動画編集はパソコンに与える負担が大きく、高いスペックのパソコンが必要になります。
低スペックのパソコンなら5万円以内でも買えますが、動画編集向けの高スペックなパソコンとなると値段がそれなりに高くなります。
そんな時に、クリエイターの大きな味方になってくれるのがBTOパソコンです。
コスパを追求するならやっぱりBTOパソコンです!
その中でもクリエイターに人気の「DAIV」では動画クリエイターやフォトグラファー、イラストレーター向けに構成したBTOパソコンが揃っています。
では、動画編集をするならDAIVシリーズの中からどのようなパソコンを選べば良いのでしょうか?
ここでは
DAIVのパソコンの特長や選び方
他のBTOパソコンとの違い
DAIVの動画編集向けパソコンを安く買う方法
を解説します。
2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています
動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。
ゲームPC選びにも役立つと思うのでぜひご覧ください。
DAIVはBTOパソコンメーカーのマウスコンピューターが展開するクリエイター・エンジニア向けパソコンブランドで、グラフィックス性能が高いパソコンが揃っています。
DAIVは用途に合わせてグラフィックカードやメモリの容量をカスタマイズでき、Macや国産ブランドと比べるとかなり低予算で高性能なパソコンを手に入れることができます。
マウスコンピューターにはDAIVの他にゲーム用途に特化したG-TUNEというブランドもあり、G-TUNEでもグラフィックス性能が高いパソコンを選ぶことができます。
G-TUNEのほうが知名度が高いです
ではDAIVとG-TUNEのどちらで選ぶのが良いのでしょうか? どこに違いがあるのでしょうか?
まずゲーマー用途に構成されたG-TUNEはゲームユーザー向けに設計されており、価格はDAIVより多少安価な傾向があります。
またパソコンの外観にこだわるゲームユーザーが多いため、様々なデザインのパソコンケースを用意しているのも特長です。
これに対してDAIVではパソコンケースのデザインは1種類となっている点と、業務用途で持ち出す可能性を考慮し、キャスターが取り付けられています。
それにG-TUNEとDAIVは高性能なグラフィックカードが扱われる点では同じですが、DAIVはクリエイター向けにパソコンのデータ保存容量が大容量になっている傾向があります。
クリエイターが使用するソフトウェアや保存するファイルは容量が非常に大きく、小さなハードディスクではすぐに足りなくなってしまいます。
そのため大容量のハードディスクを複数台搭載でき、保存領域に余裕を持たせたパソコンになっているのが特長です。
DAIVは剛性のある堅牢なPCケースです
先ほどG-TUNEのほうが多少安価な傾向があるのはこのような理由があるからです。
ただし、DAIVの安価なモデルではデータ保存容量が小さいパソコンもありますし、G-TUNEのハイエンドモデルにはクリエイターが使ってもなんら問題ない大容量の保存領域を持ったパソコンもあります。
どちらが良いとは一概に決定するのは難しいですが、DAIVは用途に合わせたカスタマイズが実現できます。
あともう一つ重要なポイントがビデオカード(グラフィックスカード)の対応力です。
実はクリエイティブ用途のパソコンはビデオカードに依存しており、ここ数年はその傾向が顕著です。
特にAIがクリエイティブ系のソフトウェアに組み込まれるようになり、ビデオカードの性能差がパソコンの性能に如実に表れるようになっています。
高性能のビデオカードでGeForce RTX シリーズを挙げてみましょう。
上記の写真の中央に配置しているのがビデオカードで、最新・高スペックな製品ほどサイズが大きくなっています。
これはソフトウェアの運用中、ビデオカードのGPUチップが温度上昇して機能低下を起こさぬよう大型のファンが装着されるようになっているのが理由ですが、ビデオカードのサイズが大きいとその分堅牢な造りにする必要があります。
GeForce RTX 3XXXシリーズ以降、各PCメーカーもビデオカードの固定に配慮し特殊な金具(VGAステー)を備えて対応しています。
2021~2023年、多くのBTOメーカーのケースでリニューアルが行われたのはこれが理由でしょう。
例えばDAIVでは3連ファンを備えた大型のビデオカードを最大2基設置できるほど空間スペースと堅牢性に余裕を持たせたPCケースに生まれ変わっています。
