8Sep

前回のエントリー「PremiereProCC オーディオのボリューム調整 3つのやり方」ではPremiereProでの効率の良いボリューム調整を解説しました。
Premiere Proではさらにステレオ録音された音を分割して編集することが可能です。
このエントリーではステレオ音声・モノラル音声について、PremiereProを利用したステレオ音声の分割方法について解説いたします。
この動画はDENPO-ZIのPremiere Pro講座「オーディオの分割」です。
ステレオ音声から単一のチャンネルを抽出する方法が分かりやすく解説されているのでぜひ視聴してみてください。
ステレオとモノラルの違い
まずはステレオとモノラルの違いを説明しましょう。
モノラルとはなんですか?
モノラルとは簡単に言えば、全ての音を一緒にスピーカーから出すことを指します。
録音(録画)をする時に周りの音をそのまま録音した時はモノラルとなります。
ステレオとはなんですか?
ステレオとは簡単に言えば、2つの音を別々のスピーカーから出す音の種類です。
録音(録画)をする時にマイクを2つ使う場合ステレオ録音となります。

業務用のカメラはガンマイクと通常のマイクの2チャンネルで録音します。
1つのマイク(超指向性マイク)はメインとなる人物の音声を中心に、もう1つのマイクは周囲の音を中心に録音します。
再生するときは2つのスピーカーからそれぞれの音を出力します。
そうすることでモノラルよりも臨場感や奥行きのある音に感じられます。
そしてPremiereProはステレオ録音した音声を分割して編集することが可能です。
Premiere Proでステレオサウンドを分割する方法
1.プロジェクトモニタでステレオサウンドを収録した素材を選択します。

2.ソースモニタの表示モードを「オーディオ波形」に設定します。

そうすると、LとRの2つの波形が表示されましたね。
ではこの2つのサウンドをそれぞれに分割します。
3.プロジェクトモニタでオーディオを分割したい素材が選ばれている状態でメニューバー「クリップ」から「オーディオオプション」「モノラルクリップに分割」を選択します。

そうしますと、プロジェクトモニタにモノラル素材が2つ加わりましたね。
Premiere Pro ステレオ音声を分割する まとめ
ステレオ録音できないカメラで撮影したクリップは音声分割できません。
2チャンネルで録画した音声を編集する際には必要になる操作です。
前回のエントリー「PremiereProCC オーディオのボリューム調整 3つのやり方」も参考にして、高音質な動画制作を行っていきましょう。
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