- Home
- PremiereProに快適な動画編集パソコンのスペックとは?
PremiereProに快適な動画編集パソコンのスペックとは?
※2023年1月に更新しました
Adobeから販売されている動画編集ソフトウェア『Premiere Pro』は動画クリエイターの中でも人気が高いです。
直感的な操作が可能なインターフェースで、ショートカットによるキーボード操作も豊富なところが魅力の一つです。
初心者から中~上級クリエイターも快適に動画編集できるPremiereProですが、このソフトに合わせて動画編集パソコンを購入するときにどんなことに注意して購入したらよいのでしょうか?
ここでは、Premiere Proでサクサクと動画編集するのに必要なスペックと購入時の注意点をまとめてみました。
目次
動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。ぜひご覧ください。
Premiere Pro(プレミア)を快適に使うために必要なスペックを知る
まずはPremiere Proの必要システム構成(推奨仕様)をざっくりと並べてみました。
・Quick Sync 搭載の Intel 第 7 世代以降の CPU または AMD Ryzen 3000 シリーズ
・Microsoft Windows 10(64 ビット)日本語版バージョン 1909 以降
・HD メディアの場合は 16 GB の RAM(メモリ)
・4K メディア以上の場合は 32 GB
・4 GB の GPU メモリ(推奨されるグラフィックカードの一覧)4K以上は6GB以上のGPU メモリ
・アプリのインストールおよびキャッシュ用に内蔵高速 SSD
・メディア用に追加の高速ドライブ
・1,920 x 1,080 以上の画面解像度
PremiereProの公式ページに記載されている必要システム構成は今どきのパソコンならほとんどクリアできるのではないでしょうか。
しかしPremiereProを使ったことがある方は知ってのとおり、PremiereProはパソコンによって作業性・快適性が大きく違ってきます。
なので、ここではもう少し現実的・具体的にPremiereProの推奨環境を検証してみましょう。
まず、ここで注目したいのが最後の項目です。
GPU高速処理を利用する場合、アドビ推奨のビデオカードが必要
GPU高速処理をするためのビデオカード(グラフィックボード)が必要と書かれています。まずはそこから見ていきましょう。
Premiere Pro(プレミア)の性能を発揮させるグラフィックボードを!

Premiere Proに人気のNVIDIA グラフィックカード
Adobe Premiere Proは色調補正やオーディオ調整まで、ノンリニア編集でさまざま動画制作を可能としたソフトウエアです。
映画制作からYouTubeまで、あらゆる作品を作ることができます。
また、PremiereProはCUDA対応の編集ソフトで、エフェクト処理をする際にパフォーマンスを発揮します。
そのためPremiereでの必要なスペックを考えるにあたって、グラフィックボードは外せません。
ここで先にお伝えした、「アドビ推奨のビデオカードが必要」という項目を考えます。
Adobeのサイト内では、推奨している製品の一覧が記載されていますので、まずは参考に読んでみてください。
参考:Adobe Premiere Pro に推奨されるグラフィックカード|Premiere Pro公式
ここで焦点となるのは、グラフィックボードは何が良いのか?というところです。
Premiereは、CUDA対応の編集ソフトなので、CUDA対応のグラフィックカードであるGeForceは適しているといえます。
GeForceはゲーム用パソコンに優れたものですが、動画の編集や出力処理にも十分対応できます。
GeForce GTXシリーズでしたら、GTX1660などミドルレンジ以上を搭載することをオススメします。
またPremiere Proは、複雑なアニメーションを制作するAfter Effectsと連携が可能です。
10bitのカラーコレクションに対応しているので、多彩な映像表現などが実現できるでしょう。
もしも予算に余裕があり動画編集に追求したい場合は、安定性のあるQuadroやNVIDIA RTX Aシリーズ・GeForce RTXシリーズが良いでしょう。
After Effectsやカラーグレーディングを中心に映像編集作業を進めるのであればQuadroもオススメです。
NVIDIA RTX Aシリーズは10bit映像出力にも対応し、ビデオメモリも多いのでカラーグレーディングも余裕のある動作をします。
もちろんハードウェアエンコーディングで高速書き出しが可能です。
カット編集を中心に動画編集し、アニメーションやカラーグレーディングは制作頻度が低いという場合はGeForceシリーズでも十分でしょう。
CPUやストレージの強化も重要