DAIVケースのデザインはカスタマイズ(ディスクの追加)前提で設計されているのが魅力です。
✅ビデオカードの許容範囲が広く、拡張性が高い
✅抜群の堅牢性とスペースにゆとりのあるケース
✅キャスターが備わり移動がラク
マウスコンピューターのゲーミングPCブランド G-Tuneのメリット・デメリットを解説します。
現在、マウスコンピューターではゲーミングPCブランドを2つ展開しており、ユーザーはG-TuneとNEXTGEARの2ブランドから商品を選べます。
NEXTGEARはAMD Ryzen CPUに特化したブランドで、低価格を売りにしたブランドです。
一方でG-TuneブランドはインテルCPUとAMD CPUのどちらもありますが、インテルCPUが多いのが特徴です。
ケースデザインはゲーミングPCらしいクリアパネル仕様の製品が多く、RGB LEDのケースファンに変更(有料オプションのBTOカスタマイズ)することで光り輝くパソコンに仕上げることができます。
例えばG-TUNEデスクトップPCの定番となるMicro ATXケースでは小型であるゆえに容積が小さくなっています。
そのため1~2ファン仕様の小型(長さ15~24cm)のビデオカードが採用されています。
フロント部分にケースファンが備わり、冷却性能を高めています。
ただしDAIVのケースに比べるとパーツの密度が高いので、冷却性能と拡張性は劣ります。
G-TUNEにはE-ATXケースのモデルもありますが、水冷ユニットを装備したCore i9や、GeForce RTX 4080のようなハイエンドグラフィックカードを搭載した製品に限定されています。
G-TUNE E-ATXモデルは値段も高く、一般的なクリエイティブ・ゲーム用途でオーバースペックになる傾向があります。
ちなみにG-TUNEはホワイトケースを選べるので、ケースのカラーにこだわる方にはメリットがあるでしょう。
ゲームもするし、制作もするという方は見た目にこだわるか、性能と拡張性にこだわるか、よく考えて両方のブランドをチェックするのが良いでしょう。
✅サイズがコンパクト
✅ゲーマーPCらしいデザインでホワイトケース・RGBケースファンが選べる
✅2ファン仕様のビデオカードが上限で拡張性能は制限がある
✅E-ATXモデルもあるが値段が高い
BTOパソコンはマウスコンピューターの他にドスパラやパソコン工房が有名です。
この二社もマウスコンピューターと同じようにゲーム用・クリエイター用でブランドを分けて展開しています。
ドスパラ
GALLERIA:ゲーミング用・クリエイター用
raytrek:プロのクリエイター向け
パソコン工房
LEVEL:ゲーミング用
sense:クリエイター用
違いはマウスコンピューターと同じようにグラフィックスに特化したゲーム用と、それに加えて大容量のストレージ(HDD・SSD)を合わせているのがクリエイター向けとなっています。
取り扱っているパソコンのパーツに若干の違いがあるものの、性能は同程度の構成にした場合、ほとんど違いがありません。
とりわけDAIVは公式通販サイトでパーツのメーカーを詳しく記載しておらず不親切。といった書き込みもみたことがありますが、私の場合、PCパーツのメーカーはそんなに気にしていないので特に問題ないという印象です。
それよりも知っておきたいのがDAIVの買い時です。
マウスコンピューターは2007年にパソコン工房を買収し、今ではBTOパソコンメーカーで最大規模の会社です。
そのためパーツの在庫量が多く、CPUやグラフィックカードのモデルチェンジ時期にも旧モデルを搭載したパソコンがかなりたくさん並びます。
そして型落ちモデルがボーナス時期に一気にセールされるので、DAIVでパソコンを買うならボーナス期の7月と11~12月が狙い目のタイミングです。
ただし、「型落ちのパーツでは嫌!最新の構成のPCが良い!」って方は、買うタイミングを特に気にする必要はありません。
DAIVにはハイエンドのグラフィックカードを積んだ高スペックのノートパソコンもかなり豊富に揃っています。
なのでノートの方が性能が低いとは一概に言えません。
ただし、ノートパソコンのほうが価格が割高になるのと、BTOパソコンはDAIVに限らず全体的にノートPCのサイズが大きく重いです。
これはカスタマイズを重視し、専用設計ではないことが理由でしょう。
もちろん外出先でハイスペックのPCを使う必要があるならDAIVのノートPCを選ぶべきですが、拡張性や冷却性能を考えると動画編集が主ならデスクトップPCがオススメです。
私の場合、まず自宅(事務所)に動画編集用のクリエイターPCを購入し、外出先での仕事用に1kg程度のモバイルPCを後々購入しました。
