動画編集用パソコンでGPUを選ぶ時に注意したいコト

この記事は2025年10月に更新しました。また記事にはプロモーションが含まれています。

 

『GPU=グラフィックボード』と思っているユーザーもいるかもしれませんが、実はそうではありません。

 

 

GPUはグラフィックボードに搭載されているビデオチップのことを言います

 

GPUは、グラフィック処理をする専門の頭脳といえるべきパーツです。

 

GPU
グラフィックカード
グラフィックボード
ビデオカード

このように様々な呼び名がある部品ですが、このエントリーではGPUについて正しく理解できるように解説いたします。

 

>>最新GPU搭載の動画編集用パソコン オススメの4台をすぐに確認する

 

記事監修者

ビデオグラファー 動画編集者 おーとふぉーかす

2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています

画像処理専門の頭脳『GPU』

GPUとは、Graphics Processing Unit(グラフィックス プロセッシング ユニット)の略で、画像処理をする半導体チップです。

 

画像・映像処理が中心となる動画編集において、GPUはパソコンにはなくてはならない部品です。

 

GPUはパソコンを使用する上で、マウスを使いファイルを移動させるなどの基本的な動作から、3Dグラフィックのように立体感のある映像を処理したり…、情報をグラフィックとして伝達するのがGPUの役割です。

 

CPUの中に搭載されている内蔵GPU

GPUを内蔵するCPUと内蔵しないGPUがある。写真は内蔵GPU非搭載のAMD Ryzen 9 3900X

 

CPUはパソコンの頭脳としてさまざまな情報処理を行う、パソコンの頭脳となる部品ですが、GPUも画像処理部門として重要な役割を果たすのです。

 

実はCPUの中にはGPUのコアを搭載しているものがあり、これらを内蔵GPUと呼んでいます。

この動画の21秒~以降で内蔵GPUについて詳しく解説してみました。ぜひ視聴してみてください。

 

性能が高いミドルレンジ以上のグラフィックボードには劣りますが、内蔵GPUの性能は世代を経るごとに向上しています。

 

動画編集においてもCPU内蔵GPUの機能は侮れません。

 

エンコードや動画再生のための機能を専用回路として搭載しているのでCPUの負担を軽減できるのです。

 

旧世代の内蔵GPUは性能的にはやはり劣るため、その場合はグラフィックボードを追加してGPUの増築を図ったほうが賢明でしょう。

 

ですが、最新世代のCPUに内蔵されているGPUは、動画処理に対してもかなり機能性が高いものがあり、動画編集ソフトによっては、内蔵GPUでも十分使えるものもあります。

 

動画編集ソフトによってGPUの性能は劣る場合も…

クリエイターに人気のGPU NVIDIA Quadro

 

GPUはグラフィック関連全般の演算処理を行いますが、動画編集に関しても大きな期待を持てるでしょう。

 

代表的なグラフィックボードメーカーのNVIDIAが作るグラフィックボードはCUDAと呼ばれる統合開発環境で作成されており、並列演算処理を得意としています。

 

これは動画のエフェクト処理をするさいに多いに役立ちます。

 

動画編集ソフトをAdobe Premiere Proに選択する場合、それらの機能が発揮します。

 

しかし、動画編集で複雑なエフェクト処理を行わない場合や動画編集ソフトが推奨しているグラフィックボード以外のものを使用する場合は、性能の良いグラフィックボードは必要かと問われれば、必ずしもそうではありません。

 

先にも伝えました通り、動画編集ソフトによってはCPUに内蔵のGPUでも大丈夫であったり、グラフィックボードによっては性能を発揮できないものもあります。

 

 

AIを使った動画編集が主流になるとGPUはもう必須になる

Stable Diffusion WebUIの実行画面

 

OpenAIによって画像生成の分野では生成AIが爆発的に普及しつつあり、その技術が動画編集に及ぶのも時間の問題です。

 

Adobe Premiere Proでは自動音声ダッキング(会話が聞こえるようにBGMのボリュームを調整する)やオートリフレーム(16:9のアスペクト比を縦名が動画にする際自動的に最適化する)などでAIが活用されております。

 

このようなAIによる動画編集の効率化はCPU内蔵のGPUでは対応できませんので、ビデオカードを搭載したパソコンを手に入れるしかありません。

 

また、Stable Diffusion WebUIのようなインストール型のAIツールはGeForce RTX 2XXXシリーズ以上の高性能なビデオカードが必須になっている点も注意が必要でしょう。

 

 

最新GPU搭載の動画編集用パソコン オススメの4台を紹介

 

映像制作会社ではこれまでグラフィック性能を重視したハイエンド動画編集用パソコンが使われてきました。

 

しかし最近ではCPU性能がかなり向上していることもあり、ミドルクラスのグラフィックスでも十分。とコストを抑える傾向もあるようです。

 

低予算の動画制作にも最適なパソコンを提供してくれるのがBTOパソコンショップです。
ここではクリエイターに人気のパソコンショップを紹介します。

 

マウスコンピューター

 

マウスコンピューターはBTOパソコンショップの中でも製品の種類が豊富で、ミドルクラスのGPUを搭載した動画編集用パソコンでも選択肢が多いのが特長です。
費用を抑えたい方はクリエイター向けPC DAIVシリーズからGeforce搭載のパソコンを選ぶのが良いです。
年末は価格が安いので、そのタイミングを狙うのも良いでしょう。

 

NEXTGEAR JG-A5G60(ホワイト)

CPU: Ryzen 5 4500  
グラフィックス:GeForce RTX 5060 8GB 
メモリ:16GB PC4-25600 
ストレージ:M.2 SSD NVMe 1TB 

137500円(税込)

>>公式ページを見る

 

レノボ

 

レノボは公式サイトからWEB会員に登録することができ、会員向けに旧モデルや生産完了品を特別価格で販売しています。最新のGPU搭載PCもセールで安く買えますが、価格重視で買うならWEB会員価格で型落ちのハイエンドモデルを買うのがオススメです。

 

Lenovo LOQ Tower 17IAX10 - ルナグレー

CPU:Core Ultra 7 255HX 
グラフィックス:GeForce RTX 5060 8GB GDDR7 
メモリ:16GB(PC4-25600) 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 512GB

165660円(税込)

>>公式ページを見る

 

ドスパラ

 

ドスパラでハイエンドGPU搭載の動画編集向けパソコンを買うならGALLERIA / raytrekシリーズがオススメです。
ドスパラはアウトレット品に掘り出し物があり、中にはキャンセル未使用品で激安価格設定になっているパソコンがあります。
狙っているグラフィックス搭載のパソコンがあるかもしれませんよ。

 

GALLERIA RM7R-R56 5700X搭載

CPU:Ryzen 7 5700X 
グラフィックス:GeForce RTX 5060 8GB 
メモリ:16GB DDR4-3200 
ストレージ:M.2 SSD NVMe Gen4 500GB

149980円(税込)
※9月22日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい

>>公式ページを見る