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7.222023
テレプロンプターの使い方とおすすめアプリを紹介してみるよ

※2023年7月に更新しました。
テレプロンプターはニュースキャスターやアナウンサーが難しい言葉が多いニュース原稿を間違って読むことを防ぎ、また演者をカメラ目線で撮影出来る非常に便利な撮影アイテムです。
テレビ放送では必ず使用されている撮影機材のひとつとなっています。
業務用テレプロンプターは1台数十万円とかなり高額ですが、最近はインターネット配信向けの動画撮影に特化した安価なテレプロンプターが発売されています。
ユーチューバーの動画品質が向上している中、カメラ目線で原稿を間違いなく読めるテレプロンプターが安価で出現し、求められる場が増えるのは今後間違いありません。
実は私も先日テレプロンプターを購入しました。

Amazonで購入したテレプロンプターは安価で組み立ても非常にカンタンです。
機材の使い方に悩むことはありませんが、テレプロンプターを使う上で必要になるアプリはどれを使うべきなのかかなり悩みました。
無料のアプリも見つけましたが、機能が豊富な有料のテレプロンプター用アプリも気になります。
ここではテレプロンプターの使い方とおススメのテレプロンプター用アプリを紹介します。
また、アプリを使わずに他のソフトで対応する方法も解説しましたので、テレプロンプターの購入を検討している方やテレプロンプターのアプリ選択に迷っている方はぜひ一度読んでみて下さい!
コチラの記事もオススメ⇒テレプロンプターをAmazonで買った!開封&レビュー
オススメの低価格なプロ仕様テレプロンプター
目次
テレプロンプター用のソフト(アプリ)を探すときのポイント
テレプロンプターを使うときに必要になるのが原稿を表示するソフトやアプリです。
スマホやタブレット、小型のノートパソコンの画面に原稿を表示させ、テレプロンプターのミラーに反射させます。
こうすることで演者がカメラ目線で原稿を読み上げることができる仕組みになっています。
テレプロンプター用のアプリは有料・無料を問わずかなりたくさんありますが、日本語対応していないアプリもあり、アプリ選択には注意が必要です。
また、テレプロンプターのアプリは「ミラーモード」という文字を反転して表示する機能が必ず必要になります。

テレプロンプターのアプリは動画編集ソフトやアプリで代用可能ですが、文字を反転するエフェクトや機能がないアプリでは役に立ちません。
私がここで検証したAdobe PremiereProはテキストエンドロールを反転するエフェクトが備わっています。
ただしテレプロンプター用のアプリのほうが機能が充実しており、テレプロンプターに特化したアプリなので動画編集ソフトよりも手軽で使いやすいというメリットがあります。
ノートパソコンで使えるソフト Teleprompter Pro
私が購入したCaddie Buddyのプロ仕様テレプロンプターに付属の取扱説明書でおすすめしているテレプロンプター用アプリがTeleprompter Proです。
Teleprompter ProはMicrosoft Storeで販売されている製品で1,000円程度で購入できるテレプロンプター用アプリです。
Teleprompter Pro
買い切りタイプのテレプロンプター専用アプリケーション。
使用環境はWindows10 バージョン16299.0以降,Xbox One, Windows 8.1
主な特徴は音声認識でテキストがスクロールするようになっており、マウス操作や画面をタップすることなく原稿を読み上げることができるアプリです。
1,050円
ミラーモード機能も用意されており、テキストを反転してテレプロンプターに投影することができます。
ただし日本語テキストを入力できるのか不明だったので、アプリの公式YouTubeチャンネルの動画コメント欄に質問をしてみました。
するとYouTubeアカウントの管理者からお返事があり、日本語でも使えるアプリであると回答を頂きました。
公式サイトにも1日無料トライアルができると書いてありますので、試しにこのアプリを使ってみることにしましたよ。
Teleprompter Proをインストール後立ち上げるとサンプルの原稿がモニターに表示されています。
画面下にメニューが用意されており、一番左の「Edit Script」をクリックすると「Script Editor」が開きます。
ここにテレプロンプターで表示する原稿を入力するようです。試しに入力してみました。
すると画面いっぱいに入力したテキストが表示されました。
Teleprompter Proは入力した文字を幅に合わせて自動で改行するようになっているのが便利です。
ミラーモードとインバートモードは同時に使うことも可能です。
文字のサイズや文字が流れる速度も簡単に変更できるようになっています。
スピーチモードはテキスト読み上げに合わせて文字が流れる機能であるとアプリの商品説明ページに書いてありましたが、使ってみるとカクカク動いてイマイチ使い方が分かりませんでした。
この機能がなくても使えるので特に気はしませんが..
Teleprompter Proは編集した原稿をもちろん保存することができます。
メニュー右端の「Save Script」をクリックして、データの保存場所を指定できます。
適当に名前を付けて保存してみると「.tpp」という拡張子のついたプロジェクトファイルが保存されました。
次回からはこのファイルを開くと良いみたいですね。
テレプロンプターの原稿をノートパソコンで表示するならこのソフトが良いですね。テレプロンプター専用ソフトであるだけに使いやすいです。有料ですが1,000円なら納得。
スマホでも使えるテレプロンプターのアプリ A Prompter for Android

テレプロンプターのアプリ A Prompter for Androidの画面
無料で使えるテレプロンプターアプリがA Prompter for Androidです。
Android OSのスマホやタブレットでのみ使用できるアプリでGoogle Playからダウンロードしてインストールできるテレプロンプター用のアプリです。
無料で使用できるようになっており、一部の機能が有料オプションとなっています。
ただし、テキストの変更や保存・再生(ロール)ミラーモードは課金されることなく使えます。

