
Vookに寄稿した記事の続きを書きます。
SmallRigのBMPCC 6K Pro用リグを使用するようになり、BMPCC 6K Proの運用がかなり快適になり ました。
一方でSmallRigアクセサリーを装着することによって新たに生まれた不満点もあります。
それらを解消するために新たなSmallRigパーツを取り寄せました。
購入した商品は以下になります。

・SmallRig 15mm径ブラックアルミ合金ロッド(M12-40cm/2本セット) 1054
・SmallRig 汎用LWSベースプレート デュアル15mmロッドクランプ付き 3357
・SmallRig NP-FZ100ダミーバッテリー付きNP-Fシリーズバッテリー用アダプタープレート(Lite) 3095
・SmallRig BMPCC 4K/6K用DC5525-LEMO給電ケーブル 2920
・SmallRig デュアル15mm径ロッドクランプv3 942
・SmallRig ミニフォローフォーカス 3010

自分のイメージ通りにフォローフォーカスを使うために、そしてBMPCC 6KProの運用を改善するために必要なアクセサリーをすべて揃えました。
ここではSmallrigで揃えたBMPCC 6K Proのフォローフォーカスとリグキットを使ってみて分かった長所と短所について解説します。
リグのメーカーはSmallrigの他にもTILTAがありますので、ここで紹介するアイテム以外でも同じようなリグキットを実現することができると思います。
手に入りやすい価格の製品を好んで選んでいるので、低予算でフォローフォーカスを含めたリグの構築を考えている方はぜひ参考までに読んでください。

2024年 2月 監修者:ビデオ制作ディレクター / MDM合同会社 代表 水田吉紀
2012年 営業職から映像製作会社に転職し、映像カメラマンの業務に携わる。
2020年 MDM合同会社を設立。主に関西エリアでビデオ撮影・動画編集の仕事を請け負っている。

BMPCC 6K ProはNDフィルターを搭載しているためか?レンズマウント部分が前にせり出しており、レンズを取り付けると重心が前に傾きます。
こうなるとテーブルや地面に置いたときに、カメラ本体の重量をレンズで支えることになるためマウント部を傷めてしまいます。
SmallRigのケージを取り付けると解消するかな?と思いましたが、やっぱり状況は変わりませんでした。
そこでロッドやバッテリープレートを取り付けて前後の重心のバランスを良くしたり、カメラを置いたときにレンズが触れないようにすれば解決すると思ったのです。
SmallRig の商品はTILTAの製品に比べるとやや安価です。
とはいってもすべて揃えると結構いいお値段となりました。
| SmallRig 15mm径ブラックアルミ合金ロッド(M12-40cm/2本セット) 1054 | |
|---|---|
| SmallRig 汎用LWSベースプレート デュアル15mmロッドクランプ付き 3357 | |
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| SmallRig NP-FZ100ダミーバッテリー付きNP-Fシリーズバッテリー用アダプタープレート(Lite) 3095 | |
|---|---|
| SmallRig BMPCC 4K/6K用DC5525-LEMO給電ケーブル 2920 | |
|---|---|
| SmallRig デュアル15mm径ロッドクランプv3 942 | |
|---|---|
| SmallRig ミニフォローフォーカス 3010 | |
|---|---|
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BMPCC 6K Pro アクセサリーキットと合わせると、合計6万円程かかってしまいました。

ここまで重装備にすると重量もかなり増えますが、ロッドの先端を胸や腹に当てて撮影することができるようになるので、ハンディ撮影がかなり安定するようになります。
一方でハンドルやロッドが邪魔でフォーカスリングにアクセスしにくくなってしまいました。
そこでSmallRigのミニフォローフォーカスキットを手に入れてみようと決心しましたよ。
結論を先に言うと
SmallRig フォローフォーカスキットの長所
こんな感じです。
フォローフォーカスは過去にNEEWERの製品を使っていたことがありました。
かなり安い製品のため品質も程々で、すぐに手放してしまった経験があります。
そのためSmallRigのフォローフォーカスキットについても過度な期待をしていませんでした。
なので第一印象はクオリティの良さにちょっと驚きました。
最近のSmallRig製品は化粧箱もカッコいいので、モノが届いたときにテンションが上がります。

