11Sep

目次
PremiereProCCのオーディオのボリューム調整には3つのやり方があります。
Premiere CCはバージョンアップの度にオーディオの調整機能が強化されます。
しかし、操作方法も変わるので困惑することがあります。
今回のエントリーで解説するオーディオ調整方法は基本的で普遍的なやり方です。
ぜひ読んで活用してください。
PremiereProCCでオーディオを設定・編集する
1.プロジェクトモニターのソースブラウザで読み込んだビデオクリップやオーディオクリップを選択します。
2.シーケンスにビデオクリップはV1トラック、BGMはaudio2トラックへドラッグ&ドロップします。
カット編集が終わったらBGM全体の調整を行います。まずAudioトラックすべてのボリュームを視覚的に確認できるオーディオミキサーパネルを表示しましょう。
オーディオトラックミキサーの見方と操作方法
まずはオーディオトラックミキサーを開きます。
オーディオトラックミキサーが表示されていない場合はメニューバーの「ウィンドウ」→「オーディオトラックミキサー」を選択します。
オーディオトラックミキサーが表示されます。オーディオトラックミキサーの見方を説明します。
①シーケンス内のA1のボリュームがオーディオトラックミキサーのA1に表示されます。
②シーケンス内のA2のボリュームがオーディオトラックミキサーのA2に表示されます。
A3以降も同じようにオーディオトラックミキサーへ反映しています。
③オーディオトラックミキサーの右端のマスターがシーケンス全体のボリューム調整になります。
①ボリュームが高すぎると画像のようにメモリが赤くなります。このようなオーディオトラックはボリュームレベルを下げる必要があります。
ボリュームはオーディオトラックミキサーにあるツマミを上下することで調整できます。
動画を再生・確認し、レベルを調整しましょう。
ボリュームの基準はどこで合わせるの?
ボリュームの調整は先ほどの画像の②の0dbを基準に調整します。
私のやり方ではありますが、トラック全体で一番ボリュームが大きい箇所が+2~+3dbぐらいになるように設定するとちょうど良いボリュームになります。
ボリュームの大きい箇所がオーディオトラックミキサーで赤く表示されないように設定しましょう。
クリップ単位でボリュームを調整する
これまではトラックごとのボリューム調整を解説しました。
次はクリップごとのボリューム調整です。
突出して音量が大きい(小さい)クリップがある場合、クリップ単体の音量を調整します。
①まずタイムライン上のボリュームを調整したいクリップを選択します。
(このときオーディオもまとめて選択されているか確認してください。)
②エフェクトコントロールパネルにオーディオエフェクト→「ボリューム」があります。
△のマークをクリックすると詳細が開きます。その中の「レベル」を確認してください。
この「レベル」に数値を入力します。
-6~+6まで入力可能になっています。
数値を入力するとボリュームが上がり、マイナス数値を入力するとボリュームが下がります。
クリップ内の一部をボリューム調整する
収録(撮影)の時に大きなノイズが入ってしまったり、マイクの距離が突然近くなってクリップの一部がボリュームが大きくなってしまうことがあります。
このような場合は、まずクリップを分割します。
音量の変更をしたいクリップを選択して、先述したクリップ単位での音量調整方法を実施します。
PremiereProCC オーディオのボリューム調整 3つのやり方 まとめ
こんな感じ!
この3つの方法を憶えておけばほぼすべての音量調整ができると思います。
業務用カメラで撮影するときはステレオ収録するので、Premiere Pro ステレオ音声を分割する(片方のチャネルを抽出する)も参考にしてください。
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