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水冷ユニットと空冷ファンの音の大きさを比較!動画編集で検証してみた

※2020年9月に更新しました。

水冷クーラーって音がしないってホント?

夏場はセミの声だけでなくパソコンの音がうるさくて撮影するのが大変!

こんな悩みを持つユーチューバーさんが増えているのではないでしょうか。

パソコンの音は主にCPUクーラーが発しているので、パソコン内部の温度が上昇しやすい夏場は特にファンが良く回ります。

部屋で撮影することが多いVlogクリエイターにとって騒音は悩みの種ですよね。

CPUクーラーにはファンで冷やすCPUクーラーと、冷却水を循環させて冷却する水冷ユニットがあるのをご存じでしょうか。

CPUを冷却する水冷ユニット

水冷ユニットはファンの回転音が少なく静かだと言います。

はたして本当でしょうか?

そこで水冷ユニット搭載のパソコンと、静音性能を持った空冷ファン搭載のパソコンを借りたので比較してみます!

この動画では水冷ユニット搭載PCと空冷ファン搭載PCの動画エンコーディング時の音を比較してみた動画です。

文章読むのが面倒な方はぜひ視聴してみてください。

標準クーラーは動画編集で音がデカい理由

一般的なCPUファン

一般的な空冷ファンは冷却性能が中程度で、音も大きく夏場は少々うるさいデス。

特に編集した動画を書き出すときにCPUに負荷がかかり温度が上昇するので、CPUを冷やすためにガンガンCPUファンが回ります。

動画編集をメインでパソコンを使う方は標準クーラーから別売りの高性能CPUクーラーに取り換えるのがおススメです。

なかでも水冷ユニットの取り付けはパソコンに詳しくない方では対応できないと思うので、パソコン購入時に取り付けてもらうか、パソコンショップでお願いするのがおススメです。

関連情報:ボクがドスパラのすごいなと思うポイント

検証で使った水冷ユニット搭載パソコン DAIV X9

比較検証で使用したパソコンを解説します。

2台ともマウスコンピューターで借りたパソコンで、CPUクーラー以外にも相違点があるので紹介しておきます。

まず一台目はDAIV X9で4K動画編集・映像制作向けのハイエンドパソコンとなっています。

DAIV X9の仕様

CPU Core i9-10900X
10コア20スレッド
クロック数 3.70GHz ターボブースト時最大4.70GHz
メモリー 32GB(最大128GBまで搭載可能)
グラフィックカード GeForce RTX 2070 SUPER(8GB)
ストレージ M.2 SSD 512GB NVMe対応
CPUクーラー 水冷ユニット
販売価格 299,800円(税抜)

DAIV X9のCPUクーラーは水冷ユニットとサイドクーラーが標準装備

CPUにはCore i7の上位製品にCore i9があります。

Core i9にもいろんな種類があって、中でも型番にXがつくXシリーズは性能が高く放熱量も大きいとされています。

例えばマウスコンピューターではCore i9-10900Xを搭載したパソコンは水冷ユニットを搭載しています。

CPUの上部にクーリングヘッドが装着されて、ラジエーターからクーリングヘッドへ冷却水(クーラント)を循環させてCPUを集中的に冷却します。

ただし水冷ユニットは空冷ファンのようにPC内部の温度を下げる効果はないので、他のパソコンパーツを冷却できません。

その点、DAIV X9はサイドクーラーも備えているので水冷ユニットの欠点を補っていると言えます。

大型・高性能CPUクーラーを搭載したパソコン DAIV Z7-MVPR

一方の空冷ファンを搭載したパソコンはこのブログで紹介しているマウスコンピューターとのコラボ企画パソコンDAIV Z7-MVPRのカスタマイズモデルです。

DAIV Z7-MVPRカスタマイズモデルの仕様

CPU Core i9-9900K(8コア16スレッド)
クロック数 3.60GHz ターボブースト時最大5.00GHz
グラフィックカード GeForce RTX 2070 SUPER
メモリー 16GBメモリー
ストレージ ①M.2 SSD 512GB
②SSD(SATAIII)256GB
③HDD 2TB
CPUクーラー Cooler Master Hyper 212 EVO
販売価格 207,800円(税抜)

DAIV Z7-MVPRに搭載したCooler Master Hyper 212 EVO

CPUをCore i7-9700KからCore i9-9900Kに変更し、CPUクーラーを標準クーラーからCooler Master Hyper 212 EVOに変更しています。

これによりCPUに高い負荷がかかった場合も冷却性能の高いCooler Master Hyper 212 EVOが効率的にCPUを冷やしてCore i9-9900Kのエンコーディング作業をより効率よく促します。

比較・検証する環境はこんな感じでやりました

CPUクーラーの動作音収録環境

水冷ユニットと空冷ファンの2種類のCPUクーラーの動作音をマイクで収録してみます。

収録環境は写真のような感じで、一眼カメラのカメラマイクをパソコンに向けて収録します。

カメラマイクの位置を調整

使用したカメラはSONY α7Ⅲ。マイクはゼンハイザーMKE600で、接続アダプターはSONY XLR-K2Mを使用しています。

なるべく実感に近い環境にしたいので、マイクの位置が作業椅子に座ったときの頭の位置に近くなるようにしてみました。

CPUファンの動作音を収録する場所

ゼンハイザーのMKE600は指向性が非常に強いマイクなのでパソコンの側面を狙って収録しています。

夏場なのでセミの鳴く声がうるさいため、早朝のセミが寝静まっている時間を見計らって検証しました。

この検証のために早起きしましたよ~😀

DAIV X9とDAIV Z7-MVPRはサイドクーラーは取り外す

また、検証で使用したパソコンのサイドフロークーラーは取り外し、CPUに設置された水冷・空冷ユニットの音だけになるようにしています。

室温はエアコンで調整し、検証中はエアコンを消してエアコンの音が入らないようにします。

また、不公平にならないようそれぞれのパソコンは前回の起動から6時間以上空け、同じ環境下(室温)に置いた両者のパソコンを30分間起動した後にPremiere Proを使用して動画を書き出します。

