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OBS初心者向け 初期設定から配信・録画まで詳しく解説します

※2021年10月に更新しました。

ゲームの実況や音楽ライブの配信に便利として今注目されているのがOBS Studio、略してOBSと親しまれているソフトウェアです。

その人気の秘密は無料かつ多機能、インストールに一切お金がかからない割には様々な編集機能があり、見ごたえある配信動画を制作できるからです。

一方そのポテンシャルゆえに、初めて使う時は少し手こずるという声も聞かれます。
一度手順を覚えれてしまえば、誰でも簡単に操作、配信できるので、使い方を覚えておいて損はありません。

ここではOBSをこれから初めて使う初心者さん向けに、OBSの基本的な使い方について以下の順で解説いたします。

ここで解説すること

✅OBSのインストール手順
✅OBSの初期設定
✅配信設定
✅ビットレートの設定
✅録画の設定

オススメ記事:OBSのライブ配信でおすすめのパソコンスペックを解説

OBSインストールの手順

まず、パソコンにソフトをインストールするところから始めます。
OBSはイギリスで生まれたソフトウェアのため公式サイトは英語での表示ですが、難しい単語はないので簡単にダウンロードできます。

日本語対応のソフトなので英語が苦手な方も安心して使えます。

関連情報:Open Broadcaster Software

OBS公式サイト

公式サイトにアクセスし、使用しているOSを選択します。
次に「Download Installer」を選びます。
Windows 10 32bit版の方は「Download Installer 32-bit」を選びます。

OBSのセットアップ画面 Nextをクリック

ダウンロードが完了し、実行ファイルをダブルクリックするとウィザードが出て、Nextをクリックします。

OBSのセットアップ完了画面

規約ページに遷移し、さらにNextを続けます。
インストールする場所を指定し(通常はCドライブで問題ありません)Installをクリックします。
インストールが完了するのでFinishをクリックして完了です。

OBSの初期設定

インストールが完了したら、次に初期設定をしましょう。

OBSの画面 画像拡大

まず画面下段の左から2番目にあるソースの+マークをクリックします

OBSのソースで追加できる項目

各項目より、ライブ配信で出力したい項目を選択します。
主に使うキャプチャには次の4つがあります。

★画像キャプチャ
パソコンに保存された静止画像を見せる時に使います

★映像キャプチャデバイス
外部接続のカメラやテレビゲームの映像を配信する場合に使われます

★ゲームキャプチャ
パソコンゲームの映像を映し出すために使用します

★ウィンドウキャプチャ
パソコン上に今出ている画面を見せる時に使えます

OBS ソースの新規作成

まずOBSに映像を入力してみましょう。
映像キャプチャデバイスを選択して新規作成を選びます。適切な名前を付けてOKに進みます。

映像キャプチャデバイスのプロパティ

すると映像キャプチャデバイスのプロパティの画面が現れます。

デバイスの項目を選択すると、ノートパソコンの場合この項目にwebカメラの名称があるはずです。
またパソコンにUSB(主にUSB Type-C)で接続しているカメラやライブ配信用機器があればここで表示されているので、該当の機材を選択します。

ここではBlackmagic Designのライブ配信用スイッチャー ATEM Miniを使用しているため、Blackmagic Designを選びます。

OBSに初めて映像を入力した状態。画面が縮小されている

そうするとOBSのモニターに映像が表示されます。
この時画面の角に表示されているので、赤枠をマウスで選択し、ドラッグ操作で画面を拡大すれば完了です。

映像キャプチャデバイスの設定の際に、デバイスの選択項目で表示したいカメラや機器の名前がない場合は、機器が認識されていない可能性があります。

カメラの中にはメニュー画面で設定が必要な製品もあるので、各メーカーの設定方法を確認してみてください。

例:Imaging Edge Webcamの使い方|SONY α公式

次に音や声を出す設定を行います。

OBSの画面 画像拡大

右端のコントロールパネルの「設定」をクリックすると設定画面が表示されるので、左のメニュー項目から「音声」を選択します。

この段階では、パソコンから出ている音のみが流れます。
自分の声を入れるためには外部マイクの接続設定が別途必要です。

設定⇒音声⇒グローバル音声デバイス マイク音声を選択

グローバル音声デバイスという項目の中に「マイク音声」があるので選択します。
オーディオインターフェースやマイクを接続している場合は、マイク音声を選ぶと接続している機器の名前が表示されているのでそれを選びましょう。

