映像の美しさを誇る4K動画。ですが扱う機器がそれに見合っていなければ、その描写の魅力は半減してしまうでしょう。
ここでは、4K動画を編集するパソコンや周辺機器を選ぶうえでのポイントを解説します。
>>4K映像編集にオススメの動画編集用パソコン4選をすぐに確認する
2018年からBTOパソコンを使った動画編集の検証を実施し、これまで年間20台以上 累計100台以上のパソコンレビュー記事を執筆しました。PC通販サイトとコラボで動画編集用のパソコンの企画・販売や当サイト限定クーポンの配布を行っています
動画編集初心者の方向けにパソコンの選び方を解説してみました。
ゲームPC選びにも役立つと思うのでぜひご覧ください。
動画編集をするうえで欠かせないのは、重たいファイルでも快適に作業できるハイスペックなパソコンです。
CPU・メモリ・ストレージ・ビデオカードと、動画編集を行うなら必要最低限なスペックを搭載したものを選びましょう。
BTOショップには、ベースモデルに対してパーツ変更するなど、自分が求めるスペックで構成できるのでおすすめです。
パソコンのスペックを重視するとともに、周辺機器を繋げるケーブルも視野に入れましょう。
映像端子にもさまざまな種類があります。
4K対応のディスプレイには、接続ケーブルにはDisplayPortが必要です。
またはHDMIでもVer2.0の4Kに対応したバージョンを選んでください。
4K動画編集には、それを映し出す4Kディスプレイが必須なのは、言わずと知れたことでしょう。
sRGBをカバーしたり、チラつき防止のフリッカーフリー設計・ブルーライト軽減機能などが搭載された大型ディスプレイが、3万円台で購入することが可能になっています。
4Kディスプレイはあまり小さなサイズで購入するのはお勧めできません。
たとえば24インチ程度の4Kディスプレイが安価で販売されていますが、小さすぎる4Kディスプレイは解像度が本領発揮できません。
最低でも27インチ以上を使うほうが良いでしょう。
4Kディスプレイでオススメはデルの4Kディスプレイです。
最近は4K動画を撮影できるカメラが数多く販売されています。
これまでのフルHDの映像と比較すると、解像度の高い作品を作ることができます。
ビデオカメラ・一眼レフ・アクションカムと、機器はさまざま。パソコンと同様にそれぞれの特徴を知り購入しましょう。
撮影した動画を保存するSDカード。
どれも同じように見えますが容量により区別されるので、高画質な映像を残すためにも知識をつけておきましょう。
この動画では動画用のSDカードの選び方を詳しく解説したので合わせてご視聴ください。
SDカードは容量により3種類に分類されます。
機器により使用可能が異なるので、対応機器を調べて購入してください。
SDカード | 記憶容量は2GBまで。対応機器:SD・SDHC・SDXC対応のカメラ |
SDHCカード | 記憶容量は2GB~32GBまで。対応機器:SDHC・SDXC対応のカメラ |
SDXCカード | 記憶容量は32GB~2TBまで。対応機器:SDXC対応のカメラ |
動画を撮る場合は、SDHCカード以上がおすすめです。
フルHD動画なら8GBで約1時間弱の撮影が可能です。
同じ容量で4K動画を撮影するとなると9分ほどになります。
4K動画を長時間撮影するなら、余裕をもってSDXCカードの容量が大きなものを持ちましょう。
またSDカードもパソコン同様に、スピードクラスと転送速度は重要です。
動画保存には一定レベルの転送速度が備わっていなければ、データを書き込むこともできません。
SDカードを選ぶ際には、容量やスピードクラス、転送速度を確認してください。
記載されているClassと転送速度は以下の通り。
例えば「CLASS 8」なら、最低8MB/Sで転送できるという意味です。
CLASS2 | 最低2MB/S |
CLASS4 | 最低4MB/S |
CLASS6 | 最低6MB/S |
CLASS8 | 最低8MB/S |
CLASS10 | 最低10MB/S |
忘れてはいけないのが、4K動画を編集するソフトウェアです。
近年販売されている有料のソフトウェアは、4K動画対応のものばかりです。
Premiere Pro | Adobe |
VideoStudio Pro | Corel |
PowerDirector | サイバーリンク |
Movie Studio Platinum | VEGAS |
Final Cut Pro | Apple |
DaVinci Resolve | Blackmagic Design Japan |
Filmora | Wondershare |
EDIUS PRO | Grassvalley |
いくつかの動画編集ソフトをざっくりとあげてみましたが、価格は数千円から数万円とピンキリです。
またAdobeの Premiere Proは、パッケージ版は販売されていません。
月額でライセンス料を払うシステムを導入しています。
どんな機能が搭載されているのか?
使いやすいインターフェースか?
ビデオカードを拡張予定なら、それとの相性は?
編集作業する環境によって左右されるので、確認してから購入しましょう。
映像業界では編集マシン(PC)を4K動画編集対応機へ移行する動きが進んでいます。
SSDの低価格化が進んだことと、Ryzen 7XXXシリーズの登場でCPUの性能がグンと上がったことでYouTubeユーザーの中でも4Kへの動きが今後盛んになるでしょう。
4K動画編集に対応できるパソコンはまだまだ安くはありませんが、かなり価格が抑えられてきています。
ちなみにパソコンショップの4K編集対応モデルは2025年時点で20万円の予算で非常に良い製品が出揃ってきています。
またパソコンに合わせて4K対応のディスプレイも揃える必要がありますよ。
G TUNE DG-A7G60
CPU:Ryze 7 7800X3D264800円(税込)
DAIV FX-I7G7S
CPU:インテル Core i7-14700F338800円(税込)
>>販売終了しました
Lenovo Legion Tower 5i Gen 8
CPU:Core i9-14900F249810円(税込)
GALLERIA RM7C-R46T
CPU:Core i7-14700F249980円(税込)
※3月8日時点の価格です。最新の価格は公式ページをご確認下さい