PremiereProに快適な動画編集パソコンのスペックとは?

この記事は2024年4月に更新しました。また記事にはプロモーションが含まれています。

 

Adobeがサービスを提供している動画編集ソフトウェア『Premiere Pro』は動画クリエイターの中でも人気が高いです。

 

直感的な操作が可能なインターフェースで、ショートカットによるキーボード操作も豊富なところが魅力の一つです。

 

初心者から中~上級クリエイターも快適に動画編集できるPremiereProですが、このソフトに合わせて動画編集パソコンを購入するときにどんなことに注意して購入したらよいのでしょうか?

 

>>Premiere Proにオススメの6モデルをすぐに確認する

 

 

プレミアプロに最適なPCスペックを教えます!

 

ここでは、Premiere Proでサクサクと動画編集するのに必要なスペックと購入時の注意点をまとめてみました。

 

記事監修者

ビデオグラファー 動画編集者 おーとふぉーかす

2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています

動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。
ゲームPC選びにも役立つと思うのでぜひご覧ください。

Premiere Pro(プレミア)を快適に使うために必要なスペックを知る

 

まずはPremiere Proの必要システム構成(推奨仕様)をざっくりと並べてみました。

 

・Quick Sync 搭載の Intel 第 7 世代以降の CPU または AMD Ryzen 3000 シリーズ
・Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1909 以降
・HD メディアの場合は 16 GB の RAM(メモリ)
・4K メディア以上の場合は 32 GB
・4 GB の GPU メモリ 4K以上は6GB以上のGPU メモリ
・アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD
・メディア用に追加の高速ドライブ
・1,920 x 1,080 以上の画面解像度

 

PremiereProの公式ページに記載されている必要システム構成は今どきのパソコンならほとんどクリアできるのではないでしょうか。

 

しかしPremiereProを使ったことがある方は知ってのとおり、PremiereProはパソコンによって作業性・快適性が大きく違ってきます。

 

なので、ここではもう少し現実的・具体的にPremiereProの推奨環境を検証してみましょう。

 

まず、ここで注目したいのが最後の項目です。

GPU高速処理を利用する場合、アドビ推奨のビデオカードが必要

GPU高速処理をするためのビデオカード(グラフィックボード)が必要と書かれています。まずはそこから見ていきましょう。

 

Premiere Pro(プレミア)の性能を発揮させるグラフィックボードを!

Premiere Proに人気のNVIDIA グラフィックカード

 

Adobe Premiere Proは色調補正やオーディオ調整まで、ノンリニア編集でさまざま動画制作を可能としたソフトウエアです。

 

映画制作からYouTubeまで、あらゆる作品を作ることができます。

 

また、PremiereProはCUDA対応の編集ソフトで、エフェクト処理をする際にパフォーマンスを発揮します。

 

そのためPremiereでの必要なスペックを考えるにあたって、グラフィックボードは外せません。

 

ここで先にお伝えした、「アドビ推奨のビデオカードが必要」という項目を考えます。

 

Adobeのサイト内では、推奨している製品の一覧が記載されていますので、まずは参考に読んでみてください。

 

 

ここで焦点となるのは、グラフィックボードはどれを選べば良いのか?というところです。

 

Premiere Proのプロジェクト設定

 

結論を先に言うとPremiere ProはCUDA対応の編集ソフトなので、CUDA対応のグラフィックカードであるGeForce(ゲーム用のグラフィックカード)が適しているといえます。

 

Premiere Proは編集開始時にプロジェクト設定を行います。

 

このプロジェクト設定の画面に「レンダラー」という項目があり、ここではMercury playback Engineをソフトウェア処理またはGPU高速処理から選びます。

Mercury Playback Engine(GPU アクセラレーション)は、GPU で高速処理されたエフェクトをレンダリングし、再生処理を改善するために使用されるレンダラーです。

 

参考情報:Mercury Playback Engine(GPU アクセラレーション)レンダラー|Adobe Premiere ヘルプ

 

Mercury playback Engineの種類
・ソフトウェア処理…グラフィックカード非搭載のパソコン
・GPU高速処理(CUDA)…GeForce系グラフィックカード搭載のパソコン
・GPU高速処理(OpenCL)…Quadro・NVIDIA RTX系グラフィックカード搭載のパソコン

 

パソコンに搭載しているグラフィックカードの種類によって選択できるものが限られますので、例えばグラフィックカードを搭載しないパソコンの場合はソフトウェア処理が選択されてグレーアウトしています。

 

GeForce系グラフィックカード(GeForce GTX/RTX)を搭載したパソコンの場合、ソフトウェア処理とGPU高速処理(CUDA)のどちらかを選べます。

 

サーバーやプロの映像編集者・CADオペレーター向けのグラフィックカードであるQuadroやNVIDIA RTXを搭載したパソコンの場合、ソフトウェア処理とGPU高速処理(OpenCL)のどちらかを選択します。

 

Premiere Proの場合、GPU高速処理(CUDA)を選ぶことで、CPUの負荷をビデオカードに分散しプレビュー時の快適性や書き出し時間の短縮に好影響を与えます。

 

 

