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PCケース Define 7 Compact の静かさは本物か?検証してみたよ

※2023年8月に更新しました。

パソコンがうるさいので
静かで評判のPCケースを買いました!

静かさの満足度が高いPCケースで常に上位人気を誇るFractal Design(フラクタルデザイン)の製品をご存知でしょうか?

YouTubeレビューも数多く、パソコンパーツショップの店員さんもやたらイチオシするFractal DesignのPCケースが気になります。

自室でナレーション収録するのにパソコンのファンの音が気になっていたので、PCケースを取り換えることにしました。

選んだPCケースはFractal DesignのDefine 7 Compactです。

ここではFractal Design Define 7 Compactの静音性や使ってみた感想を書いています。

パソコンの動作音が気になっている方は参考になると思うのでぜひ読んで見てください。

>>静音性の検証をすぐに見たい方はコチラ

この動画では自作パソコンを組みたい動画編集者の方向けにパーツ選びについて詳しく解説しました。
組み立て方については「自作パソコンの組み立ての流れを動画編集者さん向けに解説」で解説したので合わせてご視聴ください。


Define 7 Compactを購入した理由

Define 7 Compactを購入した理由は3つあります。

1.使い込んだBTOパソコンのファンがうるさい
2.白のケースにすると部屋が広く見える
3.気分(前のケースを見飽きた)

4年以上使ってきたBTOパソコンの動作音がうるさくて、ナレーションの録音で困っていたのが一番の理由です。

原因はCPUファンの駆動音で、経年劣化とホコリが原因となり一定の周波数でノイズが発生します。

Premiere ProやAuditionのノイズリダクションで簡単に除去できるのですが、面倒なのは間違いありません。

2021年に使用していた2台のパソコン

新しく組み立てた自作パソコンは水冷CPUクーラーにしてCPUを冷やし、ケース内部を冷却する性能が高いPCケースを採用しました。

冷却性能が非常に高いため動画編集用途でとても満足しているのですが、メッシュケースになっているのでファンの駆動音はやはり漏れ出ています。

そこで前から気になっていたPCケース、Fractal Design(フラクタルデザイン)のDefine 7 Compactを買ってみることにしました。

フラクタルデザイン Define 7 Compact

0から組み上げた自作パソコンで初めて白のケースを使ってみて感じたのは、白のケースは部屋がキレイに(明るく)見えることです。

カメラや撮影機材は現場で目立たぬよう黒や暗い色が多いので、機材に取り囲まれる動画制作者の部屋は暗く狭い印象になる傾向があります。

部屋の雰囲気が明るくなることでモチベーションが上がったので、これまで使ってきた黒ケースのBTOパソコンを白いPCケースに入れ換えてみることにしましたよ。

Define 7 Compactと迷ったケース

フラクタルデザインのPCケースは某PCパーツショップの店員さんにも勧められたことがありました。

どちらにするか迷った製品は同メーカーのDefine 7です。

Define 7 Compactと比べると奥行きと高さがあり、Extra-ATXにも対応、ハードディスクを大量に搭載できる容量が大きいPCケースです。

PCケース性能比較

Fractal Design Define 7 Compact White Fractal Design Define 7 White
対応マザーボード
ATX / mATX / mITX
対応マザーボード
E-ATX (max 285 mm) / ATX / mATX / mITX
防音素材装備 防音素材装備
2ファン標準装備 3ファン標準装備
内部ストレージ
2.5インチSSD 最大4基
2.5″/3.5″共用ドライブベイ 2基
内部ストレージ
2.5インチSSD 内蔵2基 最大4基
2.5″/3.5″共用ドライブベイ 内蔵6基 最大14基
5.25インチドライブベイ なし 5.25インチドライブベイ あり
端子
USB 3.1 Gen 2 Type-C ×1
USB 3.0 ×2
USB 2.0 ×2
オーディオ出入力各1
端子
USB 3.1 Gen 2 Type-C ×1
USB 3.0 ×2
USB 2.0 ×2
オーディオ出入力各1
手回しネジ(電源固定用) 手回しネジ(電源固定用)
ケースサイズ:427 x 210 x 474 mm ケースサイズ:547 x 240 x 475 mm
重量:8.61kg 正味重量:13.49kg
価格:1.7~2.0万円 価格:1.9~2.6万円

