
クリエイターの中でも人気が高いカメラマンの仕事があります。
一般的には雑誌の写真を専門に撮影するフォトグラファー、報道番組の映像を専門的に撮影を行うビデオグラファーがありますが、それ以外にも様々な業界でカメラマンは活躍しています。
カメラマンに憧れて転職を考える方もおられますが、実際に仕事として従事する場合気になるのがカメラマンの年収でしょう。
ここではカメラマンの年収相場や福利厚生がどんなものか解説します。

2023年 12月 監修者:ビデオ制作ディレクター / MDM合同会社 代表 水田吉紀
2012年 営業職から映像製作会社に転職し、アルバイト、正社員、フリーランスで映像製作の業務に携わる。
2020年 MDM合同会社を設立。ライブ配信業務を中心にビデオ撮影・動画編集の仕事を請け負っている。

クリエイティブな仕事としてとりあげられることの多いカメラマンですが、よほど有名なカメラマンでない限り、それほど収入面では良くないようなイメージも強いのではないでしょうか。
カメラマンはフリーで活躍している人や、企業の専属として社員で働いている人、またはアシスタントとして働いている人がほとんどでしょう。
自分の経験と活動エリア(大阪)で言えばビデオ・写真のカメラマン共に年収は300~400万円といったところでしょうか。
地域格差もかなり大きく、都心と地方を比較すると100万円ほど違うこともあります。
首都圏近郊でカメラマンの仕事をしている方は年収が高めですが、家賃を考えると自由に使えるお金はそれほど変わらないのではないでしょうか。
カメラマンの年収情報をネットで調べると古い情報も多く、転職サイトによっては年収情報が実際の年収と乖離があることもあり、以下の情報が比較的現実に近い数値を記載してくれている感じです。(2023年時点)
会社にもよりますが、一般的なサラリーマンよりも年収は低めと考えて間違いないです
企業の専属で働いている場合サラリーマンとして扱われますので、企業の規模やネームバリューによって年収が左右されることが多いようです。
大手企業で勤めていると待遇面も良くなり、中小企業だと収入も低くなる傾向にあります。
カメラマンが必要となる企業はそれほど多くないので、正社員でカメラマンを探すのは難しいともいえます。
特に自分でこうした写真を撮影したいなどのこだわりがあると、希望通りの職場を探すのが難しくなります。
正社員で働きたいと思うなら、あまり条件を出さないほうが見つけやすいでしょう。

カメラマンの正社員を募集している職場は、テレビ局や新聞社、出版社やWeb制作、撮影スタジオなどといったように限られてきます。
正社員を募集する機会が少ない会社もありますので、社員として働きたいなら、募集を見たらすぐに応募するようにしましょう。
もしも正社員で募集していなかったとしても、アルバイトのアシスタントを募集している会社は多く見かけます。
アシスタントは体力的にも精神的にも疲労がたまりやすい仕事ですので、すぐに辞めてしまう人も多いようです。
また、収入面もかなり不安定なため、継続するのが難しいとされています。
カメラマンのアシスタントは月給だと10万円から15万円程度とされており、企業勤めでも弟子になった場合でも、この程度の収入の人がほとんどのようです。
仕事内容からするととても薄給に思えますが、アシスタントをしている間は修行や研修期間になるので、教わりながら収入を得ていると考えたほうが良いでしょう。
それでは、フリーランスで働いているカメラマンの年収はどれぐらいなのでしょう。
著名なカメラマンだと自分から営業をかけなくても依頼が舞い込んできますが、一般的なカメラマンの場合、そういう訳にもいきません。
フリーで活動するほうが年収も多いように思われますが、それだけ依頼を受けるには人脈が必要になります。
フリーになるまで社員として働いていた場合、フリーになってから仕事を依頼されることもありますが、最初からフリーランスとして働く場合は仕事を探すのにとても苦労するようです。
どこかの制作会社に所属して仕事をもらうという方が大半ですよ
最近ではインターネットを介して仕事を探すこともできますが、単価がとても低いためアルバイト以下の単価になることも少なくないようです。
フリーでカメラマンをする場合、撮影のカット数や出版する雑誌のページ数などによって収入が決定します。
雑誌の場合、1ページ1万円程度が相場となっており、スタジオ撮影はワンカットにつき5千円程度が相場とされています。

カメラマンの仕事内容によっては、勤務時間も大きく違いが出ます。
雑誌などの専属カメラマンの場合、被写体のスケジュールに合わせたものになりますが、報道カメラマンとなると勤務時間は不規則です。
これはフリーの報道カメラマンであっても、報道機関に勤めている社員カメラマンであっても変わりありません。
何か事件があると、すぐに現地に飛ばなくてはならないため、夜中でも明け方でも時間を問わず、現地に向かうことになります。
突然依頼される仕事も多いので対応力が求められます
報道カメラマンの場合、休日も定期的にとるのが難しいこともあります。
会社勤務だと土日が休みのことが多いですが、急な事件が舞い込んだ場合、すぐに出勤しなくてはなりません。
フリーの報道カメラマンも同様で、昼夜問わず事件が起きた場合はすぐに現地に向かいますので、休みらしい休みはとれないのが実状ではないでしょうか。
ブラック企業に入社したくない方は「こんな会社は要注意!映像制作会社の求人情報でわかるブラック企業の特徴」も合わせて読んでみてください。
私の周りのカメラマンを見ると、年収が少ない人と多い人の差がかなり大きいという印象です。
お金のないカメラマンは古いカメラをずっと使っており、修理にも出せないという方もおられます。
反対にガンガン機材に投資して年収をアップさせ続けているカメラマンもいます。
大手企業や制作会社に専属しているカメラマンは会社の機材を借りて使っている方が多いですが、腕の良いカメラマンはやはり自分のカメラを持っています。
カメラマンで成功している人は自分の成長と機材に投資し続け、貪欲に制作実績を積み重ねている人と言えるでしょう。
自己投資している人がやっぱり年収高いですね
また、業務経験がなくてカメラマンに転職するなら、転職エージェントや転職サイトを活用して制作会社に入るのがオススメです。
正社員にこだわらず、まずはアルバイトや派遣社員から始めてみるのも良いでしょう。
カメラマンの求人となるとかなり限られてきますが、検索方法や視点をちょっとずらすと仕事が見つかりやすいです。
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