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6.72023
プレミアのプロキシ編集を解説 低スペックPCでも4K編集OK!

※2023年6月に更新しました。
4K動画編集はハイスペックなパソコンが必要だと思われていますが、プロキシ編集で低スペックのパソコンでも編集できるのはご存知でしょうか?
プロキシ編集は意外と知らない方も多くて、聞いたことがあるけど、やったことがないっていう方もいるでしょう。
低スペックPCで動画編集するとプレビューがカクつくのを解消する良い方法がプロキシ編集です。
4K編集できないパソコンでもプロキシ編集ならどうにかできることがある。
4Kプロキシ記録できるカメラはSONYα6600・α7Ⅲがおすすめ。軽い。#動画編集はお金がかかる #α6600 #α7III pic.twitter.com/uNov2G6G9c— おーとふぉーかす@動画編集教えるよ (@sonycameralove) December 2, 2019
4K動画編集するにはちょっとスペック不足のパソコンを借りてみましたので、Premiere Proで4Kプロキシ編集の流れを解説します。
プロキシ編集のメリット・デメリットも説明するので、ぜひ参考にご覧ください。
プロキシ編集とは? プロキシのメリット
プロキシはIT関連用語で使用されている言葉で、プロキシ(Proxy)は日本語訳にすると「代理」を意味しています。
映像業界では「プロキシファイル」や「プロキシ記録」で使われています。
プロキシファイルは元データとまったく同じ映像を解像度を下げて保存したファイルのことを言います。
一般的な動画編集では編集ソフトを使ってオリジナルの撮影データをタイムラインに並べて編集作業を行います。
だけど、この方法だと4Kのような高解像度の動画データを編集する場合、かなり高スペックなパソコンを使わなければなりません。
4K用PCだいぶ値段下がりましたが、予算20万は要りますよ
こんな時に便利なのがプロキシ編集です。
プロキシのメリット
・プロキシ編集はプレビューがスムーズになる
・プロキシと元データの切り替えは簡単
・プロキシデータを使うことで低スペックPCで動画編集できる
プロキシファイルがあれば、動画編集の作業をプロキシファイルに置き換えて完了し、書き出し時に元データに戻すができるのです。
プロキシファイルは元データと紐づいているので、編集作業中にいつでも切り替えることができます。
オリジナルデータだと編集ソフトで再生するときにカクカクすることもありますが、ファイルサイズが小さなプロキシで再生するとスムーズに再生されます。
プロキシ編集は、低価格で性能が不十分なパソコンでも4K以上の高画質な動画を編集することができるようになるのです。
プロキシ編集のデメリット
とは言ってもプロキシ編集にはデメリットがないわけではありません。
プロキシ編集は元データと同じ数のプロキシデータを作成するので、ファイル数は2倍になります。
また、データ量は小さいですが、保存スペースは必要になるのでパソコンのハードディスク内に空き容量を確保しなければなりません。
データ管理の面ではデメリットがあると言えます。
そしてカメラでプロキシ記録する場合はメモリーカードの容量も必要になるので大容量のSDカードも買わなければならないでしょう。
またプロキシ記録できるカメラを持っていない場合は、プロキシ編集に手間がかかります。(後で解説します)
プロキシ編集のデメリット
・ファイル数が倍になり管理が大変
・プロキシデータの保存スペースを確保しなければならない
・大容量のメモリーカードが必要
プロキシの作り方
プロキシを作成する方法は2つあります。
1.カメラでプロキシを記録する

プロキシ記録できる SONY α6XXXシリーズ
一番簡単なプロキシデータを作成する方法は、プロキシ記録できるカメラを使って撮影することです。
プロキシ記録はこれまで業務用カメラの機能でしたが、民生用の一眼カメラでも動画性能が優れたカメラにおいてはプロキシ記録を備えた製品が増えています。
SONY | α6400,α6600,α7IIIなど |
Panasonic | GH5,GH5S |
カメラでプロキシ記録できると編集ソフトでプロキシを作成する手間もありません。
プロキシ編集を最も手軽に行える方法と言えます。
Check!
・プロキシ記録できるカメラを選ぶのが一番簡単
・動画性能の高いカメラにプロキシ記録機能がある
・大容量のメモリーカードが必要です。
2.動画編集ソフトでプロキシファイルを作る
カメラにプロキシ記録する機能がなくてもプロキシ編集は可能です。
プロキシファイルは編集ソフトで作成することもできます。
この動画ではPremiere Proでプロキシを作成してプロキシ編集をする流れを解説してくれています。
分かりやすいのでぜひ視聴してみましょう。
プロキシ作成に対応する代表的なソフトにはアドビのPremierePro、EDIUS PRO、DaVinci Resolveがあります。
プロキシファイルを動画編集ソフトで作成するには時間がかかるし、エラーで書き出せない場合もあるので、なるべくはプロキシ記録できるカメラを用意したほうが良いです。
Check!
・プロキシ作成はEDIUSやプレミアでできる
・編集ソフトでプロキシを書き出すのは時間がかかる
・エラーが出て書き出せないことがあるので注意。
PremiereProでプロキシ編集をする流れ
それでは実際にプロキシ編集をやってみましょう。
プロキシ記録で使ったカメラはα7Ⅲです。

