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エントリー
3.222018
カメラ用外部モニター FEELWORLD F6を買って使ってみるよ!

一眼動画撮影で憧れのアイテムが外部モニターでしょう。
外部モニターはサイズが小さいミラーレス一眼カメラの液晶ディスプレイを拡張できる素晴らしいアイテムです。
私の場合、一人で2つのカメラを使って撮影することも多いので、一方のカメラのモニターを外部モニターで確認することによって一人2カメ撮影を実現しています。
ぶっちゃけ2カメ撮影が必要な仕事を一人でこなすとギャラも美味しくなりますよね。ウヒヒ。
Amazonには海外製品で低価格のカメラ用外部モニターが販売されています。
中でも評判が良いFeelWorldの外部モニターを購入してみましたので、使用感やメリット・デメリット、合わせて購入したいアクセサリーなんかを紹介しようと思います。
目次
このエントリーで検証する外部モニター
Feelworldのカメラ用外付けモニターを知ったのはこのギュイーンさんの動画です。
視認性も良さそうで、なにより日本語に対応しているのが安心しました。
動画6分以降にはFeelWorldのカラー調整を説明してくれていますので、非常に参考になりました。
購入を検討している方はこのモニターの良さがよく分かるのでぜひ視聴してみてください。
カメラ用外部モニター FEELWORLD F6を買って使ってみるよ!
前回のエントリー「Amazonで外部モニターを購入するときに注意したほうがいいコト」ではFEELWORLD F6の開封やレビューを行いました。
付属のHDMI to マイクロHDMIケーブルが長すぎて困っていましたが、同じくAmazonで非常にお安い価格のケーブルを発見することが出来ました。
最初ATOMOS製の同じようなケーブルを購入したのですが3000円近くしました。
そしてケーブルがミニHDMIケーブル対応であることに気が付いて返品しましたよ。
ATOMOSのケーブルはっきり言って高すぎます。
楽天市場では1万円以上で販売するショップもあって驚愕です。
なんでHDMIケーブルが1万円以上もするんだ?
Amazonをひたすら検索したらありましたよ。カール加工のHDMI to マイクロHDMIケーブル。
しかもATOMOSの半額以下です。
Amazonのレビューを確認するとあんまり評価はよくなかったのですが、値段も安いし失敗してもいいやって感じで買いましたよ。
買って大正解です。全く問題なく使えます。
上の写真のとおり、最初接続したときにはモニター側の映像しか表示されず、カメラ側のモニター表示が消えてしまったので、あれ?不良品かな?と思ってしまいました。
先ほど紹介したギュイーンさんの動画ではどちらのモニターも表示されているので何か設定がおかしいのかな?と調べてみると分かりましたよ。
ソニーαのサポートページに書いてありました。
参考:Q.撮影時に画像を外部モニターとカメラの液晶画面の両方に表示させたい|デジタル一眼カメラ α™(アルファ) サポート
メニュー画面からHDMI設定という項目の「HDMI情報表示」を「あり」⇒「なし」に変更すれば無事に両方表示されました。
α6500は初期設定で「あり」になっているのかどうか定かではありませんが、外部モニター接続時にカメラ側のモニターが非表示になったらまずこの設定を確認してみましょう。
FEELWORLD F6の初期設定をやってみるよ!
それでは早速FeelWorldの外部モニターの初期設定を行っていきます。
ここで解説することはあくまで私の判断で書いていますので、間違っている部分もあるかもしれないことご了承ください。(違ったら教えて。)
FEELWORLD F6には電源以外に7つのボタンが用意されています。
そのうち電源ボタンの左に用意された2つのボタン「<」「>」とF3・F4兼用の上下ボタンの4つのボタンでメニュー画面の操作をします。
メニューを押すとモニター中央に小ウィンドウが表示されます。
納品された状態では英語表記になっているので、言語を日本語に変更します。すると日本語のメニュー画面に変わりますよ。
初期設定は色の設定・ファンクションキーの設定・基本設定と大きく3つに分けることができますが、まずは簡単な基本設定を行いましょう。
FEELWORLD F6の基本設定
言語の下にある項目でアスペクトがあります。この項目を選択して左右ボタンを押すと「オリジナル」「4:3」「16:9」「ズーム1」「ズーム2」「ジャストスキャン」「パノラマ」とあります。
これはオリジナルでかまいません。オリジナルはカメラの設定をそのままモニターに反映できます。
モニターの設定を16:9にしていても、カメラのアスペクトを16:9から3:2に変えれば、モニターの表示も変わります。
なのでオリジナルのままで構いません。
次にメニューの透明度です。メニュー画面の透明度を設定できます。好みもありますが、半透明にすると透けて見えるので便利です。次はメニュー位置の設定です。Hが横移動、Vが縦に移動します。
ど真ん中にあるよりは、端に寄っているほうがモニターしながらメニューを使えるので便利でしょう。
私は左上に寄せました。
次にカメラモードです。カメラモードはオフ・480P・1080iとなっています。
モニターはレコーダー機能は持っていないので、どういう扱いになるのかわかりませんが、オフで構わないでしょう。
この下の「全ズーム」は数値を上げるとズーム表示します。0のままで良いでしょう。
次に「メニューの時間」ではメニュー画面を表示してから数秒放置すると自然にメニュー画面が消える設定にすることができます。
「オフ」「10秒」「20秒」「30秒」とありますが、通常はオフで良いです。
次にバックライト調整です。モニターの明るさ調整で、初期起動時は70で設定されています。
モニターの明るさはこの項目以外でも設定できますので、ここでは初期設定のまま70にしておきましょう。
起モードは「オリジナル」と「手」から選べます。これは何かよく分かりませんので、初期起動時のまま「オリジナル」で問題ありません。
