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1.22023
動画クリエイター向け ビデオ三脚の選び方を解説するよ!

※2023年1月に更新しました。
どれを選べばよいか迷いますよね

動画撮影でカメラと同じぐらい選び方が難しいのが三脚ではないでしょうか。
ボクもつい先日購入した三脚を含めると3本目に突入しましたよ。
撮影のお仕事で自前の三脚以外にもレンタルして使ってきましたので、三脚の選び方や購入時に着目したいポイントなど分かってきたことをシェアしてみようと思います。
100%満足できる三脚に出会うのは中々難しいかもしれませんが、これから動画撮影用の三脚を購入しようと考えている方に読んでもらえると幸いです。
なお、初心者の方がなんとか手が届くようなお値段の三脚を紹介しますので、「三脚は20万円以上が当然っしょ」っていう方はご遠慮くださいな(笑)
目次
この動画では一眼カメラで動画撮影をするクリエイター向けに、動画用三脚の選び方を解説しています。
これから三脚を買う方はぜひ視聴してみてください。
高価な三脚=良い三脚? 正しい三脚の選び方を教えます
ボクが映像制作会社に入ったばかりの頃、先輩のカメラマンさんに動画撮影で三脚を自分で購入するならどれか良いのか聞いたことがありました。
帰宅。家帰ってからググる。
この会話のやり取りでボクが間違ったポイントは
2.何のカメラで使うのか、どんな撮影に使うのかハッキリと伝えていない
3.相手の方がどんな撮影をメインでやっているのかよく分かっていなかった
の3点です。
三脚選びは撮影環境や乗せるカメラによって最適なものが全く異なります。
例えば、レンズ交換式の一眼カメラに最適な三脚はビデオカメラに最適な三脚とは言えません。
また屋内用と屋外用でも最適な三脚は異なります。
カーボン製は軽くて頑丈と言われていますが、撮影環境によってはアルミ製のほうが良い場合もあります。
つまり、用途が「あいまい」だと高い確率で失敗するのが三脚選びなのです。
ビデオ三脚と写真用三脚との違い
まず初歩的なポイントから解説します。
ビデオ用三脚とカメラ用三脚の違いは雲台です。
「雲台(うんだい)」とは三脚のてっぺんについているカメラとの接続部分のことを指します。
雲台は様々な形状をしています。
上の写真は動画撮影向けの雲台となっています。
パン棒と呼ばれるハンドルが装備されており、カメラを左右上下に振るために使います。
ビデオ用雲台はパンやティルト操作を滑らかに行うためにオイルフリュード機構やカウンターバランス機構を備えております。
また、業務用のビデオカメラは2kg~4kgほどあるのでビデオ用雲台はその重さに耐えられるよう頑丈で重量があるのが特長です。
この他にもパノラマ雲台やギア雲台、ジンバル雲台なんて製品がありますが、一般的に市販されている三脚の雲台はボール雲台と3ウェイ雲台が主流となっています。
この二つは主に写真を撮るための雲台となっており、ビデオ用途で使うには向いていません。
しかし少数ですが、パン・ティルト機構を備えたボール雲台などもあり、ビデオ撮影用途で使える製品もあります。
参考:必見!雲台とは何か、そして、どの雲台を選ぶべきか|マンフロット公式HP
初心者の方はまずビデオ用雲台が備わった三脚を選ぶのが良いでしょう。
雲台と三脚(脚のみ)を別々で購入することもできますが、最初からセットになった三脚のほうが相性を考える必要がありません。
また、写真用途で三脚を使う方でも焦点距離400mm以上の大型の望遠レンズを使って野鳥などを撮影する場合はビデオ雲台を好んで使う方もおられます。
ビデオ雲台のほうが安定するし、野鳥を追いながら撮影するにはパン棒がついた雲台のほうが使いやすいのでしょう。
参考:ベルボンの新型雲台「FHD-66A」が野鳥撮影で使いやすい!|デジカメWatch
