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PremierePro CC はじめてのシーケンスの設定

この記事にはプロモーションが含まれています

※2018年3月に更新しました。

PremierePro CCで動画を編集するときの基本設定で「シーケンスの設定」があります。

同じ解像度の動画ファイルを単純につなげていくような動画編集をする場合、シーケンス設定は難しく考える必要はありません。

一方、WEBで配信するための動画を制作するときは様々な大きさに設定することがあります。
例えばスマートフォンに最適な縦長の動画やインスタ向けの正方形の動画を制作するときはシーケンス設定を変更することで作成することができます。

この記事では一般的なシーケンス設定はもちろん、自由に動画のサイズを変更するシーケンス設定について解説します。

PremierePro CC はじめてのシーケンスの設定

この動画はYouTubeの【0から1のPremiere pro使い方講座】04シーケンス設定です。シーケンス設定について分かりやすく解説されていますのでぜひ見てみましょう。

まずPremiereProCCを使用するとき、まずは新規プロジェクトを作成します。

シーケンスの設定はこの新規プロジェクトを作成する時点で行うことができますが、プロジェクトを開始した後でもシーケンス設定の変更を行えます。

シーケンス設定の意味が分からない方はどんな設定をしても問題ありません。(理由は後で解説します。)

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プロジェクトを開いた状態です。

PremiereProCCは複数のモニターで構成されています。

参考:Premiere Pro の画面構成、モニターが全く分からない人が読むべき4項目

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タイムラインモニターには「メディアをここにドロップしてシーケンスを作成します」と表示されています。

なので撮影した素材を早速タイムラインにドラッグ&ドロップしてみましょう。

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素材の読み込みはプロジェクトモニターで行います。

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プロジェクトモニターの上にカーソルを合わせて右クリックをすると「読み込み」があります。

クリックしてSDカードやハードディスクから必要な素材を選択します。

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まずは一般的なフルHDで撮影した素材を読み込みます。

ソニーPXW-FS5で撮影しています。解像度は1920×1080。フレームレートは60P(59.94P)で撮影しました。

①この素材をタイムラインにドラッグ&ドロップします。

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②すると自動的にシーケンスが作成されました。

PremiereProCCはタイムラインに素材をドラッグ&ドロップすることでクリップのサイズ(解像度)に最適なシーケンスを自動で作成してくれます。

そのため同じように撮影した素材を並べて編集する場合はシーケンスの設定について難しく考える必要はありません。

問題は異なるサイズ(解像度)の動画を混ぜて編集する場合や、撮影した動画と異なる縦横比の動画を制作するようなときはシーケンスの設定が必要になります。

4KとHDを混ぜて編集するとシーケンスの設定はどうなる?

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同じプロジェクト内に4Kで撮影した素材を読み込んでみます。

PXW-FS5で撮影した4K(UltraHD)です。解像度は3840×2160になります。こちらのフレームレートは29.97Pで撮影しています。

読み込んだ素材をシーケンスにドラッグ&ドロップします。

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シーケンスは一番最初に読み込んだ素材であるフルHDに最適な設定になっていますので、同じシーケンスに4Kの素材をのせようとすると警告が表示されます。

この状態で「現在の設定を維持」を選択するとシーケンスはフルHDに最適な状態のまま4K映像をのせることになります。

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4K映像はプログラムモニター上でトリミングされて表示されています。

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実際の映像は上のような感じで撮影しています。

最初に4Kに最適化されたシーケンスにフルHDの素材をのせると…

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4KサイズのシーケンスにHDサイズの映像が乗りますので、映像の周囲に黒バックができてしまいます。

普通は撮影前にどの解像度で編集するか決めてから撮影するはずなので、実際にこのようなことで困ることはまずないと思います。

しかし間違って撮影した場合はこのような状況に陥りますので、そんなときは4KをHDに変換する必要があるでしょう。

シーケンスを自由に設定する手順と注意点

例えばスマートフォンで快適に見ることができる縦長サイズの動画を作成したい場合、スマートフォンのカメラ機能で撮影した素材を使うならシーケンスは自動で最適な設定になるはずです。

しかし、ビデオカメラや一眼カメラで撮影した16:9の映像から縦長の動画を作成するときはシーケンスの設定をカスタム設定にする必要があります。

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メニューの「シーケンス」→「シーケンス設定」を選択します。

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シーケンス設定のウィンドウが開きます。

まず①の編集モードを「カスタム」に変更します。

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次に②のタイムベースは基本的には撮影した動画のフレームレートと同じものを使用します。

WEBで使用する動画の場合、タイムベースは59.94か29.97 フレーム/秒に設定します。
今回は59.94を選択します。

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編集モードをカスタムにしている場合に限り、フレームサイズを変更することができます。

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例えばスマートフォンの画面のような縦長の動画にする場合は720×1280に設定します。

③のピクセル縦横比は正方形ピクセル(1.0)に設定します。

④の表示形式はタイムベースと数値を合わせるように59.94fps ドロップフレームタイムコードを選択します。

これで設定は完了です。OKをクリックするとシーケンス設定が反映します。

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プログラムモニターが縦長になり、上下に黒バックが見えてしまっています。

動画素材のサイズを調整して黒バックを映像で埋めてみましょう。

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①クリップを選択し、②エフェクトパネルの「モーション」から「スケール」を120%にすると③の上下の黒バックがなくなりました。

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位置の数値を変更することで縦長動画で表示させる部分を変更させることもできます。

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このようにシーケンス設定を変更することで撮影した縦横比とは異なる動画を自由に作成することが可能です。

フレームサイズ変更の注意点

フレームサイズを変更するとすべてのクリップをフレームサイズに合わせてモーションエフェクトでサイズと表示位置を調整する必要があります。

フレームサイズはクリップ(撮影素材)のサイズ(解像度)よりも小さくしましょう。

それでは次はクリップを並べて実際に動画の編集作業をしていくための手順と注意点を解説していきます。

Premiere Pro カット編集からムービー出力への大まかな手順も合わせて読んでみてください。

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ブログ管理人:おーとふぉーかす
映像制作のお仕事やってます。

プロフィール:フリーランスの動画クリエイター、YouTuber・ブロガーとして活動しています。

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