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2018年に4Kディスプレイを購入するならおさえておきたい5項目

この記事は2018.7月に更新しました。

2018年12月から始まる4K・8K放送開始に向けて4K対応のテレビをそろそろ導入している方もおられるでしょう。

私の場合、テレビを全く見ない上に一日の大半をパソコンデスクで過ごすので、4K対応の優先順位はパソコンの液晶ディスプレイとなります。

YouTubeはもうすでに8Kで視聴できるようになっているので、もしこれからパソコンの液晶ディスプレイを購入するなら4Kディスプレイを購入するべきでしょうね。

4K液晶ディスプレイの販売価格は安いもので4万円前後となっていますが、映像制作や写真編集をするクリエイターの場合、どんな液晶ディスプレイを選ぶべきでしょうか?

またクリエイターでなくても、あまり安い製品を購入して失敗したくないはずです。

このエントリーでは2018年以降で4K液晶ディスプレイを購入するならおさえておきたいポイントを5つ解説します。

今回、液晶ディスプレイの有名メーカーであるBenQさんから最新の4K液晶ディスプレイを試供いただきましたので、最新の4Kディスプレイがどのような性能を持っているのか?

メリット・デメリットも合わせて検証してみようと思います。

4K液晶モニターの購入を検討しているならぜひ読んでみてください。

4Kディスプレイのメリット・デメリット

4K液晶ディスプレイを使ってみて分かった意外なメリット

ちなみに私は過去記事「動画クリエイターが4K PCモニターを選ぶときに注意したいポイント」で紹介したフィリップスの4K液晶ディスプレイを買っておりまして、現時点(2018年6月)で3か月程使用しております。

4K液晶ディスプレイは高画質な動画や写真を見るときに威力を発揮しますが、普段パソコンで確認するのは文字情報のほうが圧倒的に多いはずです。

実は4KディスプレイはフルHDモニターに比べると文字もハッキリと表示されます。

文字がキレイに表示されていると目が疲れにくいんですよ。

長時間パソコンに向かっていても集中力が途切れにくいので、仕事の効率も良くなります。

PC作業での目の疲れを軽減できるブルーライトカットの眼鏡を使っている方もおられると思いますが、最新の液晶モニターではブルーライト軽減機能を搭載した製品もあるので、長時間パソコンの前で仕事をする方にはオススメです。

使って、初めて分かった4K液晶ディスプレイのデメリット

理想的なサイズはやや高価な傾向がある
ネットで調べてみると3万円以下で販売されている4K液晶ディスプレイがありますが、サイズを確認すると24インチ程度の製品となっているのがわかります。

24インチの4Kディスプレイもキレイではありますが、従来サイズの液晶ディスプレイでは4K解像度のメリットを十分得ることが出来ないように思います。

最低でも27インチ、出来れば30インチ前後が理想的です。

ただサイズが大きくなるほど 4KとフルHDの価格差が大きくなるので、やっぱり4Kディスプレイは価格の面で負担が大きくなることは間違いありません。

現時点(2018年6月)の傾向を見ると30インチ前後の4K液晶ディスプレイはあまりディスカウントされておらず、やはりフルHDとの価格差は大きくなります。

フルHDディスプレイとの併用時は表示がおかしくなることがある

4K液晶モニター1つでパソコンを使用する場合は全く問題ありませんが、フルHDと4Kのモニターをデュアルディスプレイで使用する場合はちょっと困ったことが起きる可能性があります。

例えば動画編集ソフトのモニターパネルを片側のモニターに表示させて、作業用画面とモニター画面を分けて使う場合に4Kディスプレイ側の表示がフルHDサイズとなって小さく表示される場合があります。

こればっかりは実際に使ってみないとわからないのですが、Full HDモニターと4Kモニターをデュアルディスプレイで使いたい方は要注意です。

2018年に4Kディスプレイを購入するならおさえておきたい5つのポイント

これから4Kディスプレイを購入するなら以下の5つのポイントをおさえておくのがオススメです。

作業環境を満たした性能があるか?

動画制作ではRec.709で表示でき、写真編集ではsRGB比で高いカバー率が必要となります。

また液晶ディスプレイの経年使用によるディスプレイ色の変化を工場出荷時の正常な状態に戻すために、ハードウェアキャリブレーション機能を持ったディスプレイがオススメです。

動画制作・写真編集といったクリエイティブ用途で主にディスプレイを使う場合は液晶ディスプレイ選びを慎重に行う必要があります。

また、液晶ディスプレイにはIPSタイプ、VAタイプ、TNタイプとあります。

グラフィックプロ向けの液晶ディスプレイはIPSタイプが大部分を占めていますが、もしゲーム用途で液晶ディスプレイを購入するなら、応答速度が速いVAタイプを選ぶのが良いと言われています。

液晶ディスプレイも用途に合った製品を選ばないと買った後に後悔することになりそうです。

HDRに対応しているか?

