6Jun

動画編集ソフトのPremierePro、FinalCutProは編集作業を進める上でキャッシュが自動生成されます。
この自動生成されるキャッシュは貯まると膨大になり、パソコンの容量を食って作業スペースを阻みます。
そうすると動作が遅くなる原因となりますので、定期的に削除するといった管理が必要です。
実はDaVinci Resolveも例外ではなく、作業しているうちにキャッシュを保存しています。
このエントリーではDaVinci Resolveで常に快適に作業をするためのキャッシュの管理について解説しましょう。
目次
DaVinci Resolveのキャッシュはどこに保存される?
この動画の2分40秒以降ではDaVinci Resolveのキャッシュについて詳しく解説してくれています。
手動でキャッシュを生成する手順についても分かりやすく解説してくれているのでぜひ視聴してみましょう。
キャッシュってそもそも何よ?
キャッシュとはそもそも何なのでしょうか?
実は動画を再生するとき、動きがカクカクする場合があります。
これはメディアのファイル容量が大きかったり、PCのスペックが低い場合に起こります。
動画編集ソフトはこのようなスムーズに再生できない事態が起きた時は自動的にキャッシュを取得し、スムーズに再生できるようにしてくれます。
DaVinci Resolveのキャッシュ保存先はどこなの?
キャッシュを保存することで作業効率は高まりますが、蓄積されるキャッシュファイルを放置しているとディスクスペースを占拠してしまいます。
定期的にキャッシュファイルの管理を行う必要があります。
ではDaVinci Resolveのキャッシュ保存先を確認してみましょう。
まずプロジェクト設定を表示します。
プロジェクト設定の「一般オプション」タブを選択します。
一般オプション内に「キャッシュフレーム」という項目があります。
ここではキャッシュファイルをどのように保存するか選ぶことができます。
そして「作業フォルダー」にはキャッシュファイルとギャラリースチルの場所を指定できる項目があります。
キャッシュファイルの保存場所はなるべくCドライブ内ではなく、Dドライブや外付けのハードディスクに保存するようにすると良いでしょう。
キャッシュファイルは定期的に削除しよう
キャッシュファイルは編集・カラーグレーディングが完了したら削除しても構いません。
作業スペースを空けることができるので、定期的に削除するのが望ましいです。
キャッシュの削除方法
DaVinci Resolveのキャッシュ削除方法はカンタンです。
メニューバーの「再生」を選択します。
その中に「レンダーキャッシュの削除」がありますので「すべて」「使用されていないもの」「選択したクリップ」から選びます。
レンダーキャッシュを削除しますか?と表示されるので「はい」を選択します。
これでキャッシュは削除されました。
DaVinci Resolveの便利なキャッシュ設定
DaVinci Resolveにはキャッシュの取得方法を選択することができます。
まずメニューバーの「再生」を選択します。
「レンダーキャッシュ」を選択すると「なし」「スマート」「ユーザー」を選択することができます。
スマート…自動でキャッシュを取得します
ユーザー…キャッシュを手動で取得します
キャッシュを手動で取得する場合はユーザーを選択します。
キャッシュを取得して再生をスムーズにしたいときはクリップを選択し、「右クリック」をします。
「クリップのソースをレンダーキャッシュ」→「On」にします。
するとクリップの上のタイムコードの色が青に変わりました。
この状態になればキャッシュが取得されていることを意味します。
ユーザー設定でキャッシュを取得するメリットはハードディスクの容量が少ない場合にも必要なクリップだけキャッシュを取得してスムーズに作業を進めることができるという点です。
DaVinci Resolveのキャッシュはどこに保存される? まとめ
こんな感じ!
キャッシュ取得はDaVinci Resolveでも便利な機能ですが、定期的に管理が必要です。
作業スペースを確保するには編集が終わったプロジェクトのキャッシュを削除するようにしましょう。
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