Premiere Proでリンク切れを防ぐ必須の前準備を解説するよ

この記事は2024年1月に更新しました。また記事にはプロモーションが含まれています。

Premiere Proでリンク切れを防ぐ必須の前準備を解説するよ

 

 

プロジェクトを開いたら素材がリンク切れですぐに編集ができない〜

Premiere Proではカメラで撮影した素材や、BGMとなる音源、ICレコーダーで収録した音声といった様々な素材を読み込んで1本の動画を作ります。

 

そこで注意したいのが、動画編集で使う素材ファイルの保存場所です。

 

編集途中や編集後にファイルの場所を移動して変えてしまうと、後々Premier Proのプロジェクトファイルを再読み込みしたときに素材とのリンクが切れてしまって、すごくめんどうなことになる場合があります。

 

そうならないように私はPremiere Proで編集を始める前に必ず準備を行っています

 

今回は動画編集初心者さんがつまずきやすい、Premiere Proの編集前の準備について説明します。

 

この動画では、このページで紹介する内容を動画で解説したので、読むのが面倒な方や、記事を読んでも良く分からない方はぜひ動画を視聴してみてください。

動画編集用パソコンを選ぶなら合わせて読んでください

フォルダの作成

まず、編集で使うすべてのファイルを入れるフォルダを作ります。

 

ここではデスクトップに保存することにします。

 

Windowsでは「Ctrl + Shift +N」で新規フォルダを作成できます。

 

名前は編集する動画の名前にしておくと良いでしょう。

 

日付をいれるとわかりやすいかもしれません。

 

 

次に作成したフォルダをクリックして、フォルダの中にもさらに新規フォルダを作成します。

 

次に作成したフォルダには「CLIP」と名前を付けます

 

このフォルダにPremiere Proの編集で使う動画ファイルを全て入れるようにします。

 

(※AVCHDの場合異なります)

 

次にまた新規フォルダを作成します。
名前はBGMと入力します。

 

このフォルダには動画のBGMとして使うフリーの音源などを入れるようにします。

 

こんな感じで、動画編集で使う素材ごとにフォルダを作成して、そのフォルダに名前を付ける作業を一通り行います。

 

ワタシは主に以下4つのフォルダを作成してます

 

CLIP・・・カメラで撮影した動画ファイルを保存

 

PHOTO・・動画で使う静止画ファイルを保存

 

BGM・・・ロイヤリティフリーの音楽・ICレコーダーで録った音声を保存

 

完成・・・編集後に書き出した完成ファイル

 

Premiere Proで新規プロジェクトを作成

ここまでの作業をやってから、初めてPremiere Proを立ち上げます。

 

 

Premiere Proを立ち上げたら、まずはPremiereのプロジェクトの名前を入力します。

 

 

そしてつぎにプロジェクトを保存する場所を指定します。
このときに先ほどデスクトップに作成したフォルダを選択します。

 

 

で次に、「ビデオレンダリングおよび再生」の項目にあるレンダラーを確認して、「マーキュリープレイバックエンジン」GPUアクセラレーション(オープンCL)」を選びます。

 

ほとんどの場合は初期設定で選ばれてるはずです。

 

Mercury Playback Engine - GPU アクセラレーション(OpenCL)

グラフィックカードを搭載したPCの場合、初期設定で選ばれる

 

Mercury Playback Engine - ソフトウェア処理

グラフィックカードを搭載していないPCではCPUやマザーボードに搭載したGPU機能を利用するのでこれを選択する

 

これでOKをクリックします。
するとPremiere Proが立ち上がるので、早速動画クリップを読み込みます。

 

動画ファイルの読み込み

 

@ワークパネルの「アセンブリ」を選びます。
アセンブリではプロジェクトパネルが大きく開いているので分かりやすいです。

 

そうならないようにワタシはPremiere Proで編集を始める前に必ず準備を行っています。
すると動画編集で使うファイルを選んで読み込めます。

 

B動画を読み込みます。
このときにデスクトップに作ったフォルダを選択して、この中にあるフィルダ「CLIP」を選んで「フォルダ」を読み込みを選択します。

 

 

すると、Premiere Proのプロジェクトパネルに、さっき保存した動画ファイルをフォルダごと読み込むことが出来ました。

 

この状態で一旦保存してみましょう。

 

 

Premiere Proのプロジェクトを保存するにはwindowsで「 Ctrl + S 」を押します。
もしくはメニューから「保存」を選択します。

 

これでいったんPremiere Proを閉じてみましょう

 

 

前準備の完了・ファイル移動の注意点

 

するとデスクトップに作ったフォルダの中にPremiere Proのプロジェクトと「Adobe Premiere Pro Auto-Save」というフィルダが作成されています。

 

このフォルダの中にはPremiere Proが自動で保存したプロジェクトファイルが保存されるようになっています。

 

もし保存前にPremiere Proが強制終了した場合は、ここで自動保存したプロジェクトを読み込んで編集を行うこともできます。

 

 

編集後にデータを移動させる場合はすべてのファイルを収納したフォルダを移動させることで、後々プロジェクトを開いてもリンク切れをすることはありません。

 

Premiere Proでリンク切れを防ぐ必須の前準備を解説するよ まとめ

このようにすることでPremiere Proで使うデータは一つのフォルダに保存できます。

 

フォルダから編集素材を移動させない限り、Premiere Proのプロジェクトと素材とのリンクが切れることはありません。

 

あと、一点注意したいポイントがあります。

 

それはPremiere Proで読み込んだフォルダやファイルの名前をPremiere Proで変更しても、本体のフォルダ名が変更されることはありません。

 

ただし、フォルダ内の名前を変更してしまうと、Premiereのプロジェクトのリンクが切れてしまうので注意してください。

 

そして、動画編集が終わったら、動画の素材やプロジェクトは Cドライブの容量を食うのでフォルダごとHDDに移動するのがオススメです。

 

今回解説する編集前の準備は他の動画編集ソフトでも共通して使えるのでぜひ参考にしてみてください。