この時、パソコンの音を配信したくない場合は「デスクトップ音声」を「無効」にすると良いです。

設定⇒配信⇒サービスを選択

次に配信の準備です。同じ設定パネルの上から2番目の配信を選択します。
サービス名の中から、配信したいサイトを選びます。

初期設定では5つの配信サイト名の他、最下段にすべてを表示とあります。
この中にない場合は、すべてを表示を選んでそこから選びます。

配信の設定

いよいよ配信サイトを通じて配信します。
その前に、前提として以下の準備をしておきましょう。

★ゲーム機などを繋ぐキャプチャーボード
★キャプチャボードのドライバーとソフトのインストール
★自分の声を出力するマイクなどの外部機器
★配信サイトへのアカウント登録
★音質にこだわりたい場合はオーディオインターフェイス

配信設定の基本的な流れは、以下の手順です。

1.設定、配信の順に選択する

2.サービス名を選ぶ

3.ストリームキーを入手しコピーペーストする

4.配信サイトによっては必要に応じてサーバーURLも取得しコピーペーストする

なおOBSでは配信サイトごとに設定が部分的に異なるため少し注意しましょう。
特にストリームキーの入手は、各配信サイトで独自の方法があります。

主に使われている配信サイト別にストリームキーの入手と設定手順を説明しましょう。

追記

2021年9月末にOBSのアップデートが実施され、ver27.1~が利用できるようになりました。

OBS Studioのバージョンアップ 27.1~

このバージョンアップで配信サイトとの連携が非常に簡単になり、ストリームキーのコピペ作業を省略できるようになっています。

OBS Studioのバージョンアップ 27.1~

OBS起動後、設定から「配信タブ」を選択し、利用する配信サイトを「サービス」から選択します。

OBSのバージョンアップで「アカウント接続(推奨)」が用意されましたので、このボタンをクリックします。

YouTube(google)のログイン画面が表示されるので、ログインするだけで配信設定が完了するようになっています。

以降の解説は旧バージョンの配信サイト連携手順になります。
アカウント情報(ID・パスワード)が手元になくてログインできない状況の方のために解説を残しておきます。

各配信サイトごとに設定しておきたいカスタム設定もあるので、業務利用の方は念のため目を通しておくのをオススメいたします。

Twitch

アカウント接続(推奨)をクリックする

TwitchはOBSで配信する際に最もシンプルにできる配信サイトです。
設定手順は以下の通り、基本の配信設定として覚えていると他でもやりやすいです。

1.設定をクリックし、配信を選択

2.サービスにてTwitchを選択する

3.アカウント接続(推奨)をクリックし、Twitchにログインする

Twitchのログイン画面

Twitchのアカウントを持っていない場合は「登録」タブを選択してアカウントを作成します。

OBSで初めてTwitchにログインするときにアクセス許可の確認がある

OBSからTwitchに初めてログインする場合は上のような画面が表示されるので「許可」します。

サーバーが自動(推奨)と表示される

4.ストリームキーが自動で作成される

5.サーバーが自動(推奨)になっているかをチェックする

これで配信準備は完了です。

YouTube

YouTubeで配信するには、事前にYouTubeのライブ配信を有効化する必要があります。

配信が有効になるまでには最大で24時間かかるので、前倒しで準備しましょう。

ストリームキーの入手方法と合わせて、YouTube上で行う初期設定の手順を説明します。

ログインしたYouTubeの画面右上

1.画面右上のカメラのマークをクリックし、ライブ配信を開始を選択する

OBSの画面 画像拡大

2.左側よりエンコーダ配信をクリックする

3.ライブ配信の設定タブより、ストリームキーを選択の欄がDefault stream key (可変)であることを確認する

4.上から2段目のストリームキーの欄に表示されるので、右にあるコピーをクリックする

ストリームキーをコピペする

その後、OBSの配信設定に戻ってYouTubeを選択し、ストリームキーの欄に貼り付けます。

ニコ生

ニコ生で配信するには、プレミアム会員と一般会員で異なります。
一般会員では制限が多くなるため、多くの配信者がプレミアム会員で登録しています。
OBSでの配信設定は、以下の手順です。

