ASRock B550 Pro4を購入!
トラブルなく交換できましたよ
ASRock B550 Pro4を購入しました!
直近で組んだ自作パソコンもASRock A570 Steel Legendを使用しているので、B550 Pro4でASRockマザーボードは2枚目です。
今のところ、どちらも安定稼働しており大満足です。
ここではASRock B550 Pro4を使ってみた感想と、メリット・デメリットを解説します。
2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています
この動画では自作パソコンを組みたい動画編集者の方向けにパーツ選びについて詳しく解説しました。
組み立て方については「自作パソコンの組み立ての流れを動画編集者さん向けに解説」で解説したので合わせてご視聴ください。
4年以上使ってきたメインのデスクトップパソコン(パソコン工房製BTOパソコン)をさらにあと3年以上使うためにスペックアップを企てました。
旧スペックとスペックアップ内容は以下です。
スペックアップ前 | スペックアップ後 |
CPU:AMD Ryzen 7 1800X | CPU:AMD Ryzen 7 3800XT |
マザーボード:ASUS PRIME X370-PRO | マザーボード:ASRock B550 Pro4 |
メモリ:32GB(DDR4-2400 16GB×2) | メモリ:旧パソコンからそのまま移行 |
ストレージ:サムスン 960 EVO 500GB(NVMe M.2 PCIe3.0) | ストレージ:旧パソコンからそのまま移行 |
CPUクーラー:AMD 標準クーラー | CPUクーラー:Noctua NH-U12A |
電源:700W 80PLUS BRONZE | 電源:旧パソコンからそのまま移行 |
PCケース:パソコン工房 SENSE標準 | PCケース:フラクタルデザイン Define 7 Compact |
CPUはマザーボードのソケットが合えば交換可能です。
ASUS PRIME X370-PROはソケットがAM4で、Ryzen 7 1800Xを搭載していました。
Ryzen 3XXXシリーズもソケットの変更はなくAM4なので交換が可能です。
選んだCPUはRyzen7 3800XTです。
これに合わせてCPUクーラーも交換します。Noctua NH-U12Aを購入。
CPUの交換で気を付けなければいけないのがBIOSのアップデートです。
ASUS PRIME X370-PROを搭載した私のBTOパソコンは2017年11月に購入して以降、BIOSアップデートを一度もやっていません。
なのでRyzen 3XXXシリーズを搭載するにはBIOSのアップデートが必要になることが分かりました。
BIOSアップデートについて調べれば調べるほど怖くなってしまいついつい放置していたのですよ。
自作パソコンに詳しい人に相談すると
「新しいマザーボードに交換して、これまでの起動ディスク(M.2 SSD)を取り付ければWindows 10の再インストールをしなくても動くよ。」
というご意見を聞いたので、CPUと一緒にマザーボードも交換すれば心配はなさそうです。
それで早速マザーボード選びを開始しました。
前回の自作パソコンで採用したASRock Steel Legendが安定稼働しているので、次もASRockを選択することにしました。
前回の自作パソコンで使用したASRock X570 Steel legendは2.2万円程でした。
今回カスタマイズするパソコンはサブPCにする予定なので、もう少し安価で低グレードでも構いません。
こんな条件で選ぶとASRock B550 Pro4がぴったりです。
万が一の初期不良も考えて正規代理店のドスパラで購入しましたよ。
ASRock B550 Pro4はB550シリーズの中ではエントリークラスの性能となるマザーボードです。
第三世代Ryzen CPU向けに2020年6月にリリースしたマザーボードで、入手した時点では比較的新しい製品です。
B550 Taichi | 3.9~4.0万円 |
B550 Steel Legend | 2.3~2.7万円 |
B550 Pro4 | 1.9万円 |
B550 PG Velocita | 2.9万円 |
B550 Phantom Gaming 4 | 1.5~1.8万円 |
※価格は2022年11月価格コム調べ
PCIe4.0対応のM.2 スロットを備えており、価格は1万円前半なのでB550の中では価格の安さが際立っています。
