5Jun

手ブレがヒドイ動画の対処はどうしていますか?
常に三脚を立てて撮影できる動画制作なら手ブレの苦労を知らないかもしれませんが、一眼カメラをハンディで撮影するなら手ブレの対処は避けられません。
PremiereProやEDIUSではスタビライザーという機能(エフェクト)でカメラの補正機能でも防ぐことができなかった手ブレを緩和することができました。
ではDaVinci Resolveではどうでしょうか。
実はDaVinci Resolveにも手ブレ補正ができる「スタビライゼーション」機能があるんです。
しかもやり方は超簡単です。
ここではDaVinci Resolveで手ブレ補正をする手順を解説します。
目次
DaVinci Resolveの手ブレを補正するスタビライザー機能が便利すぎる!
この動画ではDaVinci Resolveのスタビライゼーション機能について解説してくれています。
特に動画1分以降では手ブレ補正した後の重要な作業についても述べてくれていますので、ぜひ視聴してみましょう。
DaVinci Resolveの手ブレ補手順
DaVinci Resolveの手ブレ補正機能はエディットページではなく、カラーページにあります。
カラーグレーディングと同じ流れで手ブレ補正を行うのが特長です。
まず手ブレがある動画のノードを追加します。
追加したノードを選択した状態でカラーページのセンターパレットにあるトラッカーをクリックします。
トラッカーはマスクを追従させるときに利用する機能でしたよね。
参考:DaVinci Resolveのトラッキング機能が便利&簡単すぎる件
実はこのトラッカーは手ブレ補正にも使えるんです。
トラッカーの右上にある「ウィンドウ」をクリックします。
するとウィンドウのほかにもスタビライザーが選択できるのが分かります。
トラッカーはデフォルトでは「ウィンドウ」になっており、ここをスタビライザーにすることでクリップの手ブレ補正をすることができるのです。
では早速やってみましょう。
スタビライザーを選択し、手ブレを補正したいクリップを選択した状態でプレイヘッドをクリックし再生します。
するとスタビライズ解析が始まります。少し時間がかかりますのでしばらく待ちます。
再生が終了しましたら「スタビライズ」をクリックします。
すると手ブレが補正されます。
DaVinci Resolveの手ブレ補正の注意点
DaVinci Resolveでは手ブレ補正の「スタビライザー」を適用するとビューアーの外枠に黒い線ができてしまいます。
これを消してしまう必要があります。
この黒枠を消すにはスタビライザーを行った後「ズーム」にチェックを入れます。
そしてふたたびスタビライズを選択します。
すると画像が少し拡大され、黒枠が消えました。
注意点
最初からズームをチェックした状態で手ブレ補正しても黒枠はついたままです。
最初はチェックを外してスタビライザーを使います。
DaVinci Resolveのスタビライゼ―ションは自動的に手ブレ解析して補正してくれる便利な機能ですが、画角が狭くなるという欠点もあります。
DaVinci Resolveの手ブレを補正するスタビライザー機能が便利すぎる! まとめ
こんな感じ!
一眼カメラで手ブレを防ぐのは難しいですが、カメラの手ブレ補正機構やDaVinci Resolveのスタビライザーを使って手ブレのない映像を作りましょう。
ちなみに手ブレ補正が強力な一眼カメラはPanasonicとオリンパスのカメラです。
自分の撮影技術に合わせてカメラを選択することも大事ですね!
DUAL.IS搭載で手ブレ補正が強力なPanasonic LUMIX-GH5
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