mouse X4
パソコンはマウスコンピューターのmouse X4です。
PCの仕様は第4世代のRyzen 5 4600Hで重量1.13kgの軽量モバイルノートです。
基本性能
CPU | AMD Ryzen 5 4600H |
グラフィックス | AMD Radeon グラフィックス |
メモリ | 8GB |
ストレージ | 512GB NVMe対応 |
液晶モニター | 14型 フルHDノングレア |
重量 | 約 1.20kg |
動作時間 | 約 10時間 |
ビジネス向けで持ち運びやすいmouse X4シリーズで、その中でも最上位モデルのmouse X4はM.2 SSDや16GBメモリを搭載しているので動画編集にも対応できる性能です。
フルHD動画編集なら十分対応できる性能になっていますが、4K動画編集になるとややスペック不足でフル画質によるプレビューでコマ落ちが見られます。
mouse X4のレビュー⇒Ryzen 5搭載14型ノート mouse-X4で動画編集してみた感想
そこでmouse X4を使って4Kのプロキシ編集をやってみることにします。

mouse X4による4Kクリップのプレビュー時
mouse X4による4Kクリップのプレビュー時のCPU使用率は、標準的に20%前後を推移し、時折80%まで上昇します。
フリーズはしませんが、プレビューはややカクカクします。

SONY α7Ⅲのプロキシ記録設定
SONY α7Ⅲではプロキシ記録を「入」にすることで、元データと同じ映像のプロキシを記録してくれます。

SDカード内のSUBフォルダがプロキシデータ
SONYのSDカード内にある「CLIP」フォルダには4Kデータがあり、同じ階層の「SUB」フォルダにプロキシが保存されています。

フォルダ管理
ファイルの管理方法はPremiere Proのプロジェクトファイルを入れたフォルダ内に「NATIVE」と「PROXY」の名前でフォルダを作成して、分けて管理します。
そしてSDカードからそれぞれクリップをコピーします。

Premiere Proのプロキシデータ読込
次にPremiere Proのプロジェクトで4K動画を先に読み込んで動画を全選択し、「右クリック」⇒「プロキシ」⇒「プロキシを追加」を選びます。

「プロキシを追加」ウィンドウ
そうすると「プロキシを追加」の画面が開くので、一番上のクリップ名を選択した状態で
・ファイルプロパティをマッチングの【メディア開始】
・自動的に他を再リンク
・メディアブラウザーを使用してファイルを追加
にチェックを入れて追加を押します。
デフォルトではファイル名にチェックが入っていますが、メディア開始に変更することで、次の選択は自動的にすべてのファイルに紐づけできます。

プロキシデータのあるフォルダを選択
プロキシデータを選択します。
ひとつ選ぶだけで他のデータも紐づきます。

メタデータを表示
これでPremiere Proに4Kとプロキシデータを紐づけた状態で両方のデータを取り込むことが出来ています。
プロキシデータの確認はPremiere Proのワークスペース「編集」のプロジェクトパネルで、一番上の項目を右クリックすると「メタデータの表示」が表れます。

Premiere Pro プロジェクトメタデータ
メタデータの表示設定でいちばん上のPremiere Pro プロジェクトメタデータを開きます。

プロキシファイルのパス・プロキシメディアファイル名にチェック
この中の
・プロキシファイルのパス
・プロキシメディアファイル名
にチェックを入れます。

「プロキシファイルのパス」「プロキシメディアファイル名」が表示される
するとプロジェクトパネルの項目に「プロキシファイルのパス」「プロキシメディアファイル名」が増えて紐づいているプロキシがあることがわかります。

これで準備はOK!

プロキシの切替操作
最後はプロキシの切り替え操作です。
プレビュー画面が見れるプログラムモニターの右下にある「+」のマークをクリックするとボタンエディターが開くので、この中にある「プロキシの切り替え」のアイコンを下の枠内にドラッグ&ドロップします。
これですべての作業が完了しました。

プロキシの切替アイコン
プログラムモニターのプロキシの切り替えアイコンをクリックすると青色に反転します。
この状態がプロキシデータに切り替わっている状態です。
これでタイムラインの再生ヘッドを動かすと、4Kファイルのカクカクした状態から滑らかに動くようになりました。
快適に動画編集できますね。
プロキシデータに切り替えている状態でも、書き出しは元の4Kファイルで出力できますよ!
プレミアのプロキシ編集を解説 低スペックPCでも4K編集OK! まとめ
こんな感じでプロキシ編集はスペック不足のパソコンでも高解像度の映像を編集できる非常に便利なプロのテクニックとも言えます。

4Kプロキシ編集を検証したPC mouse X4 持ち運びやすい
今後6K、8Kの動画を撮影できるカメラが出てきた場合でも、プロキシ編集を覚えておけば手持ちのPCでいくらでも対応できるでしょう。
mouse X4は税込価格でおよそ10万円前後です。
動画編集は主にデスクトップPCで行っていても、外出先で簡単な動画編集できる軽量なパソコンがあると非常に便利です。
そんな時、mouse X4のような低価格のモバイルノートPCを4Kプロキシ編集前提で使うと良いですよ。
ここで紹介したmouse X4のような14型液晶のモバイルPCは、軽量コンパクトで撮影機材と一緒に持ち運んでも負担になりません。

もちろんフルHDなら元素材で編集可能です。
4Kの粗編集はモバイルノートでプロキシ、書き出しはメインのデスクトップPCで。
こんな感じで時間のかかる動画編集を効率よく進めていきましょう!
この検証で使用したパソコン
※mouse X4シリーズは販売終了し、後継機にmouse F4シリーズが用意されています。

mouse F4-I7I01OB-A
只今mouse F4-I7I01OB-Aがセール対象ですCPU:Core i7-1260P
グラフィックス:インテル Iris Xe グラフィックス
メモリ:16GB PC4-25600
ストレージ:M.2 SSD NVMe 512GB
液晶モニター:14型ノングレア液晶
149800円 ⇒ 119900円(税込)
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