同梱品は上の画像の5点です。
説明書の類は入っておりません。
初めてフォローフォーカスを使う方は最初戸惑うかもしれませんが、そんな複雑な機構ではないので、直感的に使えると思います。

TILTA Mini Follow Focus - FF-T06
SmallRigのフォローフォーカスは語弊を恐れずに言うと、TILTAのフォローフォーカスを丸パクリしたような製品です。
フォーカスノブがタイヤの模様になっている点や付属品も非常によく似ています。

フォーカスマーキング(ペンでしるしをつける)が不要になるピンが備わっているのもTILTAとSmallRigは共通しています。
SmallRigのフォローフォーカスはTILTAのフォローフォーカスよりも5千円ほど安い価格になっているので、TILTAにケンカを売っているような状態です。
まー両方中国メーカーなので、良い製品ならどっちでもイイけどね。

フォーカスイン(ボケ~ピント合焦)の撮影するには、まずピントを合わせ、ストッパーにピンを移動します。
そしてボケる位置に戻して録画を開始し、ストッパーの位置へピンを静かに移動すればOKです。
ピンは二つ用意されているので、工夫次第で送りピンのカットを自在に撮影することができるようになるはずです。

レンズ側には付属しているベルト形状のギアを巻いて取り付け、フォローフォーカス本体のギアがしっかり噛み合うように装着します。
ロッド一本で固定するのでガタつきが発生するかも?と少し心配していましたが全く問題なし。

角度調節ができる機構になっているので、フォーカスノブがレンズに対して平行になるよう設定できます。

カメラを三脚に乗せて使う場合は左にフォローフォーカスを設置するほうが便利。
ちなみにSmallRigのミニフォローフォーカスはロッドを利用すればレンズの左右どちら側にでもフォローフォーカスを設置できます。

右に取り付けた場合、レンズによってはレンズフードが取り付けられなくなる可能性もありますが、左のサイドハンドルを使ってカメラを持つならフォローフォーカスは右に取り付けるほうが操作しやすいです。
SmallRig フォローフォーカスキットの短所

フォローフォーカスキットの欠点を挙げると付属のベルトギアがちょっと長すぎることです。
使い方は非常に簡単で、レンズにベルトを巻いてストッパーで止めるようになっています。
最大で直径114mmのレンズまで装着できるぐらいの長さがあります。
直径114mmもある理由はシネレンズでも使えるように想定しているそうです。
でも普通の一眼レフレンズやミラーレス一眼のレンズで使うならちょっと長すぎて余ってしまうかもしれません。

特にマイクロフォーサーズレンズはレンズ径が小さいものが多いため、ベルトの取り回しが厄介になるでしょう。
いさぎよく切ってしまうことができる方は良いですが、そうでない方はレンズの直径に合わせて取り付けることができる専用サイズのシームレスギアリングを使うのがよさそうです。

私がBMPCC 6K Proで使用しているレンズは17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM で、フォーカスリングがゴム製となっております。
やや広い間隔で凹凸があり、これにSmallRigのフォローフォーカスのギアを接続するとうまく噛み合って連動します。
多少滑ることはありますが、ギアベルトなしでも使うことができるのが分かりました。
ただしフォーカスリングにキズがつくのが心配な方はオススメしません。
また、金属製やプラスチック製のフォーカスリングはゴム製よりもよく滑るため、やっぱりギアベルトを使うほうが良いです。

