10Feb

DaVinci Resolveではエディットページを使用して動画の編集を行うことができます。
動画の編集で欠かせないのがオーディオの編集(調整)でしょう。
PremierePro、FinalCutProと同様にDaVinci Resolveもかなり細かいオーディオ編集ができます。
手順は非常に簡単です。
ここではDaVinci Resolveのオーディオ編集の手順と特長を詳しく解説しましょう。
目次
プロから学ぶDaVinci Resolveの音声・BGM調整方法
この動画はBlackmagic Design JapanのDaVinci Resolve動画講座でオーディオ編集について解説してくれています。
ぜひ合わせて視聴してみましょう。
DaVinci Resolveでオーディオの音量を調整する準備をしよう
まずはDaVinci Resolveでオーディオの編集をする前に準備をします。
エディットページのタイムラインにクリップとBGM用の音声ファイルを並べています。
この状態では音の編集ができませんので、オーディオ波形とオーディオミキサーを表示します。
波形を表示する
タイムライン表示オプションをクリックし「オーディオ波形を表示」にチェックを入れます。
するとタイムラインのオーディオトラックの幅が広がり、オーディオ波形が表示されます。
オーディオミキサーを表示する
タイムラインの右上の音符マークをクリックします。
するとオーディオミキサーが開きます。これでオーディオ編集の準備ができました。
オーディオを全体的に調整する
まずはクリップ全体のボリュームを調整してみましょう。
タイムライン上のオーディオ波形の中にある白い線(ラバーバンド)にマウスカーソルを合わせて上下にドラッグすることで、クリップ全体のボリュームを調整することができます。
部分的に音量を調整する
ビデオ収録中に映像の一部に雑音が入っていたり、音声収録したけどマイクの感度が悪くて部分的に聞こえないところがある。
という場合にはクリップの一か所、数秒だけ音量を変えるといった作業を行う必要があります。
そんな時にはオーディオ波形にキーフレームを打って調整することが可能です。
キーフレームはオーディオ波形の上で「Altキー」を押しながらクリックすると打てます。
キーフレームは音量を調整したい箇所とその前後で合計3点打ちます。
真ん中のキーフレームを下に下げることで部分的に音量を下げることができました。
DaVinci Resolveでオーディオのフェードイン・フェードアウトを行う
映像の最初と最後の音量をフェードイン、フェードアウトする方法です。
まずは作業をやりやすくするためにオーディオトラックの幅を広げます。
オーディオトラックをドラッグすることで幅を変更できます。
クリップ左上と右上にマーカーポイントのようなものが確認できるので、マーカーポイントを左右にドラッグしてみます。
すると三角形の影が現れます。
こうすることでオーディオの音量を徐々に上げるフェードイン効果を加えることができます。
音量の調整箇所がたくさんある場合は?
音量調整する箇所がかなり多い場合はボリュームミキサーのフェーダーを使って音量を新たに記録することが可能です。
まずクリップミキサーを選択してミキサー画面を開きます。
音符マークの右にある▲をクリックしてクリップミキサーを選択します。
該当箇所の「ラッチ」を選択します。
変更したいクリップの先頭から再生を開始し、クリップミキサーのフェーダー(ボリュームのツマミ)を上下します。
するとタイムラインのオーディオ波形にキーフレームが自動的に打ち込まれ、フェーダーでボリューム調整した通りに音量が記録されます。
ラッチを使えば自由に音量調整が可能となります。
プロから学ぶDaVinci Resolveの音声・BGM調整方法 まとめ
こんな感じ!
適切なオーディオ編集された動画は誰もがクオリティの高さを感じるはずです。
DaVinci ResolveはAdobe PremiereProやFinalCutProといった動画編集専用のソフトにも遜色がないオーディオ編集ができますよ。
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