雲台はマンフロットがコスパ高し!
ビデオ雲台のメーカーは最高クラスのSachtler (ザハトラー)や低価格帯のVelbon(ベルボン)まで色々ありますが、ビデオ雲台で一番評判が良いのがマンフロットです。
出典:マンフロット公式HP
種類も豊富で新しい製品も次々発売されており、ユーチューバーさんやネットユーザーにレビューされているので知名度も高いです。
マンフロットはイタリアの歴史ある三脚メーカーで業務用三脚から小型三脚、写真用、ビデオ用の製品まで豊富にとり揃えています。
現在は同じく三脚メーカーのジッツオやカメラバッグで有名なナショナルジオグラフィック、ロープロとともにVITEC(ヴァイテック)グループの傘下として世界中にブランド展開しているみたいですね。
マンフロットは2017年に0kgから8kgまでの無段階でカウンターバランスを設定できる業界初の窒素封入ピストンを採用したビデオ雲台を発売開始して注目を浴びました。
ビデオカメラマンさんはご存知の事だと思いますが、撮影機材はどんどん小型化しており、ここ数年で撮影方法や使われる機材がどんどん様変わりしています。
マンフロットはこのような時代のトレンドにも合わせて、ワンマンオペレーションでも使いやすい撮影機材を次々に開発してくれているのが人気の理由でしょう。
参考:軽量な一眼カメラに最適な本格派ビデオ雲台が欲しい|Shuffle
マンフロットの三脚は中国製品のように「激安!」とまではいきませんが、最新のテクノロジーの三脚を割とリーズナブルな「頑張ったら手が届く」範囲のお値段で販売してくれております。
また、マンフロットの三脚の多くはアルミニウム製とカーボン製を並行して販売しており、好みの素材を選べるのも便利です。
三脚のサイズも幅広い選択肢の中から選べるので、マンフロットは予算に合わせた最適な三脚を見つけやすいブランドだと思います。
アルミニウム製とカーボン製のどちらがオススメ?
三脚でアルミ製とカーボン製がありますが、動画撮影の場合どちらが良いのでしょうか。
これまでビデオカメラマンが使う三脚は頑丈なアルミニウム製が主流でした。
カーボン三脚はアルミ製に比べると軽量で振動にも強く、屋外の撮影に使うフォトグラファーに大変人気があります。
しかしカーボン三脚はアルミ製に比べて値段が高いというデメリットがあります。
また耐荷重ギリギリでも安定して使えるアルミニウム製に比べると、カーボン製は耐荷重近くになるとかなり不安定になってブレやすいです。
なにかと重量が増えやすいビデオカメラの撮影ではカーボン製は敬遠され、カメラマンやカメアシが根性で重い三脚を運ぶというスタイルが定着していました。
このような観点から、あくまでも重量のあるビデオカメラを乗せて使うなら少々重いのは覚悟してでもアルミ製を使う方が無難です。
一眼レフカメラに重い望遠レンズを取り付けて撮影する場合もアルミ製のほうが安定して撮影できるでしょう。
但し、小型のミラーレス一眼を使ってワンマンで撮影するスタイルの仕事をする方はカーボン製のほうがメリットが大きいです。
この記事もオススメ:ザハトラー三脚 システム Ace L FT GSを買った!一眼ムービーにも最適です
最近の映像制作は三脚のカメラワークだけでは飽き足らず、スライダーや電動ジンバル、アクションカメラやドローンを使って様々なカットを撮るのが時流となっています。
そのような仕事ではカメラ・三脚以外にも様々な撮影機材を持ち運ぶ必要があるので、三脚は軽量化したほうが好ましいと言えます。
幸いにもカメラが小型化しているので、カーボン製三脚であってもカメラの重さを最大耐荷重量の半分程度に抑えることができれば、ブレのない映像を問題なく撮影できますよ。
三脚の段数は何段が良いの?
三脚の段数は3段もしくは4段のどちらかを選ぶことになります。