SmallRig ミニフォローフォーカスキットはフォローフォーカス本体の他に15mm径のロッド(長さ10cm)が付属しています。

また、ロッドをリグに取り付けることができるNATOクランプも付属しています。

NATOクランプはSmallRigの他のケージにも装着できるため、最小装備でフォローフォーカスを使った撮影が実現できます。
ベースプレートと長いロッドを取り付けて見た目をゴツくしなくても気軽にフォローフォーカスを組めるのはこの製品の大きなメリットです。
同じような価格帯のフォローフォーカスキットを調べてみると3種類見つかります。
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付属品 |
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同梱品 |
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同梱品 |
どのフォローフォーカスも15mm径のロッドに装着できるようになっており、価格も1~1.5万円前後。
値段で考えるとSmallRigのフォローフォーカスキットが一番低価格となります。
なお、Edelkrone FOCUSONEはマーカーディスクが白と黒の二種類あるので目立たない黒を選べるのが魅力です。
Edelkroneは日本のショップが用意されたことで商品発送もスムーズになっています。
SmallRigやTILTAはAmazonで購入する方が多いと思いますが、SmallRigは日本語対応の公式通販サイトで安価に購入することもできるのでおすすめです。

BMPCC6K Proはリグを装備することで見た目のグレードアップと操作性がかなり向上します。
中でもフォローフォーカスはピント合わせのためのアイテムで1万円前後となるので贅沢なアクセサリーです。
私も欲しいと思ってから手に入れるまで随分時間が経過してしまいました(汗)
ハンディ撮影でピン送りの映像表現がメチャクチャやりやすくなったので、もっと早く購入しておけばよかったと思います。
ここで紹介したミニフォローフォーカスキットは、ネット上のレビューを見ていると、フォーカスの方向が(シネレンズ)と逆になるといった評価を見かけることがありました。
他のフォローフォーカスシステムを使った後で、この製品を使うと違和感を感じる場合もあるようですね。
私の場合、普段からシネレンズを使わないのであまり違和感を感じませんでした。

SmallRigの製品は全般的に、ロッドへの取り付けがかなりしっかり固定できます。
SmallRigのフォローフォーカスはロッド一本で安定して使えるので非常に便利です。
価格も安いのでおススメですよ。
以下では今回購入したリグアクセサリーの特徴と使ってみた感想を解説してみたので参考までにご覧下さい!

ベースプレートは汎用タイプでやや薄型になっているものを選びました。

裏側からネジを六角レンチで回して取り付けます。
ロッドを締めるノブは引っぱると角度を変更できます。
| SmallRig 汎用LWSベースプレート デュアル15mmロッドクランプ付き 3357 | |
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|
Amazon |
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ロッドは全長40cmの製品を購入しました。
30cmのロッドとどちらが良いか悩みましたが、BMPCC 6K Proには40cmが良さげです。
マットボックスを取り付けたい方もロッドは少し長めがオススメです。

ロッドを汎用ベースプレートに取り付けるには、ロッドの先端のフタを回して取り外してからベースプレートに通します。
| SmallRig 15mm径ブラックアルミ合金ロッド(M12-40cm/2本セット) 1054 | |
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このバッテリー用アダプタープレートでSONYのNP-Fバッテリーを外付けすることができます。

NP-FZ100のカプラーが付属しているので、SONY αミラーレス機に使えます。
| SmallRig NP-FZ100ダミーバッテリー付きNP-Fシリーズバッテリー用アダプタープレート(Lite) 3095 | |
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先ほど紹介したアダプタープレートをBMPCC 6KProで利用するためには接続ケーブルが必要です。
BMPCC 4K/6Kにも使える給電ケーブルも購入しました。
| SmallRig BMPCC 4K/6K用DC5525-LEMO給電ケーブル 2920 | |
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ロッドクランプはNP-Fシリーズバッテリー用アダプタープレートをロッドに取り付けるために必要となります。

こんな感じでBMPCC 6K Proのモニターの背後にバッテリーアダプタープレートを設置することが出来ましたよ。
| SmallRig デュアル15mm径ロッドクランプv3 942 | |
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