OBSには「ニコニコ生放送」の設定が可能です

1.設定、配信の順にクリックし、すべてを表示を選択する

2.アルファベットnの段より、ニコニコ生放送 プレミアム会員または一般会員のどちらかを選択

ニコ生のログイン画面

ストリームキーを張り付け

ストリームキーを要求されるので、ニコニコ生放送にログインして「生放送する」を選択します

3.ストリームキーを貼付ける

ニコ生の管理画面から番組を作成すると、URLとストリームキーが入手できます。
ストリームキーをコピーしてOBSの項目にペーストすれば設定完了です。

ツイキャス

音楽ライブ配信でよく使うツイキャスでは、以下の手順で設定します。

OBSのツイキャス設定はカスタムを選択

1.設定、配信の順にクリックし、サービス名で「カスタム」を選択

2.ツイキャスで設定されたRTMP URLをサーバーにコピーペースト
同じくツイキャスで設定されたストリームキーもコピーペースト

ツイキャスのストリームキーとRTMP URL

ツイキャスにログインしていれば、以下のリンクで確認できます。

RTMP URLを取得する|ツイキャスヘルプ

ビットレートと解像度の設定

ビットレートとは1秒間に送受信可能なデータ量のことで、kbps(キロビットパーセカンド)という単位で表します。
解像度とは画像の密度のことを指します。

これらの数字はいずれも大きいほど高画質の配信が期待できますが、むやみに高めるのはおすすめできません。

その理由は、配信サイトでの上限や通信速度によって大きく異なるからです。

少し面倒でも、以下の2つを確認してから初期設定する方が無難でしょう。

★配信サイトで推奨されるビットレートと解像度
★インターネットの送信(上り)速度

配信サイトそれぞれの上限値を確認する

主な配信サイトごとのビットレートと解像度について、推奨と上限レベルは以下の通りです。

ビットレート

ビットレートは各配信サイトで幅があります。

Twitch 3000から6000kbps
YouTube 3000から9000kbps
ニコ生プレミアム 6000kbps
ツイキャス 800から6000kbps

標準画質で800kbps、超高画質で6000kbpsまでに引き上げられます。

解像度

解像度もまた配信サイトごとでそれぞれです。
以下はOBSによる配信で、各配信サイト推奨の解像度となっています。

Twitch 1280×720または1920×1080
YouTube 1280×720または1920×1080 参考:ライブエンコーダーの設定
ニコ生プレミアム 1280×720
ツイキャス 854×480 参考:OBS Studioのおすすめ設定

※2021年5月調べ

高画質であれば1920×1080も可能です。
総合的に考えると、1280×720がおすすめです。

twitchは1920×1080で出力する場合、ビットレートの上限がボトルネックになってノイズが発生しやすくなるため、1280×720で配信するのがおすすめです。

ネット環境の上り速度を確認する

解像度とビットレートはインターネット回線の上り速度を確認して設定します。

パソコンが実際に送受信するときの早さを確認する手順は、以下のように行います。

Windowsタスクマネージャー

1.スタートを右クリックし、タスクマネジャーを開く

2.左下の詳細をクリックする

3.左から2番目のタブ「パフォーマンス」を選択する

タスクマネージャーのイーサネットで送信速度を確認

4.イーサネットまたはWi-Fiを見る

ここで確認した数字のうち、送信の方が基準数字となります。
受信の方ではない点に注意が必要です。

解像度・ビットレート初期設定の手順

ビットレートの設定は配信サイトの推奨とパソコンスペックで比較した2つの数字のうち、低い方に合わせて設定しましょう。

OBSで「設定」⇒「出力」を選択

1.OBSで「設定」⇒「出力」の順にクリックする

2.出力モード欄を「詳細」にする

3.配信のところで適切な数値に設定する

音声トラックは1
エンコーダはx264
レートはCBRで問題ありません。
ビットレートは以下の推奨設定を確認してください。

Twitch 1280×720 推奨速度 6Mbps~ ビットレート 6,000kbps
YouTube 1280×720 推奨速度 2.5Mbps~ ビットレート 2,250~6,000kbps
1920×1080 推奨速度 5Mbps~  ビットレート 3,000~6,000kbps
参考:システム要件|YouTubeヘルプ
ニコ生プレミアム 1280×720 推奨速度 6Mbps~ 映像ビットレート5,808kbps
参考:配信品質を設定する|ニコニコヘルプ
ツイキャス 854×480 ビットレート 800kbps
参考:OBS Studioのおすすめ設定