GeForceは一般的にゲーム用パソコンに優れたものとして認知されていますが、動画の編集や映像出力処理にも十分対応できます。

 

また、ビデオカードの映像処理性能を判断する指標の一つにビデオメモリの容量があり、ビデオメモリの容量が大きいほど高負荷に耐えうる性能を持っています。

 

GeForce GTXシリーズでは4~6GBのビデオメモリがあり、6GB以上がミドルレンジクラスでAdobe公式の推奨ビデオメモリとなります。

 

またGeForce RTXシリーズはビデオメモリ容量がさらに大きく、Premiere Proとも連携して使えるAfter EffectsやDaVinci Resolve Studioでも推奨のグラフィックカードです。

 

GeForce RTXシリーズは10bitの映像出力に対応しているので、カラーグレーディングなどの多彩な映像表現にも対応できるでしょう。

 

もしも予算に余裕があり動画編集を追求したい場合は、ビデオメモリ容量が十分で安定性のあるQuadroやNVIDIA RTX Aシリーズ・GeForce RTXシリーズが良いでしょう。

 

After Effectsやカラーグレーディングを中心に映像編集作業を進めるのであればNVIDIA RTX Aシリーズもオススメです。

 

NVIDIA RTX Aシリーズは10bit映像出力にも対応し、ビデオメモリも多いのでカラーグレーディングも余裕のある動作をします。

 

もちろんハードウェアエンコーディングで高速書き出しが可能です。

 

カット編集を中心に動画編集し、アニメーションやカラーグレーディングは制作頻度が低いという場合はGeForceシリーズでも十分でしょう。

 

 

CPUやストレージの強化も重要

デュアルストレージ対応のマザーボード。M.2 SSD NVMeの空きスロットが複数ある

 

重い処理を行う動画編集だからこそ、Premiere Proに限らずパソコンのスペックは高いものが要求されます。

 

CPUはCore i5以上の上位モデル(世代が新しいCPU)のパワーが欲しいところですね。

 

レンダリングやエンコードなど並列処理を考えると、8コア以上のマルチタスク機能に優れたCPUがオススメです。

 

2023年にインテルも第14世代となり、10コア以上の新型CPUがいくつもリリースされました。

 

また、自作PCユーザーに大人気のAMD社のCPUであるRyzenシリーズも見逃せません。

 

AMD Ryzen7やCore i9ならPremiereProの快適性はさらに保証されるでしょう。

 

そして大きなデータを扱うストレージは、転送速度や保存容量を考えていかなければいけません。

 

Premiere Proの理想的なファイル管理方法
Premiere Proの理想的なファイル管理方法

 

高速処理を行う観点から起動ディスク(Cドライブ)になるべく性能の良いM.2 SSDを搭載して、保存用ディスクとして起動ディスクと同等クラスのSSDを搭載し、デュアルストレージにするのが最適です。

 

起動ディスクのSSDは500GB~1TBの容量があれば十分かと思います。

 

 

4Kを取り扱うなら1TB以上を選びましょう

 

最近はSSDの価格が低下してきているので、保存ディスクにSSDを選ぶことができます。

 

保存領域として1TBほどのM.2 SSDやSATA SSDを準備し、編集後は2~4TBのHDDにフォルダごと移動すると効率が良いです。

 

そしてPremiereProは制作を重ねていくうちにキャッシュを生成します。
制作が終了した動画についてはキャッシュをどんどん消していけば良いですが、放っておくとかなり大きなファイルサイズとなってディスク容量を消耗します。

 

そこでキャッシュの保存場所を保存用ディスクに設定することでPremiere Proが快適に使えます。

 

PremiereProは容量の確保と適切なファイル管理が必要になることを憶えておきましょう。

 

プレミアでサクサク動画編集するのに必要なスペック まとめ

Premiere Proは、クリップ・テキスト・画像などを時間枠に沿って並べながら動画編集をしていくソフトウエアです。

 

複数のシーンを繋ぎ合わせたり、テロップを挿入したりと、誰でも操作可能ながら自由自在に作品を作れます。

 

スマートフォンから8K素材までと、あらゆるファイルフォーマットに対応していますので、どこにいても、どのデバイスからも手に入れた素材からPremiereで動画制作ができるでしょう。

 

それに適した動画編集作業には、CUDA対応のグラフィックボードをはじめとしたハイスペックなパソコンが必須ですね。

グラフィックボードはGeForce GTX1660 SUPER以上がオススメ
コア数が多いほど編集作業は快適になります
ストレージの確保とPremiereのキャッシュ管理が必要

2024年 各パソコンショップのPremiereProオススメPC

BTOパソコンショップではAdobe推奨モデルも用意されています。

 

動画編集では高解像度の流れになっていますので、4K・8Kの編集やカラーグレーディングも対応できるグラフィックカード・CPUを搭載したパソコンがオススメと言えます。

 

マウスコンピューターのAdobe推奨モデル・動画編集用PC

 

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ドスパラのAdobe推奨モデル・動画編集用PC

 

GALLERIA RM7C-R46-C 動画編集向けモデル

CPU:Core i7-14700F 
グラフィックス:GeForce RTX 4060 8GB 
メモリ:32GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 1TB 

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