そしてエンコーディング時の動作音とCPUの温度を調べてみることにします。

パソコンが全く同じ位置になるように注意して、カメラ(マイク)の位置も変わらないよう注意しました。

ソフトウェアエンコーディング

動画はフルHD(1920×1080)H.264(mp4)で書き出します。

またエンコード設定はソフトウェアエンコーディングを選択し、CPUの負荷が大きくなるようにしています。

関連情報:ハードウェアエンコーディングに悩む方が知っておきたい5項目

検証環境

✅室温は一定にする
✅起動30分後に同じ動画を書き出し
✅書き出し設定はソフトウェアエンコーディング
✅音の大きさとCPUの温度を比較

水冷ファンのデータ

DAIV X9の動作音

収録したデータをPremiere Proのシーケンスに載せてオーディオ波形を確認します。

動作音はオーディオメーターの-36dbになりました。

DAIV X9(水冷)で書き出し後のCPU温度

DAIV Xエンコーディング終了直後のCPUの温度をOpen Hardware Monitorで確認してみました。

52℃になっています。

空冷ファンのデータ

DAIV Z7-MVPRの動作音

空冷ファンのデータをPremiere Proの同じシーケンスに乗せてみると、PCの動作音は-33db前後となりました。

やはりDAIV X9よりも動作音はやや高いですね。

DAIV Z7-MVPR(空冷)のCPU温度

DAIV Z7-MVPRのエンコーディング直後の温度は42.5℃です。

空冷ファンでも温度上昇は十分抑えられていることが分かりました。

DAIV X9(水冷)のM.2 SSD温度 画像拡大

DAIV Z7-MVPR(空冷)のSSD温度 画像拡大

また書き出し完了直後のストレージ(SSD)の温度をCrystaldiskinfoで確認してみました。

DAIV X9(水冷)は55℃になっており、DAIV Z7-MVPRは49℃となりました。

M.2 SSDは温度が上昇しすぎるとパフォーマンスが落ちるので、CPU以外を冷やすことができない水冷ユニットではSSDの温度上昇が懸念点です。

マウスコンピューターのDAIV X9はM.2 SSDに標準で冷却シールドを装備しているので、もし冷却シールドがなかったらさらに温度上昇していたのかもしれませんね。

水冷と空冷の動作音の検証結果の感想

DAIV X9の電源ユニット

どちらのパソコンも電源ユニットとグラフィックカードのファンがあることを考えておりませんでした。ゴメンナサイ..🙇

なので水冷ユニットでも無音になるはずもないですよね。😔

ただし、収録環境で音を聞いた実感では水冷ユニットのほうがかなり静かだと思いました。

あとCPUや内部の温度についてはCore i9-9900K + 空冷ファンのDAIV Z7 MVPRのほうが温度上昇が抑えられているという結果となりました。

Core i9-10900XはTDP(放熱量)が165Wで、Core i9-9900Kが95Wのため、Core i9-10900X搭載のDAIV X9のほうがそもそも不利な比較だったかもしれません。

結論

・水冷ユニットの方が空冷よりも静か。だけど他のファンもあるのでそもそも無音ではない
・SSDの温度が心配な場合は空冷の方が良さそう
・Xシリーズはやっぱり温度上昇は大きい

本来は全く同じCPUで水冷と空冷を比較するべきですよね。

Core i9-XシリーズはやはりTDP(放熱量)が高いのが懸念点で、水冷ユニットの搭載がおススメと言えます。

Core i9-Kシリーズなら大型空冷ファンでもパフォーマンスを落とすことはないでしょう。

パソコン購入時の参考になれば幸いです。読んでいただきありがとうございました!

ここで検証したパソコンのレビュー

DAIV Z7-MVPRカスタマイズモデルのレビュー
DAIV X9のレビュー

動画編集用パソコンでオススメのショップ

水冷ユニットや大型空冷ファンを取り扱う大手BTOパソコンショップを人気順に並べました。
通販でもオプションでCPUクーラーをアップグレードできるようになっています。
もしもの故障を考えると、アフターサービスが充実したBTOパソコンショップがおススメです。

マウスコンピューター

マウスコンピューターDAIV

マウスコンピューターではCore i9 Xシリーズの多くに水冷ユニットを採用しています。
マウスコンピューターはエンコード時のパフォーマンスを低下させないような構成で動画編集用パソコンを用意してくれるので安心して購入できますよ。

>>マウス通販サイトを見る

パソコン工房

パソコン工房

パソコン工房ではCore i9を中心に水冷クーラーを搭載したモデルを用意してくれています。
通販サイトでは水冷クーラー搭載モデルかどうかわかるようになっているので、ハイエンドCPU搭載PCを購入する場合は必ずチェックしておきましょう。

>>パソコン工房通販サイトを見る

ドスパラ

ドスパラ

ドスパラでは店舗販売で水冷クーラー搭載のパソコンを購入できるようになっています。
購入後のパソコンでもBTOパソコンなら水冷ユニット装填の相談に乗ってくれますよ。

>>ドスパラ通販サイトを見る


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