USBアップグレードはたぶんファームウェアのアップデートに使用するのだと思います。
その下のリセットはメニュー画面の設定を工場出荷時に戻す項目です。
この項目で左右を押すと「Yes」「No」を聞かれることなく設定が初期化されますので注意してください。
FEELWORLD F6のファンクション設定
それでは次にファンクションキー設定を行いましょう。
FEELWORLD F6のF1~F4がファンクションキーとなっており、FEELWORLD外部モニターの機能を割り当てて、すぐに呼び出すことができます。
メニュー画面の一番右の「F」アイコンを選択するとF1、F2、F3、F2(!?)と並んでいます。
(最後のF2はF4のようで表記間違っています。F4キーに問題なく割り当てられます。)
割り当てることができる機能は上の写真で表示されている12項目のほかに「Nine Grid」、「ズーム」、「形」とあります。
私はゼブラとピーキングがあればあとは設定しなくても良いかなって思っています。
ゼブラは白飛びを抑えるための撮影補助機能ですが、FEELWORLD F6では「過曝」がゼブラに当たります。なんでしょうね。過曝って…
その中でも画像反転なんかは面白い機能ですよ。
FEELWORLD F6は付属のアームで取り付けると、180度回転させて被写体にモニターを向けることができます。
自撮りがメインのユーチューバーさんはこういう機能使いますよね。
180度回転させた場合上下左右が逆になりますが、ファンクションキーに「画像反転」を割り当てることで反対方向からでも正しく表示させることが可能です。
押すたびに左右反転・上下反転・上下左右反転と変わります。
上の写真は上下反転した状態です。
この写真は左右反転です。
次に上下左右反転です。長時間見ると気持ち悪くなるので気を付けてくださいね。
FEELWORLD 外部モニターの色調節をする手順
れでは次にFEELWORLDの外付けモニターとα6500のモニターの色を合わせていきます。
上の写真のように初期状態だと外部モニターのほうが少し青っぽく表示されており、厳密に色を考えて撮影する場合は困りますよね。
FEELWORLDのモニターには色を細かく調整する機能があります。
メニュー画面の一番左のアイコンを選択して、まずはピクチャーモードを変更します。
ピクチャーモードは「標準」「ソフト」「ユーザー」から選択でき、初期設定では標準となっています。
標準はプリセットのようなもので、この状態のままだと明るさやコントラストを変更できません。
「標準」⇒「ユーザー」に変更することで明るさを変更できます。カメラのモニターと外部モニターの明るさやコントラストを近づけます。
次に色温度です。
色温度は「ユーザー」、「6500」、「9300」から選択できます。
数値は多分K(ケルビン)値でしょう。
色温度は「ユーザー」に設定しておくと、カメラ側の設定に合わせてくれます。
外部モニターだけ独自にホワイトバランスを変更したい時に色温度数値を設定したら良いと思いますが、通常はユーザーで大丈夫です。
「ユーザー」設定時にはその下の「レッド」「グリーン」、次のページの「ブルー」の数値を変更することで色味を変更することができます。
上の画像左の写真はちょっと分かりにくいかもしれませんが、外部モニターとカメラモニターの色合いを合わせ終わった状態です。
モニターの青っぽさを解消しました。
FEELWORLD 外部モニターのゼブラ表示で注意したいこと
これ以降はゼブラ表示をする方だけ読んでいただければ良いですよ。
先に紹介した「過曝」設定です(笑)
ゼブラはカメラ側の設定(SONY α6500)の場合、100%・95%・90%…と5%づつの数値で変更することができます。
例えばゼブラ100%だと、モニターに表示されている画像の中で100%白飛びしている部分を斜線で表示してくれます。
FeelWorldの外部モニターにはゼブラの数値は「過曝敷居」で変更することができます。
1ポイントことに設定できるので「細かっ!」と思いましたが、どうもこの数値はカメラで設定する数値とは異なっているのが分かりました。
たとえば「過曝敷居」を100に設定して、モニター内に明らかに露出オーバーな箇所があるにも関わらず、全く斜線表示されません。
この数値を下げることによって、白飛び部分が表示されるようになりました。
なので、ゼブラも色合わせと同じように、カメラのゼブラ表示とFeelWorldの外部モニターの白飛び表示の近似値を自分で探す必要があります。
α6500の場合、外部モニターの「過曝敷居」を77ぐらいにすれば、ゼブラ表示が同じような感じになりました。
ゼブラを使っていない方は大した問題ではないかもしれませんが、ゼブラ表示で白飛びを判断している人には厄介です。くれぐれも注意してください。
カメラ用外部モニター FEELWORLD F6を買って使ってみるよ! まとめ
こんな感じです。
低価格のカメラ用外部モニター FEELWORLD F6を使ってみました。
説明書が英語・中国語のみとなっているので戸惑う部分もありますが、この記事で私なりに分かったことを解説してみたので、購入した方の参考になれば幸いです。
他社の外部モニターを使ったことがある方はそんなに操作に戸惑うことはないと思います。
FEELWORLD F6はカメラモニターとして十分な性能を持っており、サイズも使いやすくお値段が安いのが特長です。
SONYのカメラはバリアングル液晶ではないので手が出せなかった自撮りメインのユーザー(とりわけユーチューバーさん)もFeelWorldの外部モニターがあれば、簡単に自撮りができますよ。
お仕事でミラーレス一眼カメラを使う場合も、外部モニターをカメラリグと合わせて使えば「プロ感」が一気に増します。
クライアントによってはハッタリを効かせる必要もあるでしょう。
そんな時には外部モニターが最高ですよ。FEELWORLD F6おススメです。
このエントリーで検証したカメラ用外部モニター
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