ASRockのRyzen CPU対応マザーボードはX570とB550に分かれており、B550はプロ仕様のX570と比べると価格が安いのが特長です。
一方でB550はX570シリーズの機能を一部省略しており、例えばB550 Pro4においてはマザーボードの発熱を抑えるDr.MOSが非搭載になってます。
しかしASRock B550シリーズはX570発売後1年ほど経過してから販売開始されているので、X570よりも全体的に設計が新しく、X570の不満点を解消したマザーボードとなっています。
USB 3.2 Gen2がType-A・Type-Cの端子で一つずつ装備され、最大10Gbpsのデータ転送が可能です。
M.2 SSD スロットは2つ用意され、一方はPCIe Gen4×4対応。この価格のマザーボードで転送速度が速いM.2 SSD Gen4を使えるのが最大の魅力です。
中でもグラフィックカードの差し込み口となるPCIe 4.0 x16スロットは強化スチールスロットとなり、ますますファンが大型化している新しいグラフィックカードもしっかり固定できるよう安定感が増しています。
電源フェーズは8つでメモリは4スロット。オーバークロックでDDR4 4533+まで対応できるそう。
尚、Ryzen 5 3400GとRyzen 3 3200Gは非対応なので注意。
ASRock Polychrome SYNCに対応でマザーボードをLEDでキラキラ光らせることもできる。
RGB LED ポートやアドレッサブル LEDポートも発見できます。
ASRock B550 Pro4はASRock POLYCHROME SYNCにも対応しているのでLEDでピカピカパソコンを光らせることも出来ます。
メモリを取り付ける前にCPUクーラーを仮で取り付けてみました。
サイズが大きなNoctua NH-U12AのCPUクーラーでもアルミ製ヒートシンクへの干渉は全くなし。
メモリは先に挿し込んでCPUクーラーを取り付けたほうが良さそう。
Noctua NH-U12Aはファンが取り外しできるので、メモリ取り付けはファンを取り外した状態で実施しました。
フラクタルデザイン Define 7 CompactにASRock B550 Pro4を組み込みました。
ケースはATXなのでマザーボードを組み込んでからも作業は非常に簡単に完了しました。
マザーボード ASRock B550 Pro4に同梱する部品はSATAフラットケーブルとM.2 ソケットネジとスタンド、I/Oパネルとサポートディスク、取扱説明書です。
取説通りにケーブルを接続すれば、組立に難しいポイントはほとんどありません。
CPUクーラーからのケーブルとケースから伸びているケーブルを所定のピンに挿していきます。
マザーボードとケースを取り付けるネジはケース側に付属しているものを使います。
前のPCで利用していた起動ディスク(M.2 SSD NVMe PCIe3.0)には長尾製作所の空冷ファンを取り付けていました。
ASRock B550 Pro4のPCIe Gen4 M.2スロットにはヒートシンクを備えた保護プレートが用意されています。
長尾製作所のM.2 SSD用クーラーはここでおさらばです。
今回初めてマザーボードの交換を実施したので、不具合が起きないか心配していましたが、あっさり問題なく換装できました。
これまで私は
マザボ交換=パソコン買い換え
の印象を持っていました。
だけどこんなに簡単にマザーボードを交換できるならもっと早くやっておけばよかったと思います。
CPU交換時にマザボごと交換すればBIOSアップデートのリスクはなくなりますものね。
ASRock B550 Pro4はASRockのX570シリーズと比べると価格が非常に安いのも魅力。
ちなみにRyzen 7 3800XTについてはBIOSアップデートなしで動きました。
起動時間も非常に早くなり動画編集も快適!パソコンが生まれ変わったようです。
背面のI/OパネルはDisplayPort端子が非搭載になっており、USB端子の数も多少省略されています。
まあ普段から全部利用していないので特に問題なし。
またグラフィックカードのスロットが強化されている点も魅力ですね。
現状では旧パソコンから引き継いだGeForce GTX 1080 Tiがしっかり固定されています。
Ryzen 3XXX、5XXXシリーズで自作パソコンを組みたい。
でも価格は抑えたい方に最適です。
1万円節約できれば新しいSSDを買うこともできますものね!
他のパーツにも予算を充てたい方には最高の選択になりますよ。