A Prompter for Androidのランドスケープ表示
プレーンテキストを読み込むことも出来る上、スマホのキーボード操作で文字入力も行えるので、撮影中に原稿を修正することも出来ます。
ランドスケープで表示することも出来るのが便利なところ。
直感的な操作でテレプロンプターの原稿を作れるようになっており、英語が分からない方でも使えそうですよ。
①テキストのロール再生、速度調整、録画・録音ができます。
一番左のアイコンはウサギのようですね。ロールの速度を早く出来ます。
次に再生ボタンで、カメのアイコンが速度を遅くするボタンとなっています。
②は詳細設定の画面に遷移します。
③はテキストの編集画面に移ります。

A Prompter for Androidはミラーモードも搭載

ミラーモードで表示
詳細設定の画面にある「Mirror Modes」を選択し、「Full mirror mode」を選びます。
そうすればテキストが反転し、テレプロンプターのミラーに映し出すことができるようになりますよ。

A Prompter for Androidを富士通arrows M03で使ってみる
私が購入したテレプロンプターにスマホを置いてテレプロンプターアプリ「A Prompter for Android」でテキストを表示してみました。
ここで使ったスマホは富士通 arrows M03という機種で一般的なAndroid スマホですが、テレプロンプターで使うとやっぱり画面が小さいです。
なのでテレプロンプターと演者の距離はあまり離すことができませんが、ユーチューバーの自撮り程度ならこのアプリで問題なく使用できるでしょう。
PremiereProによるテレプロンプター用エンドロールの作り方
テレプロンプターのアプリを使わなくても動画編集ソフトで原稿を作ることが可能です。
ノートパソコンを載せることができるCaddie Buddyのプロ仕様テレプロンプターを使う場合は動画編集ソフトのほうが使いやすそうです。
PremiereProでテキストのロールを作成して、反転すればよいでしょう。
PremiereProでテキストのロールを作る手順を解説すれば長くなるのでここでは省略しますが、上の動画ではPremiereProでエンドロールを作る手順を丁寧に解説してくれているので見ていただければわかると思います。
またテキストロールを作る方法は過去記事でも紹介しましたので、下記ページを参考にしてみてください。
合わせて読みたい記事⇒Premiere Pro でエンドロールクレジットを作成する
PremiereProに標準で備わっているビデオエフェクトの「反転」をPremiereProで作成したテキストに適用します。
これでテレプロンプターに最適なテキストロールが出来ましたよ。

デル Inspiron13でテレプロンプター用動画を再生してみる
これを書き出しして再生します。
デルの2in1ノートパソコンを使用しました。タブレットのようにタッチパネルで使用できるノート型パソコンです。
こちらもオススメ⇒デル Inspiron13を購入した!RAW現像が快適か検証してみるよ
動画を最大画面で再生しています。

Caddie Buddyのテレプロンプターに表示したノートPCの画面
デル Inspiron13はCaddie Buddyのテレプロンプターにギリギリぴったり載せることができます。
このようにテレプロンプターにノートPCの画面を表示してみると、スマホでテレプロンプターを使うよりもかなり見やすい感じです。
PowerPointでテレプロンプターを使うのも意外と良いぞ!原稿作成の手順を解説
テレプロンプター用のテキスト原稿を読むときに、下から流れてくるロールは読むペースが掴みにくいという演者もおられます。
テレプロンプターの原稿読み上げは慣れていないとテキストがどんどん先に進んでしまい焦ってしまいます。
そんな場合は自分のペースで原稿を送ることができるPowerPointがオススメです。
使用頻度が少ないなら月々払いのOffice365よりも買取版のPowerPointのほうがお得です。
購入後ダウンロードしてすぐに使えます。買い切りタイプでPC2台まで利用可能。
PowerPoint用の遠隔操作でスライドを送れるフィンガープレゼンターというアイテムがあり、これを使うことで演者が自分のペースで原稿を進めることができます。
私も試しに購入してみたところ、かなり小型のプレゼン用リモコンであることが分かりました。
手で包み込んでしまえば、映像にリモコンが映りこむことなく演者にスライド操作をしてもらうことができそうです。
PowerPointでテレプロンプター用原稿を作る手順
パワポでテレプロンプター用の原稿を作るのはヒジョーに簡単です。
黒背景のスライドデザインを選び、スライドにテキストボックスを追加。
文字色を白に設定してテキストを入力します。
テキストボックスをカーソルで選択している状態で右クリック⇒「図形の書式設定」を選びます。
すると画面右側にメニューが開きます。
「X方向に反転」の数値を0°から180°に変えると、パワポのテキストボックスが反転しテレプロンプターで使用できる原稿となりました。
撮影中にも原稿を簡単に変更できるのも便利です。
参考:テキストの反転またはミラー|Microsoft Officeサポート
テレプロンプターの使い方とおすすめアプリを紹介してみるよ まとめ
ここで紹介したテレプロンプター用のアプリやPremierePro・PowerPointを使ったテレプロンプター用原稿の作り方を参考にしていただければ、テレプロンプターの使い方に困ることはないと思います。
テレプロンプターを使うことで演者がセリフに詰まることなく短い撮影時間でハイクオリティのPR動画を作ることができますよ。

テレプロンプターは安価なスマホ用の製品もありますが、私も使っているCaddie Buddyのテレプロンプターはノート型パソコンでも使えるので、映像制作を受注して仕事をしている方にはオススメします。
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