「EDIUSを購入したはいいものの、パソコンのスペックが悪くて、動きがカクカク…。」そんなストレスをため込んでいませんか?
グラスバレー社のEDIUSは、映像制作会社で導入されている動画編集ソフトの一つです。
比較的安価なライセンス料金と、Adobeに比べると低スペックのパソコンでもサクサク作業できることで評判の良いアプリケーションです。
このエントリーではEDIUSを快適に操作するためのオススメな動画編集用パソコンをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。
>>EDIUS PRO向けの動画編集パソコンにオススメのPC4モデルをすぐに確認する
2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています
動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。
ゲームPC選びにも役立つと思うのでぜひご覧ください。
EDIUS(エディウス)は、取り込みから出力までオールインワンで操作できる日本製のノンリニア編集システムで構成されている動画編集用ソフトです。
最大の特長は、可用性があり軽快な動画編集ができるということです。
基本的な編集・エフェクト機能から4K・3Dも対応でき、さまざまフォーマットを同時に取り込んで編集が可能なマルチフォーマットリアルタイム混在編集機能によって、プロ並みの映像制作ができます。
EDIUSがどのような操作方法や機能を持つか具体的に知りたい方のために、公式サイトで体験版をダウンロードすることができます。
体験版をご利用するにあたってEDIUS IDが必要です。30日間無料でEDIUS Proが利用可能です。
この動画はEDIUS Pro 9の編集による基本的な流れを解説してくれています。
EDIUS Pro 9は動画編集初心者の方でもすぐに分かるような操作画面の構成になっているのでオススメの編集ソフトと言えます。
CPU AVX2をサポートする第4世代 Intel CPU 以降 または 同等の AMD CPU メモリー 8GB以上(4K編集には16GB以上) ハードディスク システム:
SSD、または SATA/7,200 rpm 以上のハードドライブ。
EDIUSのインストールに6GB以上の空き容量が必要。
メディア:
システムと同じドライブの場合は高速なドライブ上の別パーティション
* システムとは別の高速なドライブの接続を推奨グラフィックス 以下の条件を満たすグラフィックシステムが必要。
-1024×768 32bit color 以上の表示ができ、Direct3D 9.0c 以降、および Pixel Shader Model 3.0 以降に対応したもの。
-ビデオサイズに応じて以下のビデオメモリーが必要。
SD / HD(8bit/10bit): 1GB (2GB以上を推奨)
4K (8bit/10bit): 2GB (2GB以上を推奨)
EDIUSで動画編集をする条件として、まずCPUが高性能であることは外せません。
EDIUSは、レンダリング処理や変換をする所要時間を最大限に短縮することができますが、クアッドコア・オクタコアなどと、コア数の多いものほど威力を発揮します。
またEDIUSはインテルCPUに備わるQSV(インテルクイックシンクビデオ)機能でデコーディング・エンコーディングの高速化を図れます。
このような理由からEDIUS Proを使うならAMD Ryzen CPUよりもインテルCPUの方が良いと言えます。
またメモリ容量は、CPUほどに影響力があるものではないので、推奨環境を満たす容量があれば大丈夫です。
グラフィックボードですが、EDIUSは4K動画の編集ができるということから、それに見合った規格が望ましいと言われています。
動画編集をするには適したビデオチップが良いですが、使用環境ではQuadroなどを前提としておらず、必ずしも高性能なグラフィックボードを必要としておりません。
パソコンショップによっては4K動画編集をしない場合、EDIUSの運用環境は高性能なCPUの搭載だけで動作環境は万全であるとも言われています。
実際にEDIUS X Proではメモリー32GB、CPUはCore i7とグラフィックボードはゲーム用のGeForce RTXシリーズでも全く問題なく利用できています。
ただ、ファイル容量が大きなものとなることから、ストレージは大容量のHDDと高速処理が可能なSSDを共用した構成にしたいところです。
DAIV FX-I7G60 294,800円(税込)
モデル名 | DAIV FX-I7G60 [Windows 11 Home] |
CPU | インテル Core i7-14700KF |
グラフィックス | GeForce RTX 4060 VRAM 8GB |
OS | Windows 11 Home 64ビット |
メモリ | PC5-38400 DDR5 |
メモリ容量 | 32GB |
1stストレージ | 1TB M.2 SSD NVMe Gen4 |
2ndストレージ | - |
チップセット | インテル® Z790 チップセット (ATX) |
オーディオ機能 | High Definition Audio subsystem |
※販売価格は2025年1月に調べています(変更の可能性がります)
第14世代のRaptor Lakeアーキテクチャを採用したCore i7プロセッサを搭載することで4K動画編集も余裕で対応できるパフォーマンスが期待できます。
またDDR5メモリに対応しているので、省電力・動作速度も安定性を望めます。
ストレージはSSDとHDDのツインドライブとして、高速処理かつ大容量のデータ保存が可能です。
マウスコンピューター公式サイト: DAIV FX-I7G60 の購入者レビューを確認する
十分なスペックのパソコンを使うことも重要ですが、それと同じぐらい重視したいのがEDIUS Pro編集時のファイル管理です。
EDIUS Pro編集ではプロジェクトファイルをC:ドライブ内に保存し、撮影データを外部ディスク(C:ドライブとは別のディスク)に保存します。
この時、動画データを保存する外部ディスクはC:ドライブと同等性能のディスクが望ましいです。
例えば、起動ディスクがM.2 SSDであれば、同程性能のM.2 SSDを。
予算的に難しい場合はSATA SSDを動画データ保存用のディスクとして用意、追加すればEDIUSの動画編集作業が軽快になります。
インテル第13世代CPU以降の対応マザーボードであれば、デスクトップパソコンはもちろん、ノートパソコンでも多くはM.2 SSDの空きスロットが1~2個あります。
BTOパソコンならDIYでもM.2 SSDを追加することができるでしょう。
自分でやるのが難しい(面倒な)方がこれから新しいパソコンを買う場合、購入時に追加アップグレードしてもらうと良いでしょう。
映像制作会社ではEDIUSを導入している会社は非常に多く、特にブライダル系の仕事に携わる動画編集者はどのパソコンショップでパソコンを購入するべきか悩ましいでしょう。
ここではEDIUS推奨パソコンを過去に販売していたパソコンショップを中心におススメの店を紹介します。
マウスコンピューターではかつてEDIUS推奨動画編集向けパソコンを販売しておりましたが現在は販売されておりません。EDIUSを使用する目的なら最新のCPUのうち、GPU内蔵の製品を選択するのが良いです。
4K動画編集をするならメモリを32GBまで追加するのがオススメです。
G TUNE DG-I7G60
CPU:Core Ultra 7 265269800円(税込)
レノボの4K動画編集向けパソコンはEDIUS PROで動作確認がとれており、放送向けHDR「HLG方式」に対応できるよう専用のI/Oカードを搭載しています。
プロの映像クリエイターにもレノボは人気があるので安心感があります。
Lenovo Legion Tower 5 30IAS10 (Intel)
CPU:Core Ultra 7 265KF249810円(税込)
EDIUSはソフトウェアがインストールされているディスクにビデオクリップやプロジェクトファイルを保存して起動することが前提になっています。
ドスパラでかつて取り扱われていたEDIUS推奨モデルは1TB SSDをCドライブに搭載していました。
最新のCPU + Cドライブに十分な容量を備えたパソコンがおススメです。
GALLERIA RM7R-R57 7700搭載
CPU:Ryzen 7 7700239980円(税込)
※9月22日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい