveは効率よくカラーグレーディングを行えるように様々な機能があります。

なかでもスチル機能は一つのクリップのグレーディング作業が終わった後、グレーディング効果を他のクリップにも適用したい場合に便利な機能です。

ここではDaVinci Resolveのスチルについて詳しく解説しましょう。

この動画はBlackmagic Design JapanのDaVinci Resolve動画講座「カラー｜スチル」です。

このエントリーの解説と合わせて視聴すると良くわかるのでぜひ見てみましょう。

DaVinci Resolveのスチルで効率よくグレーディングする手順

DaVinci Resolveで一つのクリップのグレーディング作業が終了したら、その映像からスチルを保存します。

スチルとは映像の１フレームの画像ファイルのことです。

DaVinci Resolveのカラーページのビューアーの上にカーソルを移動し、右クリックします。

そして「スチルを保存」を選択します。

するとギャラリーにスチルが保存されます。

（ギャラリーが非表示の場合、インターフェースツールバーの「ギャラリー」をクリックします。）

スチルのグレーディング情報を他のクリップに適用する

保存したスチルのグレーディング情報を他のクリップに適用するのはとてもカンタンです。

スチルを他のクリップのノードにドラッグ＆ドロップします。

するとスチルのグレーディング効果と全く同じように２つ目のクリップに効果を適用することができました。

単一のノードからグレーディングを適用したいときには？

グレーディングが完了したクリップは複数のノードでカラーグレーディングを行っていたとしましょう。

その複数のノードの中のひとつのノードのカラーグレーディング情報だけを他のクリップに適用したい場合は次のように行います。

まずスチルを右クリックして「ノードグラフを表示」を選択します。

ノードグラフが表示されますので、その中から該当するノードを選択して適用したいクリップにドラッグ＆ドロップします。

これで単一のノードに適用されているグレーディング効果だけを他のクリップに適用することができました。

全てのクリップのスチルを保存したいときの注意点

全てのクリップのカラーグレーディングが完了したら、全クリップのスチルを保存しましょう。

この作業は一個一個保存しなくても、単一のクリップを選択肢て「右クリック」+「全クリップのスチルを保存」を選択することでギャラリーにすべてのスチルを保存することができます。

但しここで注意したい点が一つあります。

「全クリップのスチルを保存」するとき「最初のフレームから」と「真中のフレームから」を選ぶことができます。

これはエディットモードでもしクリップ間にディゾルブなどのトランジションを設定していた場合、スチル保存で「最初のフレームから」を選択していると、ディゾルブが適用した状態のスチルが保存されてしまいます。

そのためトランジションを適用している場合にスチルを全保存する場合は「真中のフレーム」を選択します。
そうすることで最適なスチルを保存することができるでしょう。

DaVinci Resolveのスチルで効率よくグレーディングする手順 まとめ

こんな感じです！

スチルを使ってグレーディングすれば効率的に作業を勧めることができるでしょう。

その時、複数のノードを用意してグレーディングすると後々の修正もやりやすくなります。