水冷クーラーを搭載したハイエンドCPU
重い処理を行う動画編集だからこそ、Premiereに限らずパソコンのスペックは高いものが要求されます。
CPUはCore i5以上の上位モデルのパワーが欲しいところですね。
レンダリングやエンコードなど並列処理を考えると、8コア以上のマルチタスク機能に優れたCPUがオススメです。
2022年にインテルも第13世代となり、10コア以上の新型CPUがいくつもリリースされました。
また、自作PCユーザーに大人気のAMD社のCPUであるRyzenシリーズも見逃せません。
AMD Ryzen7やCore i9ならPremiereProの快適性はさらに保証されるでしょう。
そして大きなデータを扱うストレージは、転送速度や保存容量を考えていかなければいけません。
高速処理を行う観点からシステム(Cドライブ)にSSDを搭載して、内蔵のHDDドライブを搭載するデュアルストレージにするのが最適です。
起動ディスクのSSDは500GB~1TBの容量があれば十分かと思います。

SSDは読み書き速度が速いですが、全てをSSDだけで揃えるとなると費用が高額になります。
保存領域が1TBほどの大容量SATA SSDや1TB以上のM.2 SSDを確保したほうが良いでしょう。
PremiereProは制作を重ねていくうちにキャッシュを生成します。
制作が終了した動画についてはキャッシュをどんどん消していけば良いですが、放っておくとかなり大きな容量となってパソコンのストレージを消耗します。
PremiereProは容量の確保と適切なキャッシュ管理が必要になることを憶えておきましょう。
プレミアでサクサク動画編集するのに必要なスペック まとめ
Premiere Proは、クリップ・テキスト・画像などを時間枠に沿って並べながら動画編集をしていくソフトウエアです。
複数のシーンを繋ぎ合わせたり、テロップを挿入したりと、誰でも操作可能ながら自由自在に作品を作れます。
スマートフォンから8K素材までと、あらゆるファイルフォーマットに対応していますので、どこにいても、どのデバイスからも手に入れた素材からPremiereで動画制作ができるでしょう。
それに適した動画編集作業には、CUDA対応のグラフィックボードをはじめとしたハイスペックなパソコンが必須ですね。
グラフィックボードはGeForce GTX1660 SUPER以上がオススメ
コア数が多いほど編集作業は快適になります
ストレージの確保とPremiereのキャッシュ管理が必要
2023年 各パソコンショップのPremiereProオススメPC
BTOパソコンショップではAdobe推奨モデルも用意されています。
動画編集では高解像度の流れになっていますので、4K・8Kの編集やカラーグレーディングも対応できるグラフィックカード・CPUを搭載したパソコンがオススメと言えます。
マウスコンピューターのAdobe推奨モデル・動画編集用PC

G-Tune HM-B-3060Ti-LC
CPU:Core i7-12700グラフィックス:GeForce RTX 3060 12GB
メモリ:32GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
279,800円 ⇒ 239,800円(税込)
当サイトとマウスコンピューターのコラボ企画パソコン
マウスコンピューターと当ブログのコラボ企画のパソコンでお買い得な製品です。
カスタマイズでCore i7-12700に変更可能です。

DAIV Z7-MVPR
CPU:インテル Core i5-12400メモリ:16GB PC4-25600
グラフィックス:GeForce RTX 3050(8GB)
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB + HDD 2TB
DVDドライブ・UHS-II SDカードリーダー
電源:700W
168,000円(税込 184,800円)
ドスパラのAdobe推奨モデル・動画編集用PC

raytrek XD
CPU:Core i7-12700グラフィックス:GeForce RTX 3060 Ti 8GB GDDR6
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB
189,979円(税込)