8Sep
目次
Premiere Proとはどんなソフトなのか?
Premiere ProとはAdobeが開発したビデオ編集ソフトのことです。
業務用としても利用される編集ソフトではありますが、ユーチューバーやアマチュアユーザーに広く利用されています。
編集ソフトはAVID、EDIUS、DaVinci Resolveなど様々ありますが、このエントリーではPremiere Proの特長と、なぜか映像会社にはPremiere Proが選ばれていない理由を解説します。
この動画はAdobeCreativeStationの動画です。PremiereProの特長を分かりやすく説明していますので、これからPremiereProを利用するならぜひ視聴せてみてください。
Premiere Proの幅広い編集機能
1つ1つの映像ファイルをトリミング(カット編集)したり、オーディオ編集ができたり、さらに色調変更やモーションカット切替などさまざまなエフェクト(効果)をつけることができます。
これにより、まるでプロのような映像編集が可能になります。
見やすく作業がしやすいモニタ
素材の内容を確認できるソースモニタ
編集している映像をプレビュー確認出来るモニタ
ムービー全体を確認できるタイムライン
音を視覚的に確認できるオーディオメーターパネルなど、画面上で多くの情報が確認できます。
一見すると難しそうに感じてしまうかもしれませんが、ひとつひとつのモニタの内容は実に分かりやすく、実際に使ってみると意外に操作が容易であることに気付きます。
作業効率がアップする操作性
映像のカット編集や、複数の映像に同じエフェクトを付ける場合、マルチカメラの編集など、さまざまな操作においてショートカットキーや簡素操作が備わっています。
参考:PremiereProCCヘルプよりも分かりやすいショートカット表
たとえば複数の映像に同じエフェクトを付ける場合、通常なら素材に対してエフェクト設定をするという操作が必要になります。
しかし、Premiere Pro ではエフェクトをひとつのレイヤーとして設定することができるので、ムービーでエフェクトを設定したい位置に自由に配置することができるのです。
参考:「Premiere Pro CCで動画にエフェクトを加える前に知っておきたい3項目」
Premiere Proが多くの映像会社に選ばれない理由
PremiereProにはデメリットがあります。それはまずライセンス費用が高いことが挙げられます。
他のビデオソフトは一度購入すればその後の費用が発生しません。
しかしPremierePro CCリリース以降、月額制のアプリケーションになりましたので映像製作会社にとって大きな負担になります。
また、編集した映像をDVDやブルーレイに焼く場合はPremiereProだけではディスクに焼くことができません。
(ディスクに書き出すのはAdobe Encoreが必要です。)
このような理由から、映像会社ではPremiereProが選ばれていません。
特に古くから映像一本で経営してきた会社にはその傾向が強いです。
しかし、今では映像はWEBで公開・配信が主流になってきているので、映像制作に取り組むのは映像会社だけではありません。
WEB制作会社やYouTubeチャンネルを運営する個人ユーザーでも本格的な動画制作に取り組むようになっています。
特にWEB制作会社ではAdobeの製品を利用することが当たり前になっていますので、PremiereProが選ばれる理由となっています。
PremiereProはAfterEffectsやPhotoshopと簡単に連携できるという利点があり、もしこれから映像編集に取り組むならPremiereProを修得することをオススメします。
参考:PremiereProでAfter Effectを連携させるダイナミックリンク機能
一つの編集ソフトをある程度使えるようにあれば、ソフトが変わっても修得が早いですよ。
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