9Sep

目次
PremiereProにはクリップ色合いや明るさを自由自在に変えることができます。
色補正の方法はこのエントリーで解説したやり方以外にもありますが、ここで紹介いたします色の補正を修得すれば、PremiereProで行う色補正は網羅できます。
Premiere Pro 色補正の準備 モニタを最適化する
この動画はDENPO-ZIのPremiere Pro講座 色補正の解説です。撮影時、正しいホワイトバランスの設定ができていなかった場合の色補正の手順を解説しています。
分かりやすく解説されているので是非視聴してみてください。
メニューバーの「ウィンドウ」から「ワークスペース」「カラー補正」を選択します。
そうすると、モニタ全体の表示が変わりましたね。
これらのモニタを使用して色合い調整・輝度調整を行っていきます。
では実際に調整していきます。
Premiere ProCC RGBカーブで色味を調整する
まずは色補正から解説します。
①画面右下にあるモニタ「リファレンスモニタ」の表示モードを「ベクトルスコープ」に設定します。
②エフェクトコントロールモニタのビデオエフェクトから「RGBカーブ」を設定していきます。
「ビデオエフェクト」→「カラー補正」→「RGBカーブ」を選択してください。
色補正をしたいクリップに「RGBカーブ」をドラッグ&ドロップします。
③「分割表示」にチェックを入れて4色のラインを調整すると、プログラムモニタやリファレンスモニタも変化しますので、確認しながら調整してみましょう。
Premiere ProCC 明るさ(輝度)を調整する
つぎは輝度の調整です。
①画面右下にあるモニタ「リファレンスモニタ」の表示モードを「YC波形」に設定します。
これで表示された波形は、上部モニタの画像の明暗を反映したものです。
100に近い部分ほど明るく、0に近い部分は暗いことを示しています。
②エフェクトコントロールモニタのビデオエフェクトから「ルミナンスカーブ」を選択し、色が飛びすぎないように注意しながら明るさを調整していきます。
100を超えた状態までルミナンスカーブを上げると、クリップの輝度は上がり過ぎて白とびしてしまいます。
ルミナンスカーブはクリップ全体の輝度調整をするエフェクトであり、部分的に輝度を調整することはできません。
さらに付け加えると、編集ソフトで輝度を変更するとノイズが入り、画質が粗くなります。
なるべくカメラのしぼりと露出で適切な明るさで撮影します。
Premiere Pro クリップの色を補正する (色合い・明るさ補正)まとめ
繰り返しになりますが色味(RGB)調整、明るさ調整のいずれの場合もエフェクトコントロールモニタの「分割表示」にチェックを入れ、「左右」あるいは「上下」を選択すると、変更前と変更後の変化を確認することができます。
このように、Premiere Proで色補正を自由にできるようになれば、ムービーをセピアカラーにしたり、幻想的な雰囲気にしたり、また素材の映像自体が暗い時など、ムービーの仕上がりイメージに応じて色調を変えることができます。
映画製作には動画の色を操作するカラーコレクションやカラーグレーディングと呼ぶ業務があります。
今回のエントリーで解説した色補正、輝度補正を修得すれば、それらの業務にも十分に対応可能です。
あなたも映画のような動画制作にチャレンジしてみてください。
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