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11.182014
一眼レフ動画ビギナーから抜け出す3つのカメラ設定とコツ

ハンディカムのビデオカメラが初心者に向いているのは、REC(録画)ボタンを押せばそれなりにきれいな動画が撮影できることが挙げられます。
一眼レフカメラにもプログラムオート機能があります。
ではカメラのオート機能とはいったい何を自動で調整してくれるのでしょう?
一眼レフ動画ビギナーから抜け出す3つのカメラ設定とコツ
この動画は「フルオートで撮るということ。その利点と欠点」を解説しています。
オート撮影には欠点があり、絵作りや画質にこだわるときの撮影方法を解説してくれています。
カメラのオート機能が自動で調整してくれることは3つあります。
・明るさ
・色合い
・ピント
です。
明るさは絞りと感度
色合いはホワイトバランス
ピントはフォーカスで合わせます。
低価格のカメラは全ての機能を自動で調整し、高いカメラはこれらすべての調整を自分で細かく設定できます。
明るさ調整をマニュアルで調整する場合、絞りと感度で調整します。
低価格のカメラでは絞りと感度が同時に調整されるものが多いようです。
明るさをマニュアルで調整する場合、まずは絞りで調整してそれでも暗い場合は感度を上げて撮影します。
感度はビデオカメラの場合「ゲイン」と呼び、一眼レフカメラの場合はISO「イソ」と呼びます。
それぞれ単位が異なっていて ゲインはdB(デシベル)ISOは数値のみで表示します。
ゲインは通常0dB(デシベル)から3、6、9、12と3の倍数で上がります。
ゲイン(感度)を上げるほど、映像にノイズが入りますので10dBよりもゲインを上げるとノイズが強くてかえって見にくくなります。
一眼レフカメラの場合はISO200を標準とし、ISO2000を越えるとだんだんノイズがはっきりと現れてきます。
写真撮影の場合は室内でのポートレート撮影で6400ぐらいまで上げることもあります。
しかし動画撮影は写真撮影ほどに感度を上げることができません。
ちなみに高価な(新型の)カメラほど感度をあげてもノイズが少なくなります。
このようなカメラをダイナミックレンジ(ラティチュード)が広いカメラと言います。
動画をフルオートで撮影することのメリット
平均的な品質で撮れます。
最近はオートでも人物なのか風景なのか、モードを選べるようになっています。
動画をフルオートで撮影することのデメリット
フルオートによる撮影は明るさやピントをあくまでも自動で調整するため微調整が効きません。
・明るくするために感度を上げすぎてノイズが入る
・逆光で人物を撮影するとき、背後の光に絞りと感度を合わせてしまい、人物の顔が真っ暗になる。
・ピントを合わせる場所がずれる。手前や奥にピントが合ってしまい、メインの被写体がピンボケしてしまう。
・映像が素人っぽい。のっぺりと平凡な映像になってしまう。
なんてことが起こります。
初心者から一歩抜け出すためのカメラ設定方法
オートモードからカスタマイズする
ピント
動く人を撮る場合はオートで問題ありません。
被写体が一人、または動きが小さいなら最初にオートフォーカスでピントを合わせた後、マニュアルにしてピントを固定するのが良いです。
感度
画質を向上したいと考える場合、感度がポイントになります。
暗いシーンでの撮影時、明るくしたいからといって感度を上げるとノイズが増えてしまいます。
また、カメラの描写力や映像の解像度も落ちます。
綺麗に撮りたいなら感度を上げすぎないようになるべく明るい場所で撮影します。
ホワイトバランス
移動しながら撮影する場合(例 部屋⇒屋外、蛍光灯が点いている部屋⇒白熱球ライトが点いている部屋)
ホワイトバランスはオート設定のほうが良いです。
良いカメラであれば滑らかにホワイトバランスの調整をしてくれます。
撮影する場所が変わらない限り、被写体に当たる光の色が変わらないので固定(マニュアル設定)します。
ホワイトバランスを調整すると好みの色合いにできて 映像表現の幅が広がります。
ゲインと露出補正の違い
ゲインと露出補正は微妙に違います。
露出補正は通常、カメラをオートモードにして撮影する場合に備わっている機能です。
カメラが自動調整した明るさにさらに撮影者が微調整する機能です。
一眼レフカメラはプログラムオートモードで露出補正設定ができます。
いきなりマニュアルモードで撮影することが難しいと思うのであれば、まずプログラムオート+露出補正で明るさを自由に調整できるようになってからマニュアルモードに移行してもよいと思います。
マニュアルの明るさ調整に慣れたら、次はホワイトバランスをオートからマニュアルにして幅広い映像表現ができる撮影力を養いましょう。
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