HDR(ハイダイナミックレンジ)で撮影された映像・画像は対応の液晶ディスプレイで高精細に表示できます。

HDRで撮影できるカメラが増えているので、映像クリエイターの方はHDR仕様の液晶ディスプレイを選ぶ方が良いでしょう。

モニターのサイズは十分か?

4K液晶ディスプレイはなるべく大型のサイズを選ぶのがオススメです。

27インチ以上を狙っていくのが良いと思います。

予算的に厳しく、24インチ以下で考えているならあえて今4Kディスプレイを買わなくても良いのではないでしょうか。

目に優しい仕様になっているか?

長時間パソコンを使用する方はチラつきを抑えるフリッカーレスタイプの液晶モニターを選ぶことで目の疲れを軽減できます。

またブルーライトを軽減する液晶ディスプレイもおすすめです。

スピーカーは搭載されているかどうか?

これ意外とチェックしてない方多いと思います。

スピーカー非搭載の液晶ディスプレイの場合、音が鳴りません(´;ω;`)

デュアルディスプレイにする予定で、片方のディスプレイがスピーカーを搭載していればセーフです。

映像制作用や写真編集用にはスピーカー非搭載のディスプレイが多いので注意してくださいね。

BenQの新型4Kディスプレイ EW3270Uを試してみるよ!

BenQの2018年最新4K液晶ディスプレイ EW3270U

液晶ディスプレイ・スピーカーのメーカーであるBenQさんから2018年の最新4K液晶ディスプレイをご試供いただきました。

実際にEW3270Uを使って動画編集をしてみましたよ。

新型4Kディスプレイ EW3270Uの初期設定や詳しいレビューは「BenQの2018年最新4K液晶ディスプレイ EW3270Uを使ってみたよ!」で解説していますので、ぜひ合わせて読んでみてください。

BenQ EW3270Uは32インチで4Kディスプレイとしては理想的なディスプレイサイズとなっており、BenQの液晶ディスプレイの中では動画編集初心者さんでも手に入れやすい価格帯のモデルです。

ハードウェアキャリブレーション機能は持っていませんが、VAタイプ・HDR対応で高精細な映像表示が期待できます。

BenQの2018年最新4K液晶ディスプレイ EW3270U Rec.709

ディスプレイ設定にはRec.709やsRGB表示設定も用意されています。

またこのディスプレイは室内の照明の色をセンサーで読み取り、輝度レベルや色温度が目に優しい状態になるよう自動調整してくれる機能(ブライトネスインテリジェンス+)を搭載しています。

周辺光に合わせて映像を表示するなら、動画視聴はもちろん映像編集や写真編集にも良さそうですよね。

試しにYouTubeの4K対応動画を視聴してみました。

画像はYOUTUBEの「FLYING OVER NORWAY (4K UHD) 1HR Ambient Drone Film + Music by Nature Relaxation™ for Stress Relief」|Nature relaxation filmsをカメラ撮影したものです

これが4Kと言わんばかりの美しい映像ですね。

BenQの2018年最新4K液晶ディスプレイ EW3270U HDRオンオフボタン

BenQ 4Kディスプレイ EW3270Uはディスプレイ右下にHDRとブライトネスインテリジェンス+機能のオンオフが簡単にできるスイッチが用意されています。

BenQの2018年最新4K液晶ディスプレイ EW3270U HDRのオンオフスイッチ
ディスプレイの右下にあるボタンを1回押すと、現在のHDRのオンオフとブライトネスインテリジェンス+のオンオフが確認できます。

1回づつ押すたびにHDR、ブライトネスインテリジェンス+のオンオフ切替が出来ますよ。

それぞれの設定で液晶ディスプレイの映像表示が微妙に変わりますので、同じ照明環境で撮影して比較してみましょう。

撮影環境は暗所で撮影はα6500で行います。出力ファイルはJPEG(撮って出し)、画質設定はエクストラファインです。

HDR:OFF|B.I.+:OFF の場合

BenQ 4Kディスプレイ EW3270Uの表示テスト HDR:OFF|B.I.+:OFF の場合

クリックで拡大します

HDR OFF時やHDR対応でない映像の場合の液晶ディスプレイの表示をカメラで撮影しました。

これでもハッキリ言って十分キレイですが、すでに4Kディスプレイを使っている私としては特に感動はありませんでした。

HDR:ON|B.I.+:OFF の場合

BenQ 4Kディスプレイ EW3270Uの表示テスト HDR:ON|B.I.+:OFF の場合

クリックで拡大します

ではHDRをONにしてみましょう。

目で見た感じでは少し青っぽく、すっきり表示されるようになります。

写真ではクリアな感じがあまり伝わらないのですが、実物を見るとかなりハッキリわかりますよ。

太陽光のもとでの映像では限りなく目で見た感じに近くなり、臨場感が増しますねえ。

HDR:ON|B.I.+:ON の場合

BenQ 4Kディスプレイ EW3270Uの表示テスト HDR:ON|B.I.+:ON の場合

クリックで拡大します

次はB.I.+です。ブライトネスインテリジェンス機能をONすることで、環境照明の明るさに合わせて自動的に目に優しい輝度レベル、色温度に調整してくれるようです。

この検証では室内の照明を消しております。ブライトネスインテリジェンス+をONにした後ではほんのわずかですが、輝度が下がった気がします。

HDR:OFF|B.I.+:ON の場合

BenQ 4Kディスプレイ EW3270Uの表示テスト HDR:OFF|B.I.+:ON の場合

クリックで拡大します

最後にHDRをオフにして、ブライトネスインテリジェンス+をオンにした状態です。

最初の映像と比べるとちょっとマットな感じになっているのが分かると思います。

HDRの威力を一番感じるのはどんなシーンか?