2つのケースを決めるネックとなったのは5.25インチドライブベイの有無です。

これまで使っていたBTOパソコンはDVD(ブルーレイ)ドライブを搭載しておりました。

動画編集の仕事では年々DVDやブルーレイディスク納品が少なくなってきているものの、完全になくなっているわけではありません。

むしろギャラの良い仕事ほどマスターディスクを要望されることが多いのもあります。

ところが自作パソコン用のPCケースはディスクドライブを搭載するための5.25インチドライブベイが徐々になくなってきています。

「白のPCケース+5.25インチドライブベイあり」でPCケースを探すと、ほとんど見当たらなくなるのですよ。

Fractal Design Define 7はディスクドライブも搭載可能で、さらに3.5インチのハードディスクを最大14基も搭載できます。

長年動画編集をやっている方は Define 7の方が本格的だし魅力を感じると思います。

私もDefine 7のほうがイイかも..とかなり悩みましたが、Define 7はサイズと重量がかなり大きいのが難点です。

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結果、USB接続で使えるブルーレイディスクドライブを購入し、軽量コンパクトなFractal Design Define 7 Compact Whiteを選びました。

Define 7 Compact を使ってみた感想

Define 7 Compact White

Define 7 Compactが一時期入手困難な状況にあって、欲しいと思ってから手に入れるまでかなり日数がかかりました。

Define 7 CompactはBTOパソコンのPCケースよりも奥行きが少し短くコンパクトです。

ラッチ構造でパネルを工具なしで簡単に取り外せるDefine 7 Compact

PCケースはラッチ式の構造で、上面板と側面板、前面板は工具なしで取り外せます。

これが非常に便利で、パソコンのパーツを組み込むのが大好きな自作パソコンユーザーは絶対に気に入ると思います。

Define 7 Compactのパネルを取り外した状態

こんな感じで簡単に組み立てを開始できるのがDefine 7 Compactの良いところです。

また、Define 7 Compactには標準でケースファンが二つ付いています。

天井と合わせると、120mmまたは140mmのケースファンを最大7つ取り付けできます。

底面にもケースファンを取り付けできるようですが、そうするとHDDのケージを取り外す必要があるようです。

Define 7 Compactは天板を外すとフィルターが見えます

また天井のパネルは取り外すとメッシュ構造のナイロンフィルターが装着されているため、PC内の温度が気になるときは外してしまっても良いかもしれません。

電源ボタンの周りにはUSB 3.1 Gen 2 Type-Cが一つ、USB 3.0が二つ、USB 2.0が二つとオーディオの入出力端子が1つづつ用意されています。

