3Sep

目次
PremiereProで音量の調整をするときに3つの方法があることを過去のエントリー「PremiereProCC オーディオのボリューム調整 3つのやり方」で解説しました。
動画編集では音声にBGMとナレーションを入れることがあります。
この時にBGMのボリュームが大きすぎると音声が聞き取りにくくなったり、ナレーションの音が大きすぎると耳障りな動画になりますので注意が必要です。
このエントリーでは実際にBGMとナレーションを入れて音量の調整をしてみます。
この動画はYouTubeチャンネルDENPO-ZIでナレーションとBGMを動画に加える時の流れを解説しています。
分かりやすいのでぜひ視聴してみてください。
Premiere Proでナレーションを挿入するときの流れ
BGMをつけたい場合
BGMとする音楽ファイルをAudio1へのせます。
BGMにさらにナレーションを付けたい場合
BGMとする音楽ファイルをAudio1へ、ナレーションを収録した音楽ファイルをAudio2へのせます。
そうすると画像のように3つのトラックにそれぞれ①映像素材(音声有) ②BGM ③ナレーション が並びます。
音楽ファイルを加えたら、必ずプレビューを確認しましょう。
音楽やナレーションが入る位置は正しいか、それぞれの音楽ファイルの音量は適切かなどをチェックし、必要があれば修正します。
ナレーション・BGM挿入ではクリップごとに調整する方法が便利
ナレーションを入れる部分はBGMとビデオの音量を下げてナレーションを際立たせます。
現場収録音のボリュームを下げる
まず①のビデオに収録されている現場音(収録音)の音量調整をします。
ナレーションを入れる部分は撮影素材の現場収録音は必要ないとする場合、①動画クリップを選択してエフェクトパネルの「ボリューム」を選択し、さらに「レベル」をクリックするとレベルメーターが表示されます。
レベルメーターのレバーを左側にひっぱるとボリュームが下がります。音を下げましょう。
BGMの音量を下げる
ナレーションが入る部分はBGMの音量も下げる必要があります。
まずは音量を下げたい箇所に編集点を加えます。
レーザーツールでカットするか「Ctrl+K」で編集点を加えます。
BGMの音量を下げたい部分をクリックして選択し、エフェクトパネルの「ボリューム」→「レベル」→レバーを左側に動かします。
ナレーションの音量が低い場合は同じようにナレーションのクリップを選択してボリュームを調整します。
BGMの音量の境目を滑らかにするには
音声の一部をトリミングしてボリュームを上下した場合、その境目が急なボリュームの変化で耳障りな音に感じます。
その場合は境目にオーディオトランジションのコンスタントパワーを適用します。
エフェクトパネルの「オーディオトランジション」→「コンスタントパワー」を選択して適用したい編集点にドラッグアンドドロップします。
コンスタントパワーのデュレーションは適当な長さに変更することができます。
Premiere Proでナレーションを挿入するときに注意したいコト まとめ
このようにPremiereProCCではタイムライン上の音声ファイルのボリュームを自由に調整することが可能です。
積極的にナレーションやBGMを挿入して高品質な動画を作成しましょう。
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