※2022年5月に更新しました。
SCORMとはSharable Content Object Reference Modelの略で、Webをベースにした学習コンテンツを動作させるための国際標準規格であり、1997年にアメリカの標準化団体ADL(Advanced Distributed Learning Intiative)が策定し、その後何度か改訂されているものです。
もともとADLは学習理論とITを使い世界各地にいるアメリカの軍隊に教育と訓練を標準化させる為に作られた団体です。
日本では、経済産業省、先進学習基盤協議会などを中心に普及活動が行われております。
SCORMは、アメリカのIT関係の企業や技術者の多くが参加し、メーカーが違っても使い方を共通にするべく申し合わせたのがこのSCORMという規格です。
このエントリーではSCORMって何? という人にでも分かりやすくLMSとSCORMについて解説してみましょう。
SCORM対応教材を作成する前に見ておきたいLMSとSCORMの関係図
具体例をあげてみましょう。ゲーム機器です。
新しいゲーム機を買うと、以前のゲーム機のコントローラーとの相違に戸惑うことがありますよね。
また学びなおし、慣れるまで余計なストレスがかかってしまいます。
しかしコントローラーに規格が定まっていたらどうでしょうか?
以前のゲーム機と変わらないコントローラーであれば操作に戸惑うことはないはずです。

以前のゲーム機と共通の操作ができ、説明書を読まなくても、直感的に作業をすすめることができるはずです。
SCORMはここでいう規格を意味します。
Eラーニングシステムは世界中のITメーカーによって作成されているシステムです。
よって種類も無数にあるのが現状です。教育機関や教育事業者はその中のひとつを使用することになります。
そして学習者のための教材を作成して、Eラーニングシステム内で使用しようとするでしょう。
その時に教材をアプリケーションプログラムとして作りこんでしまうと、この教材は別のシステムへの移植が非常に困難になってしまいます。
このような問題を解決するのがSCORMです。
SCORMを使うことで様々なEラーニングシステムに自分たちが作成した教材が利用できるように変換することができるのです。
つまりSCORMは講師が制作した様々な教材ファイルをあらゆるEラーニングシステムに利用できるようにするための道具(規格)といえるでしょう。
SCORM対応の教材を作成できるソフトウェア まとめ
実は教材ファイルをSCORM規格に簡単に変換できるツールもあります。
PDF、Word、Excelなど、これまでofficeで制作してきたデータファイルがすでにたくさんある場合それらを簡単な操作でSCORM教材に変換できるのです。
また、学習教材は文字だけではなく、図や映像など多彩な表現が必要になりますがSCORMフォーマットで教材作成できるソフトウェアもあります。
教材作成のソフトはツールが充実している為、従来から使ってきたコンテンツを活用しながら、より表現力豊かな教材を簡単に作れるようになっています。
教材を作成するには、まずどんな教材にしたいのかを考えることから始まるでしょう。
文字だけでは興味がわきません。音声、映像などを活用しわかりやすく興味を持たせることが大事になっています。
またクイズ形式でチェックする方法も効果的です。
ゲームの要素を持たせることで、教材に対して興味がわき自然と学習が進むことになるでしょう。
教材作成ソフトがあれば教材作成時はデータさえ集めれば、すぐに教材コンテンツの作成も可能になります。
まずはフリーソフトを使用してみるのも良いかもしれませんね。
教材作成ソフトがあれば演習問題、正誤判定、採点、学習時間など一般的なソフトウェアを操作した経験があれば実現可能です。
以下にSCORM関連・教材作成ソフトを挙げてみましょう。
Adobe Captivate

プログラミングなしでモバイル用Eラーニングコンテンツも作成可能です。
PowerPointからから音声ナレーション付きの動画教材やクイズも作成できるのが魅力となっています。
主要なLMSに対応しています。
iSpring Suite

年間ライセンスで利用できるサービスで、PowerPointプレゼンテーションからEラーニングコンテンツを作れます。
クイズテンプレートも多数用意されており、ビデオコースの作成はもちろんコールセンターの研修にも便利な対話式ロールプレイングのEラーニングコンテンツも作成できます。
SATT smart QUTE 2(スマートキュート2)

動画形式・クイズ形式・テキスト形式・アンケート形式で教材を作成できます。