Intel社のCore iシリーズやAMD社のAthlonなど、CPUは世代別にブランド化されていますが、コア数や同時処理するスレッド数により差別化されているといっても過言ではありません。
PC性能を大きく左右させるコア、これにもさまざまな規格があります
このエントリーでは動画編集の作業とCPUのコア数がどのように関係するのか解説します。
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2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています
コアとは核という意味合いを持ち、物事の中心を指します。
パソコンにはCPUという中央処理装置として、人間でいえば頭脳の役割を持つ部品があります。
コアはCPU内の心臓部分にあたり、実際に処理を行う部分を指します。
CPUの性能が良ければ良いほど、複雑なデータを素早く安定して処理することができ、Core iシリーズなど、世代別にブランド化されています。
動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。
ゲームPC選びにも役立つと思うのでぜひご覧ください。
この動画の2分11秒以降ではCPUについて詳しく解説してみました。
現在CPUを評価するときに3つのポイントがあります。
・コア数
・スレッド数
・グラフィック性能の強さ
動画編集用途でおススメのCPUを解説したのでぜひ視聴してみてください。
コアは元来1つのCPUにつき1つありませんでしたが、時代と共に進化してきました。
消費電力や発熱を抑えた上で性能を向上させるなどして、マルチコアプロセッサが主流となっていきました。
2006年に誕生したのが『デュアルコア』という、1つのCPUの中に2つのコアがある規格です。
これまでのシングルコアでは、CPUのクロック数(動作周波数)を向上させると発熱してしまうという限界から、コアを増やすことによってパフォーマンスを上げる策を投じたのです。
同年8月にIntel社から登場したCore2シリーズを皮切りに、デュアルコアプロセッサの普及が進んでいきました。
複数のコアを持つことから、マルチコアプロセッサと呼ばれています。
コアを増やすことでクロック数を上げなくとも、複数のスレッドを並列に実行する(マルチスレッド)という処理分散化を実現。
また、1つのソフト内でも複数の処理を並列して実行できるというマルチタスクも一般化されました。
それと同時に、マルチスレッドに対応したソフトウエアも増えていき、それらへの性能は大きく発揮します。
コアプロセッサ開発は続き、2007年に誕生したのが『クアッドコア』。
このクアッドコアは、4つのコアが集結してできたマルチコアプロセッサです。
この4つのコアプロセッサは、それぞれが独立しているので、互いの処理に影響されることなく動作環境を保てるのが利点です。
当然性能も上がります。
そしてクアッドコアの構成には、2つの方式がとられています。
・単体のコアを集結した方式(AMD社:クアッドコアOpteron・Phenomなど)
・デュアルコアが2つ集結した方式(Intel社:Xeonシリーズ・Core 2 Extremeシリーズなど)
互いに独立したコアプロセッサといっても、キャッシュメモリなど機能の一部は共有することが多いため、処理速度が上がるという利点があります。
シェアが最も高いIntel社のCPUは、世代モデルが新しいものほど高性能ですが、世代ごとの差別化として、コア数/同時処理スレッド数によって行われてもいます。
先にも述べた並列処理が可能なマルチスレッド対応のソフトなら、その性能・パフォーマンスを発揮するでしょう。
そしてクアッドコアのほかにも、ヘキサコア(6コア)、オクタコア(8コア)、ドデカコア(12コア)などというものが続きます。
現在(2024年1月時点)販売されている動画クリエイター用パソコンは8コア以上が主流になっており、コア数が多いほど性能が高くお値段も高価になっています。
エフェクト処理や繰り返しのレンダリング作業、エンコーディングなど、並列処理を行う要素が高い動画編集においては、マルチコアは適しているといえます。
4K編集を行わない場合はクアッドコアのCPUでも十分使えるでしょう。
映像業界ではBTOパソコンショップの動画編集用パソコンが人気です。
パソコンショップのパソコンは低価格だけがメリットという印象があるかもしれませんが、メーカーよりも高性能なパソコンもあるので動画クリエイターには人気があります。
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