20Jun

モーションエレメンツは様々なテンプレートやロイヤリティフリーの動画・BGM素材を配布・販売しています。
私はその中でも30秒程度のプロモーション用ショートムービーが作成できる有料テンプレートを活用しています。
ロイヤリティフリー 動画素材マーケット「MotionElements」
用途は様々あるとは思いますが、私の場合はセミナー収録の映像で冒頭にショートムービーを設置しています。
セミナー映像は複数台のカメラで撮影・編集してクオリティアップを図りますが、どのクリエイターが制作してもそれほど大きな差が出ないのが現実です。
そんな時にモーションエレメンツのテンプレートで制作したオープニングムービーを付加すれば、記録映像の品質をブラッシュアップできますし、YouTubeなどの動画共有サイトでシェアする場合も最初の数秒で視聴者の興味を惹きつけることが出来ます。
より高品質な映像を作りたいならモーションエレメンツのAfter Effectsテンプレートがおススメですが、PremiereProのライセンスしかない方やPremiereProしか使ったことがない方にはPremierePro用テンプレートでも良いでしょう。
ここではモーションエレメンツの「Event Promo」を使ってテンプレートで制作する手順を解説します。
また「Event Promo」の長所・短所も挙げてみるので、これからモーションエレメンツのテンプレートを購入しようか悩んでいる方はぜひ読んでみてください。
合わせて読みたい記事:モーションエレメンツでテンプレートを購入する前に知っておきたいコト
目次
MotionElements「Event Promo」の使い方・制作時のポイント
MotionElements 動画素材 Event Promo
この動画はここで制作の流れを解説するMotionElementsのテンプレート「Event Promo」のサンプル動画です。
フルHD解像度のPremiereProテンプレートで、バージョンはPremiereProCC2015対応のものです。
PremiereProCC 2018でも問題なく使用できるようになっています。
サンプル動画に備わっているBGMはテンプレートに含まれていないので、別途用意する必要があるでしょう。
モーションエレメンツにはかっこいいロイヤリティフリーBGMがあるので、合わせてダウンロードするのも良いですよ。
ちなみにロイヤリティフリーライセンスは商用利用ができるようになっています。
Event Promo ダウンロード~初期設定
さっそくダウンロードしてみましたよ。MotionElementsのPremiereProテンプレートはzipファイルで圧縮されています。
一度購入すれば、マイアカウントのダウンロードボックスから何度でもダウンロード出来るようになっています。
早速解凍してみると、PDFファイルと「Event Promo」のフォルダがあります。
PDFにはライセンス証明書の発行方法やモーションエレメンツのPremiereProテンプレートの使い方チュートリアル動画リンクが明記されています。
テンプレートに慣れていない方でも動画をみればすぐに制作に取り掛かれますよ。
「EventPromo」フォルダーの中にはPremiereProのプロジェクトファイルがあります。
それでは早速プロジェクトファイルを開いてみましょう。
プロジェクトファイルを開くとまずウィンドウが開きます。
CC2015よりも新しいバージョンのPremiereProで開いた場合、元のプロジェクトファイルとは別のプロジェクトファイルを保存しようとします。
これはひとまずOKで進んで大丈夫です。適当な名前を付けましょう。
プロジェクトを開くとタイムラインの上に色々配置されているのが分かります。
サンプルの動画は含まれておりませんので、テロップの背景の映像は何もない状態になっています。
そうこうしているうちに「無効なフォントファミリー」と警告表示が出てきました。
PremiereProCCはプロジェクトファイルに含まれるテキストファイルの中に自分のPC内にインストールされていないフォントがある場合、他のフォントに置き換えます。
なるべく正式なフォントでテンプレートを使用したほうがカッコイイので、フォントもインストールしてみましょう。
インストールするフォントは「Bebas」。WEBデザイナーさんには結構人気のフォントみたいですよ。
ダウンロードしたファイルを開いて「インストール」をクリックすると簡単にPCにフォントが追加されます。
ではまずPremiereProCCのワークスペースでアセンブリを選択します。
PremiereProCCはver.2017ぐらいからワークスペースがメニューバー下に用意されており、簡単に切り替えることが出来るようになっています。
素材の読み込みなど、動画編集の最初の作業はアセンブリワークスペースに切り替えるのが定番になりました。
アセンブリワークスペースのプロジェクトパネルにあるプロジェクトタブを選択すると3つのビンがあります。
このうち02. Finalビンにメインのシーケンスが用意されています。
このシーケンスは映像の全体確認のために最も使用します。
Event Promo テキストの変更
ではまずテンプレートの文字を変更します。
01.Editビンを開くとTextビンがあります。Textビンを開くと変更可能なテキストが並んでいます。
テキストをクリックするとレガシータイトルエディターが開きます。
タイトルエディターを使って文字や文字色を変更してみましょう。
Event Promoのアニメーションの色を変更する
モーションエレメンツのテンプレート「Event Promo」にはアニメーションが用意されており、画面を4分割にして写真がスライドして表示されるようになっています。
それぞれ写真が表示される前にピンクとグレーのラインが動きますが、これはPremiereProのカラーマットで作成されています。
カラーマットに対してエフェクトコントロールパネルのモーションにキーフレームを打って移動速度を調整して…っていう面倒くさいことしなくても良いのがテンプレートの良いところです。
このカラーマットはもちろんですが色の変更ができます。
02.Finalビンのシーケンスからアニメーションのあるネスト化されたクリップをダブルクリックします。
ネスト化されたクリップが開きます。さらにそれぞれをダブルクリックします。
するとようやくカラーマットが現れました。
カラーマットをダブルクリックするとカラーピッカーが開くので、変更したい色を選んで「OK」を選択します。
これでアニメーションの色が変更されます。
MotionElementsテンプレート「Event Demo」にビデオを加える
Premiereテンプレート「Event Demo」に動画を適用します。
このテンプレートは随所に動画を組み込むことが出来るようになっており、映像素材が豊富にあるプロジェクトには最適なテンプレートになっています。
動画を組み込むのは非常にカンタンで、01.Editビン内にあるvideoビン内のvideo 01~05のシーケンスに動画ファイルを乗せるだけで完了です。
ここで一転注意したいことは動画の尺を合わせることです。
02.Finalシーケンスのタイムライン上にある動画を組み込みたいクリップをダブルクリックします。
動画を組み込むシーンのテキストやカラーマット、videoのシーケンスが表示されます。
そしてネスト化されたこれらクリップの両端にIn・Out点を打ちます。
するとIn点Out点間のデュレーションを確認できるので、組み込みたい動画をこのデュレーションに合わせて用意します。
そして先ほど説明したように、videoビン内のvideo 01~05のシーケンスに動画ファイルを乗せれば動画が組み込まれます。
それぞれの動画は、このテンプレートの設定によってモノクロの映像になっています。
もちろんモノクロのままで使用するのも良いですが、元の動画の色で表示させることも可能です。
Videoシーケンスを選択してエフェクトコントロールパネルを確認すると色被り補正でモノクロ映像に変更しているのが分かります。
色被り補正をオフにすることで元の動画の色に戻ります。
Lumetriカラーエフェクトで自分好みの色に変更するのも良いですねえ。
MotionElementsテンプレート「Event Demo」に画像を加える
モーションエレメンツのPremiereProテンプレート「Event Demo」には画像を適用する箇所があります。
画像も動画と同じように01. Editビン内にあるPhotoビンのPhoto 01~06のシーケンスに表示したい画像ファイルを乗せるだけで完了です。
PremiereProテンプレート「Event Promo」の良い点・悪い点
モーションエレメンツのテンプレートは全般的に言えることですが、ビンがキレイに整理されているので初めてテンプレートを使う方でも何となく触ってみるだけでも完成してしまうところは大きなメリットと言えます。
テキストのサイズや位置も自由に変更できるので、このテンプレートを使ってサンプルとはかなり雰囲気の違う動画を作ることが出来るのも良いところでしょう。
また、サンプルの映像では写真になっている箇所も動画に変更することができるようになっています。
唯一このテンプレートの微妙だなーと思った点を挙げてみると、ネーム出しのピンク色のざぶとんが動画ファイル(.mov)になっているので変更できません。
カラーマットのアニメーションが変更できるので、ココも変更できるようにして欲しかったなと思いましたよ。
まーテンプレート通りに使う場合は問題ないんですけどねえ。
PremiereProテンプレート「Event Promo」の使い方&レビュー まとめ
こんな感じです!
モーションエレメンツにはこの他にも魅力的なPremiereProテンプレートが用意されており、動画編集初心者さんでもカンタンにかっこいいオープニングムービーを制作することが出来ますよ。
商用利用もできるのでオススメです!
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