ナイロンフィルターは掃除もしやすそうです。

Define 7 Compactは通気性の良い天井パネルも標準装備。選べる。

そしてなんと2種類の天板が付属しており、PCケース内の冷却を重視する場合は通気性の良いパネルに付け替えることもできます。

上面に取り付けることができるケースファンは120mm・140mmどちらも2つまでです。

天井に水冷CPUクーラーのラジエーターを取り付ける場合は最大240mmのラジエーターを取り付け可能です。

Define 7 Compactのフロントパネルを取り外した状態

フロントパネルを取り外した状態です。

フロント部には120mmのPCケースファンが最大3つ、140mmのケースファンは最大2つ取り付け可能です。

前面に水冷クーラーのラジエーターを取り付ける場合、長さは360mm、280mm、240mmが装着できます。

また、前面にラジエーターを搭載すると、搭載可能なグラフィックカードの長さは最大305mmになります。

水冷CPUクーラーを取り付けるなら2連ファン仕様(240mmのラジエーター)を選ぶのが良さそうです。

Define 7 Compactのケースファン

Define 7 Compactに標準で取り付けられているケースファンはDynamic X2 GP-14という型番で、2,000円前後で別売りされています。

平均故障間隔が10万時間で長寿命です。

Define 7 Compactのパネル裏面

Define 7 Compactのケースパネル裏面はメッシュ構造の天井パネル以外すべてに吸音材が全面に貼られているのが特長です。

これによってPCケース内で発生する音を外に漏らさないようにする仕組みになっています。

Define 7 Compactのパネル吸音材

どんな素材が使われているのか触っただけでは分かりませんが、全体的にキレイに貼られているので好印象です。

吸音材で簡単にノイズを除去できるならBTOパソコンのPCケースに市販のPC用吸音マットを貼ればよかったかのかも..

なんてことも思いましたが、まーこれだけカッコイイPCケースを手に入れたのだから良しとしましょう。

BTOパソコンのパーツをPCケースから取り外して、新しいPCケースに取り付けることができました。

同時にマザーボードやCPU、CPUクーラーも交換したので、完全に真新しいパソコンを組み上げた気分です。

左側面のパネルを外すと、縦に装着した2.5インチのSATA SSDや電源、ハードディスク用の3.5インチベイにアクセスできます。

また大型のCPUクーラー Noctua NH-U12Aがケースに入るか心配しましたが、問題なく収納できました。

PCケースを選ぶ時に大型のCPUクーラーを入れたい方は必ずCPUクーラーの高さとPCケースの幅をチェックしておきましょうね!

Define 7 Compactの静音性を検証

指向性マイクでパソコンの騒音を収録

Define 7 Compactの静かさがどの程度なのかを確認するために、パソコンデスクの椅子に座ったときにちょうど頭となる位置にカメラを置きました。

そして指向性マイクでパソコンの騒音を収録しています。

また、もう一台の冷却性能を重視した自作パソコンの騒音も収録し、どの程度の違いがあるのかも確認しています。

この動画でまとめましたので、興味のある方はご視聴下さい。

Define 7 Compactのメリット・デメリット

静かさについては大満足のDefine 7 Compactですが、購入後に少し気になった部分というか、良くないなと思った部分があります。

Define 7 Compactの3.5/2.5インチ両対応のドライブトレイ(HDDベイ)

まず、3.5/2.5インチ両対応のドライブトレイが電源のそばにありますが、ケーブルが増えると取り外しは困難になります。

このタイプのケースは全般的に言えることですが、Define 7 Compactも例にもれずHDDを交換しにくくなります。

また、フロント部にあるUSB端子が少し挿しにくいです。これは個体差があるかもしれませんが残念です。

Define 7 Compactのベルクロ(面ファスナー)ストラップ

一方で、他社のPCケースにはなくてDefine 7 Compactにあるのが、ロゴのついたベルクロストラップが付属していることです。

これでゴチャゴチャしがちなPCケース内の配線を簡単に束ねることができる上、ほどくのも簡単です。

通常、PCケースの配線は組み立て完了後に結束バンドでまとめるのですが、結束バンドだと取り外すときにやりにくいです。

このような見た目もかっこいいベルトがあると非常に便利ですね。

Define 7 Compactはこんな人にオススメ!

以上をまとめると、Define 7 Compactは

こんな方におすすめ!

✅冷却性能重視・静音性重視を使い分けたい方
✅ケースの取り外しを頻繁に行う方
✅自作パソコン初心者の方

配線をキレイにまとめるのが苦手な自作パソコン初心者の方にも強くオススメできるPCケースです。

購入当初は静かさを重視してDefine 7 Compactを手に入れましたが、冷却性能を高めたい時にメッシュ形状の天板に交換できるという思わぬメリットがありました。

フロント部分のUSB3.0端子が挿しにくいなどのハズレを引いてしまった感はありますが、私の場合Thunderbolt 3 Dockを使うので問題にならないです。

ホワイトのPCケースで部屋が明るくなり、気分上々。
オシャレなパソコンを手に入れたので作業性がアップです。

買って良かったDefine 7 Compact!

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