CONTENTS

SCORM教材作成前に知っておくべきイーラーニングの本当の意味

SCORM

※2019年3月に更新しました。

e-Learning(イーラーニング)とは一体何なのか?

E-Learning(イーラーニング)ということばはあらゆる分野や業種で広く利用される言葉になりました。

この言葉は現在インターネットを利用して学習を行える形態全般を指しています。

もちろんそのような認識でも間違いではないのですが、これからも進化し続ける情報化社会において、イーラーニングを深いレベルで理解することにより講義を運営する教育機関または教材を配布・配信・販売する事業者にとって業務の効率化・改善が図れることは間違いありません。

このエントリーではイーラーニングの過去にさかのぼり、現在のイーラーニングシステムがどのように進化を遂げてきたか解説します。
そして「イーラーニング」という言葉を再定義してみたいと思います。

イーラーニングの過去と現在

イーラーニングが普及するまでは講習や学習を受講するには実際に講義がとり行われるところに指定された日時に集合して受講する必要がありました。

これでは講師や運営者は常に会場を用意したり、印刷物を配布したりと時間的・金銭的なコストがかかります。
SCORM
また、受講者側も時間的にも拘束される上に会場が住まいから遠い場合、交通費や宿泊費など多大なコストもかかっていたのです。

又、講義内容も一方通行的な情報の伝わり方で、決して効果的とは言えないものでした。

国土の広い米国などで学習にコンピューターを利用して行う方法が普及するようになり、日本にも入って来るようになりました。

これらは生徒の理解の度合いに応じて内容を提示して行くものでコンピュータによる支援教育と呼ばれます。
方法としてはCD-ROMの形で配布された学習内容のものを各自が手元に置き、これを空いた時間に利用して学習するといったものでした。

しかし学習内容もタイムリーなものではなく、個人を管理できないという問題点は依然解決できておらず、この学習方法はあくまで実際の講義の補助的な役割に留まっていました。

その後インターネットが普及することでインターネットを通じて主催者のサーバーに学習履歴を一括管理する方法がとられ始めたのです。

network

これにより学習者は常に最新の教材を利用して学習できるようになります。
また、学習者は質問を電子メールや掲示板機能を利用して講師とタイムリーにやり取りができるようにもなりました。

この頃から現在のEラーニングの基本のかたちが形成されたのです。

現在ではブログ、あるいはSNSとも連携することで受講者同士での支援も行えるようになり、遂にはスマートフォン・タブレット端末においても学習が可能となっています。

学習管理システム+イーラーニング(教材配信システム)=SCORM

企業での研修では各学習者の学習結果の数値化や内容把握度合いを管理者・運営者側が掴むことが重要視されています。

そのため各学習者の把握レベルに合わせて教材を配信することができるよう学習管理システムが開発されています。
それにより効率的に学習効果を高めることができるようになりました。また、学習者のボトムアップも実現できることになっったのです。

現在では既存のイーラーニングシステムと新たに開発された学習管理システムが互いに連携し、高い学習効果を生み出すシステムが生み出されました。
それがSCORMです。

学習管理システムは実は特段難しいシステムではありません。
別に難しいソフトでなくとも作成できます。フラッシュツールやHTMLタグを使って簡単に作成できます。

学習管理システムとe-Learningの2つを組み合わせたものがSCORMと呼ばれ、現在SCORMは世界標準となる学習方法の規格となっています。

この規格に沿ったものであれば動画・パワーポイントスライド、word・excelなどファイルの制限はありません。
あらゆる方法で作成された教材を共通して見ることができるようになっています。

SCORM(規格)が整備されることで得られる恩恵

講師・教育機関・運営者側は多くのコンテンツ制作業者の教材を自社で利用している学習管理システムで使用することが出来、カリキュラムや教材、掲示板やTV会議などのコースデータベース、それに学習の進捗度、試験結果やレポート、アンケート調査などの履歴成績、さらに講師や学習者、教材作成者や助言などの利用者データベースなどを活用して把握でき、これらを利用することで数多くある教材の中から最も近い教材の選択もできるようになります。

現在日本でもSCORMの標準化が進められており、教材の作成においてSCORMに準拠した教材を作成できる技術者・制作者においては技術者資格の専門化の認定も行われるようになって来ています。

関連記事

ページ上部へ戻る