3段式三脚。レッグロックが脚1本に2個搭載
3段の特徴は足の長さを固定するレッグロックが脚1本につき2つとなっています。
3段式三脚のメリットは脚の太さが全体的に大きく変わらず安定感があることです。
業務用ビデオ三脚の多くは3段式が採用されています。
一方、三段式三脚の欠点は折り畳んでもそれほどコンパクトにならないので、持ち運びは4段と比べてかさ張り慎重に持ち運ばなければならないことです。

4段式三脚。レッグロックが脚1本に3個搭載
これに対し4段の三脚は足一本につきレッグロックが3つあるので、高さ調節の自由度があります。
また3段式三脚に比べてコンパクトになるので、持ち運びやすいのが利点です。
一方、最下段の足の太さが細くなる傾向があり、強度・安定感の面では3段に劣ります。
三脚の最大耐荷重に近い重さのカメラを乗せる可能性があるなら3段を選んだ方が良いです。
持ち運びや機動性を重視するなら4段が軽くて便利でしょう。
ビデオ撮影ではシングルレッグとツインレッグのどちらが良い?
ビデオ用三脚にはツインレッグ式の三脚があります。
ツインレッグ式にはグラウンドスプレッダーという三脚の開脚角度を固定できる部品が装備されているのが特徴です。
これによって三脚を持ち歩いて繰り返し接地しても、平らな地面であれば三脚の水平がほとんど狂わないという利点があります。
例えばブライダルの撮影では三脚を持って頻繁に移動しますが、段差がない平らな地面の上に三脚を置くのでスプレッダー付きの三脚が非常に便利です。
ただし、シングルレッグと比べて1kgほど重く、折りたたんでもコンパクトにはならないので持ち運びは大変になります。
セミナーや宴会、舞台やブライダル撮影など、室内で決まった使い方しかしない場合はツインレッグが便利ですが、一眼カメラで撮影するなど機動力重視の撮影には向かないですね。
ブライダルやセミナー撮影に使う三脚を探している方は「ブライダル撮影向けのムービー三脚おすすめ5選」をご覧ください。
機動性重視の一眼ムービー撮影に最適な三脚+雲台ベスト4
これまで解説したポイントからミラーレス一眼カメラで動画制作するクリエイターさん向けに、低予算でも手に入れることができるコスパの高いマンフロットのビデオ用三脚を4つ紹介します。
Manfrotto befree live アルミニウム三脚ビデオ雲台キット
アルミ製ですが重さ1.64kgと三脚の中では軽量です。4段式でコンパクトに収納できるので持ち運びに便利。耐荷重量は4kg。一眼ムービーなら十分対応できます。
雲台はちょっとチープな感じなので、後々マンフロットの上位モデルの雲台に取り換えるのも良いでしょう。
190プロカーボンファイバー三脚 4段 MT190CXPRO4+MARSACE (マセス) 自由雲台 FB-1R

コストパフォーマンスの高いマンフロットの4段三脚で軽量コンパクトを追求し、雲台はパン・ティルト機構を持ったMARSACE (マセス) のボール雲台 FB-1Rです。
FB-1Rは307gと軽量ながらも耐荷重量18kgとかなり強靭です。話半分でも9kgで一眼カメラなら余裕です。
レビュー記事も用意していますので詳しく知りたい方は合わせて読んでみてください。
MARSACE (マセス) 自由雲台 FB-1R パンニング・クランプ付 100024 アルカスイス互換 アルミ製 フリクションコントロールシステム採用 水平雲台 【国内正規品】
MVH500AHビデオ雲台+MT190X3アルミ三脚
シングルレッグのアルミ製三脚で雲台のカウンターバランスは2.4kg固定になっています。あまり軽すぎるミラーレス機には向きませんが、α7シリーズやPanasonic GHシリーズのようなハイエンドモデルに外部モニターや外部マイクをフル装備するような一眼ムービー上級者に最適です。
Manfrotto 三脚 COMPACT Action フォト・ムービーキット アルミ 5段 ブラック
耐荷重量が1.5kgとなり、ミラーレス一眼の上位モデルに重い望遠レンズを装着して使うのは難しいです。
雲台もシンプルでプロ機材とは言いにくいですが、プライベートで使うならこれでも十分でしょう。
動画クリエイター向け ビデオ撮影用三脚の選び方を解説するよ! まとめ
こんな感じです!
マンフロットの三脚に限定して紹介しましたが、ここで解説した三脚の選び方を参考にしていただければ、他社メーカーでも理想の三脚に巡り合える可能性が高くなるでしょう。
まずはどのような使い方をメインにするのか明確にイメージできると三脚選びの失敗がなくなります。
また予算に余裕があるなら、雲台と三脚を取り外せるようなタイプを購入しておいて、その都度用途に合う三脚や雲台を追加で購入するとトータル的にコストを抑えられます。
三脚選びで相談できるショップや先輩方がもし周りにいるのなら、くれぐれも予算や用途など具体的に説明してください。
経験豊富な方の的確なアドバイスがあればきっとあなたにぴったりの三脚に巡り合えますよ。
ちなみにマンフロットの三脚をネットで購入する場合はアルミ製、カーボン製を最後に必ず確認しましょう。
価格だけで調べているとアルミ製のほうが安いので飛びついてしまいがちですが、カーボン製を狙っている場合は間違ってアルミ製を買わないように注意が必要です。
マンフロットの三脚やバッグが好きな人はご存知、楽天のマンフロット公式アウトレットストア。
ボクは時々チェックしています。
コロナ影響でカメラ関連商品が売れてないから?
アウトレット製品の品ぞろえがメチャ増えていました。
前にもカーボン三脚買ったけどまた欲しくなるぅぅ… pic.twitter.com/eDJIYxNVBN
— おーとふぉーかす@ブログと動画編集でメシを食う (@sonycameralove) April 29, 2020
最後に、マンフロットは楽天市場にマンフロットの公式アウトレットストアがあります。
パッケージにキズがあったり、過去に返品された製品がかなり割引かれて販売されております。
時々チェックしていると自分が欲しいと思っていた三脚が安売りされていることもあるので、マンフロットの三脚や雲台を狙っている方はぜひチェックしておきましょう。
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