- Home
- 一眼ムービー撮影あれこれ
- SD?HD?YouTubeにアップする動画の録画フォーマットの選び方
この記事にはプロモーションが含まれています
エントリー
7.242023
SD?HD?YouTubeにアップする動画の録画フォーマットの選び方

※2023年7月に更新しました。
アスペクト比16:9と4:3を理解してYouTube動画を制作しよう
撮影した素材を編集するとき、ほとんどの動画編集アプリケーションはまず最初にフレームサイズを選択する手順になります。
この時に初めてサイズについて知った動画クリエイターは私だけではないはずです。たぶん…(汗)
このエントリーでは今更誰にも聞けない、聞くのも恥ずかしい動画の基本中の基本である「フレームサイズ」についてざっくりですが解説いたします。
まだフレームサイズについてよく分かっていない動画クリエイター初心者さん。
私のように後々恥をかくことがないよう、今回すぐに憶えてくださいね。
そんなに難しい話ではありませんのでご安心ください。
この動画はユーチューバーさん向けに開催された勉強会の動画です。
動画3分以降でHDとSDの違いについて解説してくれています。復習の意味でもぜひ見てみよう。
録画フォーマット SDとは?
まず最初にSDについて解説します。
SDとはスタンダードディフィニションの略でアナログ放送の規格です。
もう懐かしく感じるほどですが、つい数年前までのテレビ放送(アナログ放送)はSDです。
サイズは720×480または640×480でした。
アナログ放送の映像サイズの縦横比は4:3。
そして現在放送されている地上デジタル放送は16:9の縦横比となっています。
この映像サイズの比率のことをアスペクト比と呼びます。
ビデオカメラで運動会を録画して編集なんてせず、撮りっぱなしのお父さんにとっては映像サイズはあまり気にしなくてもよいかもしれません。
だけど撮影した素材を編集するのが当たり前のユーチューバーにはこの動画のサイズは結構重要だったりします。
あと数年すれば、4:3の動画サイズなんて化石のように扱われると思いますが、映像制作の業界ではまだ4:3の映像サイズは健在です。
プロジェクターもまだ4:3のサイズが一般的ですし。
ちょっと分かりにくいHD規格
サイズは1920×1080、もしくは1280×720
16:9の縦横比の映像サイズがHDです。通称ハイビジョン。
NHKの登録商標らしいですね。知りませんでした。
単純に面積比を比較するとHDはSDの約6倍の情報量となるので、とても大きい事がわかります。

HD規格
撮影時には気にもならない映像サイズSD、HDってそんなに重要?
ハンディカムでビデオ撮影する場合は、自分で設定をさわらない限り、HDで撮影されると思います。標準で16:9。
カメラの設定でSDに変更できるかもしれないですけど、基本的にそんなコトする必要はありません。
一眼レフカメラでは、写真撮影と動画撮影では別々のサイズ設定が可能で、一眼レフの写真撮影では3:2(ちなみにコンデジは4:3) 動画撮影では16:9になります。
一眼レフカメラも標準で16:9のサイズで撮影するようになっていますので設定を変える必要はありません。
余談ですが、動画は編集後に16:9から4:3にすることができます。
しかし、しかし、SD画質(4:3)で撮影した素材を編集後 HD画質(16:9)に出力することはできません。
編集でダウンコンバート(サイズダウン)は出来ますが、アップコンバート(サイズアップ)はできないのです。
カメラにHDとSDの選択ができる場合でも、撮影は基本HDで撮影するのが良いです。
編集の際には必ずフレームサイズを確認する
撮影の時は気にする必要もなかった撮影サイズですが、編集するときは必ずサイズを確認して編集する必要があります。
ほとんどの編集ソフトは、編集を始める前にフレームサイズを選択しますので この時にサイズを間違えないようにしてください。
編集後の映像を旧型のテレビで見たり、プロジェクターで投影する場合は4:3に出力する必要があります。
下記に編集ソフト「EDIUS」と「PremierePro CC」のサイズ設定の画面を掲載します。
HDファイルベースの動画規格
一眼レフカメラで撮影した動画のファイルはAVCHD(拡張子は.MTS)またはmpeg4(mp4)/H264(拡張子は.mp4)という規格になります。
どちらのファイルで出力するか選択することもできます。
AVCHDファイルは容量が大きいので、mp4で出力することをおすすめします。
それにまだまだ多くの動画編集ソフトがAVCHDファイルに対応しておらず、そういった理由でもmp4で出力したほうが良いです。
ちなみにEDIUSやPremiereProCCは対応しています。
SD?HD?YouTubeにアップする動画の録画フォーマットの選び方 まとめ
YouTubeはmp4、MTSのどちらでもアップロード可能です。
もちろんSDサイズもアップできます。
スマホもテレビも会社のパソコンもワイド画面が当たり前になり、私たちは16:9の動画を見慣れています。
そんな今、両端が切れたSD(4:3)映像を見ると、それだけで古臭く感じるようになりました。
私は過去に編集、制作した4:3の動画を16:9映像に変更したいのですが、編集ソフトのプロジェクトファイルも元データも残していない動画については、もう一度撮影からやり直さなければなりません。
動画編集した場合は必ず、動画のプロジェクトファイルと動画の素材をフォルダにまとめて入れてハードディスクに保存するようにしておきましょう。
続けて読みたい記事
動画クリエイター向けメルマガ配信中です