HDRの凄さを最も感じたのは夜景や夜間での撮影シーンです。

特にネオン街を撮影したシーンは輝度差が大きいので、4K映像でもハイライト部分の白つぶれとシャドウ部分の黒つぶれは目立っていましたが、HDRで表示すると実物(夜景)を目で見るよりもキレイな映像に変化します。

この動画はYouTubeで発見したSONY RX100 VIのHDR設定で撮影した夜の街の映像です。
HDRオンオフで全く違う映像に見えますよ。
HDR搭載の液晶ディスプレイを使っている方は、SONY RX100 VIのHDRムービーをぜひ視聴してみましょう。

目が疲れにくい!セミナー編集に最適のBenQ 液晶ディスプレイ

BenQの2018年最新4K液晶ディスプレイ EW3270UとEIZOの拡張表示

左:EIZO CS230 右:BenQ EW3270U

BenQ 液晶ディスプレイEW3270Uを取り付けてから、現在取り掛かっているセミナー映像の編集をやってみました。

目の疲れを数値で表すことが出来ないので残念ですが、長時間集中して編集作業を行うことが出来ます。

EW3270Uのブライトネスインテリジェンス+機能は室内照明の環境によって輝度や色温度が変わるようですが、映像作品の色の作りこみに影響するほどは大きく変わらず、あくまで目を疲れにくくする程度になっています。

そのためブライトネスインテリジェンス+は動画編集の間、常時作動させておいて問題なさそうです。

HDRは撮影した素材がHDRで撮った場合でないと意味がありません。Rec.709と比較するとやや青白っぽくなるので今回の編集中にはオフにしていました。

HDR機能はしばらく視聴用になると思います。

記録映像は複雑な動画編集は必要ないですが、全体の尺が長いので編集時間もそれなりにかかってしまいます。
長時間動画編集をすると目が非常に疲れるのですが、ブライトネスインテリジェンス+やブルーライトカット機能を備えたBenQの液晶ディスプレイを使うとかなり楽になります。

BenQ EW3270Uは動画クリエイター仲間にもオススメできる液晶ディスプレイだと思いましたよ。

BenQの新型4Kディスプレイ EW3270Uの「ここがちょっと残念」な点

BenQの新型4Kディスプレイ EW3270Uを使ってみた感想は液晶ディスプレイの「見え方」に重点を置いた製品だなーと思いました。

ハッキリ言って画質については文句のつけどころがないです。
すでにフィリップスの4Kディスプレイを使っていましたが、BenQ EW3270Uのほうが綺麗なのでこれからはこっちをメインで使っていこうと思っています。

ただ一点、不満に思った点を挙げてみるとモニタースタンドの高さを調整できないことは残念だなーと思いました。

BenQ EW3270Uの上位モデルとなる写真編集・映像制作用のSWシリーズやPDシリーズがモニタースタンドの高さ調節できるようになっているので、EWシリーズも高さ調節できるようなスタンドにして欲しかったなーと思いましたよ。

BenQ カラーマネージメントモニター ディスプレイ SW320 32インチ/4K UHD

BenQ デザイナーズ モニター ディスプレイ PD3200U 32インチ/4K

2018年に4Kディスプレイを購入するならおさえておきたい5項目 まとめ

これから4Kディスプレイを購入しようと思っている方はぜひ以下の5項目に注意して製品を選んでみてください。

  • 作業環境を満たした性能があるか?
  • HDRに対応しているか?
  • モニターのサイズは十分か?
  • 目に優しい仕様になっているか?
  • スピーカーは搭載されているかどうか?
  • そしてカラーグレーディングや画像の色調整をじっくり取り組む制作が多いプロのクリエイターさんはカラーマネージメントディスプレイから選ぶのがおススメです。

    中でもBenQのクリエイターモデルならコストパフォーマンスが高いでしょう。

    ただ、カラーマネージメントディスプレイは結構お値段が高いので予算的に厳しい場合は、今回紹介&検証したBenQ EW3270Uでも十分ではないでしょうか。

    設定次第で映像制作にも十分対応できますよ!

    BenQ EW3270Uの設定については「BenQの2018年最新4K液晶ディスプレイ EW3270Uを使ってみたよ!」で詳しく解説してみましたので合わせて読んでみてください。

    このエントリーでレビューした4K液晶ディスプレイ

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