キーフレーム間隔は「2」に設定します。
キーフレーム間隔を設定していないと配信でエラーが生じる可能性があるので要注意です。
CPU使用のプリセットは「veryfast」で問題ありません。

OBSの解像度設定。初期値は1280×720

4.映像をクリックする
基本(キャンパス)解像度と出力解像度を設定します。
基本解像度はOBSに表示される画質で、出力(スケーリング)解像度はライブ配信で視聴者が確認できる解像度です。
出力解像度をネットの速度で判断した推奨値に設定し、基本解像度もそれに合わせるのが良いです。
縮小フィルタはバイキュービックで問題ありません。
プロファイル・チューンは(なし)に設定します。

OBS 録画設定の手順

OBSはライブ配信中に録画もできます。

配信と録画を同時にこなすにはパソコンの性能もそれなりに高いものでないと、肝心の配信が失敗する恐れもあるので注意してください。

ここではOBSの標準的な録画方法を解説します。

出力モード「詳細」⇒録画タブ

まず設定画面の「出力」の画面を開き、出力モードを「詳細」にするとタブが出現するので、その中の「録画」を選択します。
種別が「標準」(初期設定)になっているのを確認します。

録画ファイルのパスは初期設定でCドライブのVideoフォルダになっています。
空き容量が十分あることを確認したうえでCドライブ内に保存するよう設定します。

録画フォーマットはflv・mp4・movとあるので、あとで再生できるお馴染みのフォーマットを設定すれば良いです。

エンコーダは4種類あります。

・ストリームエンコーダ
・QuickSync H.264
・NVIDIA NVENC H.264(new)
・x264

パソコンの仕様によっては4種類ない場合があります。
QuickSync H.264はインテルのQuickSync対応CPUのみ設定できます。
またNVIDIA NVENC H.264(new)はNVIDIAの一部のグラフィックカードを搭載しているパソコンのみ設定できます。

この中でもおすすめはNVIDIA NVENC H.264で、パソコンへの負荷を最小限にして配信中の録画を実行できます。

x264はパソコンへの負荷が大きいため、配信設定でエンコーダをx264にした場合、録画設定も同じx264にすると録画が失敗する可能性あるので要注意です。

「出力をリスケールする」のチェックを外す

次に出力をリスケールするのチェックは外します。
レートはCQPを選びます。
CQレベルは初期値の20で問題ありません。
画質を上げたい場合は数値を小さくします。

キーフレーム間隔は0です。配信は2にしますが録画は0にしています。
プリセットは「Quality」プロファイルは「high」です。初期値で問題ありません。

「Look-ahead」はチェックなし。「心理視覚チューニング」はチェックあり、GPUは0、最大Bフレームは2です。
これらも初期設定のままで問題ありません。
この状態でOKにします。

配信開始・録画開始をクリックすると開始する

あとはライブ配信時に「配信開始」と「録画開始」を順番にクリックします。

OBSの「設定」⇒「出力」⇒「配信時に自動的に録画」が選べる

または設定画面の「一般」の出力項目内にある「配信時に自動的に録画」にチェックを入れておいて、配信を開始すると録画も同時に始まります。

OBS初心者向け 初期設定・配信・録画の手順 まとめ

OBSの基本的な使い方は、まず公式サイトからソフトをダウンロードするところから始めます。

事前準備としてキャプチャボード、マイクなどの外部機器を用意し、配信サイトにアカウント登録をしておくとスムーズです。

基本の手順は、配信したいものに合わせたキャプチャを選んでソースを追加すると簡単です。

しかしOBSの難しいところは、配信サイトによって初期設定を変えることです。
そのままではうまく配信できないこともあるので、配信サイト別に適したビットレートや解像度を調べ、手持ちのパソコンの速度と比較しながら初期設定しましょう。

OBSでライブ配信をする場合はリハーサルと事前チェックを必ず行いましょう。

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