6Jun

カラーグレーディングではまずRAWやLogで撮影した映像素材を現像する作業を行います。
この作業のことを「LUTを当てる」と呼んでいます。
参考:DaVinci ResolveにLUTを追加する手順(GH5の例)
DaVinci ResolveでLUTを当てる手順はカラーページでクリップごとにノードを作成し、それぞれにLUTを適用します。
実はこれって結構面倒くさいんですよね。
実はこのLUTを当てる工程を大幅に短縮・効率化する方法があります。
ここで解説する方法でLUTを当てれば、すぐにセカンダリーグレーディングへと作業を進めることができて便利です。
やり方はとっても簡単なのでぜひやってみましょう。
目次
DaVinci ResolveでLUTを全クリップに一瞬で適用する方法
この動画ではLogクリップにLUTを一括で適用する手順を解説しております。
カラーグレーディングの作業を効率よく進めるためにぜひ視聴してみましょう。
それではDaVinci ResolveにLogで撮影したクリップを読み込み、エディットページでタイムラインに並べてみましょう。
次に読み込んだクリップに同じLUTを当てる準備をしましょう。
ここではLogの撮り素材は全て同じカメラで撮影したものを想定しています。
他のカメラで撮影したLogのメディアも混ざっている場合は、一番数が多いメディアに合わせてまずLUTを当てます。
その後、他のカメラで撮ったLogメディアに対して個別にLUTを当て直すと良いでしょう。
一括でLUTを当てる設定
まずプロジェクト設定を開いてみましょう。
「ファイル」→「プロジェクト設定」を開き、「マスタープロジェクト設定」のタブを選択します。
タイムラインフォーマットの「カラーサイエンス」を見てみると、初期設定では「DaVinci YRGB」に設定されています。
これを「DaVinci YRGB Color Managed」に変更します。
撮影したカメラに合わせたLUTを指定する
次にLUTを指定します。
撮影したカメラに合わせてLUTを選択し、すべてのクリップに同じLUTを当てます。
プロジェクト設定の「カラーマネージメント」のタブの「カラーマネージメント設定」内にある入力カラースペースを確認します。
この項目をクリックするとLUTを選択することができますので、撮影したカメラに合わせてLUTを選びます。
タイムラインカラースペースと出力カラースペースはRec709を選択します。
保存します。
すると全てのクリップにLUTが適用されました。
DaVinci ResolveでLUTを全クリップに一瞬で適用する方法 まとめ
こんな感じ!
これでクリップひとつひとつにLUTを当てる手間が省けましたね。
もし使用したカメラのLUTがリストにない場合は「DaVinci ResolveにLUTを追加する手順(GH5の例)」を参考にしてLUTを追加しましょう。
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