YouTube動画なら小型のノートPCでも制作できますが、ガッチリ作りこむ高画質の動画はやはりデスクトップのほうが軽快に作業が進みます。
ブログをコツコツ書いていると、時々イイこともあります。
ある時、マウスコンピューターの担当者さんから連絡があり、このサイト限定のパソコンを企画していただくことが出来ました。
話はとんとん拍子に進み、ムービープレスとDAIVのコラボパソコンが完成です。
マウスコンピューター DAIV × Movie Press コラボモデル一覧はこちら
DAIV FX-I7G7S
CPU:インテル Core i7-14700F338800円(税込)
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
インテル Core i7-14700F プロセッサー |
ビデオカード | GeForce® RTX 4070 SUPER(12GB) |
メモリ | 32GB (PC5-38400 DDR5 16GB×2/ デュアルチャネル) |
ストレージ |
1. M.2 SSD Gen4 1TB (NVMe対応/M.2規格/PCI Express x4 接続) |
その他標準オプション |
・水冷CPUクーラー |
ここで紹介するDAIVのパソコンは4K動画編集を快適にできる上に、Stable Diffusion WebUIのようなAI画像生成も快適に実行できる仕様になっています。
最新世代のCore i7と最新のグラフィックカードを搭載し、デュアルストレージ仕様で動画クリエイターに必要なパーツも特別に取り付けてもらいました。
後々必要になって買うはめになりやすいDVDドライブを標準装備しています。
保存容量もCドライブのSSDとは別に2TBのハードディスクが内蔵しています。
DAIVで普通に購入するよりも安く買えるので、動画編集用のパソコンを探している方はぜひオススメです。
また、このパソコンでどこまでの動画編集作業ができるのか知りたい方は下の記事で検証しましたので合わせて読んでみてください。
そしてこれよりももっと高スペックのパソコンを求めている方は、通販サイトでBTOカスタマイズが可能です。
例えばレギュラー商品よりも当サイトのコラボモデルをカスタマイズしたほうが価格が安くなりますよ。
さらにG-Tuneブランドでもコラボモデルをリリースしています。
ゲーミングPCらしいデザインと、コンパクトなサイズを求める方にはお勧めです。
※オプションでLEDケースファンを搭載できます
G-Tune DG-I5G60
CPU:インテル Core i5-14400F199800円(税込)
OS | Windows 11 Home 64ビット |
CPU |
インテル Core i5-14400F プロセッサー |
ビデオカード | GeForce RTX 4060(8GB) |
メモリ | 32GB (PC5-38400 DDR5 16GB×2/ デュアルチャネル) |
ストレージ |
1. M.2 SSD Gen4 500GB (NVMe対応/M.2規格/PCI Express x4 接続) |
その他標準オプション |
・DVDスーパーマルチドライブ |
マウスコンピューター公式通販サイトで購入へ進めるとカスタマイズ画面が表示されます。
G-Tune × ムービープレスコラボモデルはメモリの変更(増設)だけでなくCPUの変更やSSDのスペックアップができるのはDAIVコラボモデルと同じです。
さらにG-Tune × ムービープレスコラボモデルはケースの色やLEDケースファン仕様も選べます。
コラボモデルはDVDドライブも標準装備です。
※オプションでLEDケースファンを搭載できます
G-Tune DG-I5G60
CPU:インテル Core i5-14400F199800円(税込)
さらにMouse ビジネスノートPCのコラボモデルも用意されています。
ビジネス用ノートPCで動画編集にも十分に対応できるスペックです。
mouse K5-I7GM5BK-A
CPU:Core i7-12650H132800円(税込)
>>販売終了しました
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8
CPU:Core i7-14700KF179850円(税込)
GALLERIA RM7C-R46T
CPU:Core i7-14700F199980円(税込)
※9月13日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい