- Home
- アクションカメラレビュー
- 激安4Kアクションカメラ Andoer AN2 4Kを使ってみた!
この記事にはプロモーションが含まれています
エントリー
4.82018
激安4Kアクションカメラ Andoer AN2 4Kを使ってみた!

アクションカメラと言えばゴープロ!
そんな印象が強かったアクションカムの勢力図が大きく変わろうとしているようです。
ゴープロがドローン事業から撤退することになったニュースを聞いてから間もなく、ゴープロ製品が値下がりしたなんて情報も耳に入ってきました。
参考:GoPro、ドローン事業撤退。Karmaのサポートは継続|インプレス AV Watch
アクションカム市場は競争が激しくなってきており、安価でありながらも高性能な製品を手に入れることができるようになっています。
ハードな使い方をするアクションカメラだけに値段が安いほうが何回でも買い替えることができるのでありがたいですよね。
私も車やバイクにアクションカカメラを装着して撮影してみたいと思っていましたが、故障や紛失する確率が高いので正直なところ買う気がしませんでした。
しかし今なら1万円以下で4K動画も撮影できるアクションカメラもあるので気になっていたところです。
そんな折、運良く販売店さんから製品をご提供いただきましたので、4K撮影できる低価格のアクションカメラを検証してみます。
目次
このエントリーで検証するアクションカメラ
この動画はユーチューバーのギュイーン徳川さんによるAUKEYの激安アクションカムのレビューです。
GoPro HERO5と比較してくれていますので、ゴープロと激安アクションカムのどちらを購入するか迷っている方はぜひ視聴してみましょう。
激安4Kアクションカメラ Andoer AN2 4Kを使ってみた!
カメラマンなら毎日チェックしたくなるAmazonでは「アクションカメラ」をサーチすると、海外製アクションカメラが山のように検索できます。
製品の写真を見る限りではどれも見分けがつかず、おそらくOEM製品(ラベル違いで中身が同じ)なのかな?と誰もが想像するのではないでしょうか。
値段がまちまちなので選びかねますが、現時点(2018年4月時点)では4K解像度に対応・画素数が高い(1200~2000万画素)アクションカムがハイエンドモデルとなるようです。
ゴープロHERO5以降、4K撮影を標準的に搭載しているゴープロのアクションカムを意識した仕様となっており、激安アクションカムの中でも最新の製品は高画質であることをアピールする傾向があります。
また、アクションカムで特筆すべき点は手振れ補正です。
アクションカムは主にFPV(一人称視点)による撮影で使用され、激しく動く人物や乗り物に備え付けて撮影することが多くなります。
一度使ったことがある方はご存知の通り、アクションカムは手ブレ補正機能が必須です。
これからアクションカメラを購入するなら手振れ補正機能が備わった製品を購入することをオススメします。
Andoer AN2 4K アクションカメラ仕様
今回検証するカメラの主な仕様は以下の通りです。
解像度 | 写真:20M(5120×3840)、16M(4608×3456)、12M(4032×3024)、10M(3648×2736)、18M(3264×2448)、5M(2592×1944)、3M(2048×1536 )、VGA(640 * 480)
動画:UHD 4K P24(2880 * 2160)、QHD P30(2560 * 1440)、FHD P60 / 30(1920 * 1080)、HD P120 / 60/30(1280 * 720)、WVGA P30(848 * 480) |
レンズ画角 | 170° 、120° 、90° |
出力フォーマット | 写真:JPG 動画:MP4 / H.264 |
手ブレ補正機能 | 〇 |
日本語対応 | 〇 |
質量 | 66.5g |
ホワイトバランス | 自動/昼光/曇り/タングステン |
ISO感度 | 100、200、400 |
周波数 | 50 / 60Hz |
その他の機能 | タッチパネル、音声収録機能、WiFi機能、タイムラプス撮影機能、セルフタイマー機能 |
(2018年4月 Amazon販売ページ調べ)
4K動画はフレームレートが24fps、フルHDは60fpsと30fpsのどちらかを選べるようになっています。
レンズは最大170°の広角レンズを搭載しており、広い範囲で映像をおさめることができます。
また周波数も選択できるので、撮影する地域によって最適な周波数を選択することでフリッカーを低減するすることも可能です。
何よりも日本語対応しているのはありがたいところです。
アクションカメラAndoer AN2 4Kの初期設定・すべての機能
Andoer AN2 4K アクションカメラを開封してみるよ!
早速届いた製品を開封してみましょう。
Andoer AN2 4K アクションカメラは専用のハードケースに包装されており、カメラの保管もケースで管理できるので便利です。
取扱説明書は英語表記になっているのですが、操作は説明書なしでも分かるぐらい簡単です。
このエントリーの後半で詳しく解説するので購入した方は是非参考に読んでみてください。
アクションカムは本体以外にもバイクに取り付けるアダプターが必要です。
ゴープロではすべて別売りですが、Andoerアクションカメラでは様々なアダプターが標準装備となっています。
ゴープロにも使えるアイテムなので、後々ゴープロを購入した場合にも活用できるでしょう。
カメラ本体は防水ハウジングに収納されています。
水深30メートルまでの防水に耐えうるケースになっており、水中の撮影も実現できます。
ゴープロHERO 5はハウジングなしで水深10メートルまで耐えれる防水機能を持っていますが、海水となるとさすがにハウジングなしで使う気にならないですよね(苦笑)
ウワサではAndoer AN2 4K アクションカメラの付属ハウジングはゴープロでも使えるとか。
カメラはもちろんアクセサリーも長く活躍しそうです。
Andoerアクションカメラのサイズ感はマッチのケースぐらいのサイズです。
右下の画像はSONY α6000と水中ハウジング・アクションカム本体を並べています。
サイズ感がよく分かるのではないでしょうか。
本体の厚さは2.5cmほどでカメラ上部にRECボタンがありますが、Andoerアクションカムはパネルタッチでも録画スタートできます。
水中撮影時に活用するRECボタンと言えるでしょう。
カメラ右側にはクリッププレビューのサーチボタンがあります。
カメラ左側にはマイクロHDMIアウト端子とマイクロUSB端子が備わっています。
またメモリーカードスロットはマイクロSDカードを1枚挿入できるようになっています。
底部には三脚ネジも用意されています。
外部モニターが接続できるのか試してみます。
外付けモニターはFeelworld F6です。
モニターに外部出力できますが、カメラモニターと同時表示はできないようになっています。
タッチパネル操作がメインになるので、外部モニターに映像を出力するのは映像チェックの時だけになりそうです。
付属のバッテリーは1個のみ。
納品時にバッテリー残量がありますが、早速充電します。
ガッチリ使うなら予備のバッテリーは必要ですね。
付属アダプターのすべてです。
たくさん付けてくれるのはありがたいですが、イマイチ一つ一つ使い道が分かりません。
パッと見で使い方が分かるものをピックアップしてみましょう。
写真左上の部品が唯一三脚ネジと同じものが備わっていますので、これがアクションカメラに取り付ける基本の部品と言えそうです。
左下の写真は3軸ジンバルのデュアルハンドルにアクションカムを取り付けた状態です。
自転車やバイクのハンドルに取り付ける最適なアダプターでしょう。
右の写真は平らな面にテープで接着できるアダプターです。
こんな感じでアクションカメラを車のボディに貼り付けることができます。
Andoerアクションカムの初期設定をやってみるよ!
それでは次にAndoerアクションカムを起動して初期設定を行いますね。
画面の右下にギヤマーク部分を指でタッチします。
するとメニュー画面が表示されるので、さらにギヤのタブを選択し、スマホの動作と同じように「Language」をタップします。
スワイプして「日本語」を探し選択します。
画面が日本語に変更されます。
次に撮影画面に戻り、画面下中央をタップします。
すると撮影モードを変更する画面が表示されます。
Andoer アクションカムの撮影モード
動画 | 動画撮影時に選択します。動画モード時に画面をタッチすると録画を開始・停止できます。 |
写真 | 写真撮影時に選択します。写真モード時に画面をタッチするとをシャッターを押せます。 |
動体検知 | よく分かりません |
車載モード | カメラを車載しして撮影するときに最適なモードです(たぶん) |
INV | よく分かりません |
スロー動画 | スローモーション動画が撮影できます。 |
写真モード時のメニュー画面で選択できること
写真解像度 | 最大画質20M(5120×3840)
最低画質640×480 |
露光時間 | 自動・1/30秒・1秒・2・5・10・20・30・60秒 |
画質 | ファイン・ノーマル・エコノミー |
シャープネス | 強め・ノーマル・弱め |
ホワイトバランス | 自動・晴れ・曇り・白熱灯・蛍光灯 |
カラー | 標準・白黒・レトロ(セピア)・ウォーム・クール |
ISO感度 | 自動・100・200・400・800・1600 |
露出 | +0.7・+0.3・0・-0.3・-0.7・-1・-1.3・-1.7・-2 |
手ブレ補正 | OFF/ON |
FOV | Wide/Middle/Narrow |
WDR | OFF/ON |
ひずみ補正 | OFF/ON |
タイムスタンプ | OFF/ON |
ISO感度は販売ページと異なり800や1600の設定があるのがわかりました。
レンズの絞り値やシャッタースピードを変更できるメニューはないので、ISO感度を変更しても見た目(モニター)の変化はありません。
基本オート設定で良いでしょう。
屋外で撮影する時だけISOを低めに設定すればノイズを低減できるのではないでしょうか。
アクションカムは基本的には露出オートで撮るものと諦めたほうが良いかもしれません。
動画モード時のメニュー画面で選択できること
動画解像度 | 4K 24fps/2K 30fps/1080P 60fps/1080P 30fps/720P 120fps/1280×720 60fps/1280×720 30fps/VGA 240fps |
ループ動画 | OFF・3分・5分・10分 |
FOV | Wide・Middle・Narrow |
照度低いモード | OFF・ON |
WDR | OFF・ON |
手ブレ補正 | OFF・ON |
録音 | OFF・ON |
タイムスタンプ | OFF・ON |
シャープネス | 強め・ノーマル・弱め |
ホワイトバランス | 自動・晴れ・曇り・白熱灯・蛍光灯 |
カラー | 標準・白黒・レトロ(セピア)・ウォーム・クール |
露出 | +0.7・+0.3・0・-0.3・-0.7・-1・-1.3・-1.7・-2 |
ひずみ補正 | OFF・ON |
動画モードで選択できる項目は写真と異なるものがあります。
中でも特殊なのがFOV(Field of view)でしょう。
画角の広さと考えても差し支えなさそうです。
ワイド(広め)・ミドル(中間)・ナロー(狭め)とあり、広めにするとカメラのパノラマ撮影のような広大な映像が撮影できるようになっているみたいですね。
広角レンズで撮影するような効果があるのでしょうか。
またひずみ補正という項目もあり、レンズの歪みを補正する機能も備わっています。
外周部分のゆがみはこの設定で緩和されるのでしょうか?
次に写真同様、手振れ補正を設定できる項目があります。
この価格のアクションカメラで手振れ補正がある製品は実は珍しいです。
これは後でテスト撮影して検証してみますね。
ホワイトバランスも環境によっては設定変更しても良いと思いますが、基本的には「自動」を選んでおいて問題はなさそうです。
また、アクションカムはオートフォーカス・マニュアルフォーカスの概念がなく、固定フォーカスとなっています。
風景を広めに撮るのは向いていますが、至近距離の被写体にピントを合わせるということができません。
そのかわり、このカメラはシャープネスという設定項目があり、カメラに内蔵の効果で被写体の輪郭描写を変更することができるようです。
画作りの面から考慮するとマニュアルフォーカスで撮影できるSONY DSC-RX0のほうが断然優れていると言えますが、RX0はAndoerアクションカムの10倍近い値段なので仕方がないかもしれませんね。
スロー動画の設定画面で選択できること
スローモーションの項目以外は動画モードと同じです。
-2×・-4×・-8× から選択できます。
アクションカム Andoer AN2 4Kでテスト撮影してみたよ
それではアクションカム Andoer AN2 4Kを持って屋外で撮影してみることにしました。
気になるポイントは画質と手振れ補正の性能、そして使い心地です。
激安4Kアクションカメラ Andoer AN2 4Kを使ってみた! まとめ
こんな感じ!
4Kで撮影して、フルHDにダウンコンバートすることを前提にすれば使えるカメラなのかなーという感じです。
低価格アクションカムの性能は賛否両論ありますが、1万円未満で購入できるカメラなので、カメラが壊れる可能性があるような荒っぽい扱い方をする場合は最適でしょう。
手ブレ補正機能を搭載しスローモーション撮影もできるカメラで1万円以下。コストパフォーマンスは十分です。
アクションカメラ初心者の方でゴープロは予算的に厳しいという方や、海外旅行で水中カメラを使いたい方には最適です。
このエントリーで検証したアクションカメラ
動画クリエイター向けメルマガ配信中です