18Sep

目次
Premiere ProCCにはマルチカメラ機能が備わっています。
過去にPremiere ProCS6のマルチカメラ編集方法を解説しましたが、CC以降若干変更されています。
同じ被写体をいろいろな角度から撮影した映像を使用して一つの動画を製作する場合はPremiere Proのマルチカメラ機能を使用して編集するととても簡単に制作できます。
このエントリーではPremiereProCCのマルチカメラ編集を効率よくおこなう手順を解説します。
この動画はYouTubeチャンネルDENPO-ZIのPremiereProCCマルチカメラ設定の解説です。
分かりやすく解説されていますので是非視聴しましょう。
Premiere ProCCでマルチカメラ編集を効率よく行う手順
マルチカメラ機能とは、複数のファイルを1つのクリップとしてまとめてしまう編集方法のひとつです。
通常、複数の映像を重ねる時はシーケンスのVideo1~3にクリップを配置していきますが、マルチカメラシーケンスでクリップをまとめてしまえばシーケンスの見た目もスッキリとしますので、編集もやりやすくなります。
マルチカメラシーケンスの作成方法にはいくつかありますが、ここでは最初にマーカーを使用してクリップを整えてからマルチカメラシーケンスにまとめるという手順をご紹介します。
マーカーをつけたクリップで効率よくタイムラインに並べる
①使用する映像や音楽ファイルをVideo1から順にタイムラインに配置していきます。
②映像にバラつきがでないように、各クリップの開始位置や長さを編集しましょう。
この時、被写体の動作の始めや、話し始めなど、基準となるポイントを各クリップでマーカー設定しておくと、揃える位置が分かりやすくなります。
マーカーの付け方
プロジェクトパネルに読み込んだクリップをダブルクリックするとソースパネルにクリップが表示されます。
マーカーを打ちたい箇所に「Mキー」を押すとマーカーが表示されます。
対象のクリップをタイムラインに乗せるとマーカーも表示されています。
クリップのマーカーを合わせます。
タイムライン上にマーカーが表示されていない場合は「タイムライン表示設定」の「クリップマーカーに表示」にチェックを入れます。
マルチカメラ編集の前の設定
まず、タイムラインに並べているマルチカメラで使用したいクリップをすべて選択します。
右クリック→「ネスト」を実行
シーケンス名を分かりやすくマルチカメラと入力します。
プロジェクトパネルにはネスト化されたシーケンス「マルチカメラ」が生成され、タイムラインには「マルチカメラ」シーケンスが表示されています。
「マルチカメラ」シーケンスを選択した状態で右クリック→「マルチカメラ」→「有効」を選択
プログラムモニタの設定をクリック
「マルチカメラ」を選択
するとプログラムモニタがマルチカメラ編集画面に変更されます。
プログラムモニターで再生しながら、利用したいクリップをクリックすれば切り替わります。
バージョンごとに微妙に変更されるPremiereProのマルチカメラ
PremiereProCS6のマルチカメラ編集方法は過去のエントリーで解説済みですが、PremiereProCCで大きく変更され、CS6のように実行できずかなり迷ったのでこのエントリーで紹介しました。
マルチカメラは素人目にも一目で動画が高品質に見える編集方法です。
バージョンが変わっても継続して利用したいですね。
(バージョン変わっても大きく変更しないでほしいのですが(汗))
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