交換レンズの距離目盛とは何に使うのでしょうか?

交換レンズの距離目盛とは何に使うのでしょうか?

レンズについている距離目盛は撮影距離を知るためのものです。
今はAFが当たり前なので距離目盛りを使うことはほとんどありませんが、昔はピント合わせは手動だったので距離目盛のお世話になることもありました。

被写体までの距離を目測で見当をつけ、距離目盛を見ながらおおざっぱにピントを合わせておくのです。
こうすることで、カメラを構えてからピントを合わせるまでの時間を短縮できるわけです。

特に、シャッターチャンスを重視するスナップ撮影などには重宝するテクニックでした。
また、距離目盛を使って被写界深度(ピントが合っているとみなせる距離の範囲)を知ることも可能です。

距離目盛の近くに絞りの数字が書かれていますので
設定した絞り値の指標が指している距離の範囲を見れば、どこからどこまでが被写界深度におさまっているかが一目でわかります。

目安でしかありませんが、よほど厳密な撮影でなければ十分に役に立ちます。

距離目盛のところにある赤い線の意味は何ですか?

レンズの被写界深度指標にある赤い線(赤でないものも多いですが)が、赤外線フィルムで撮影する際に使用するものです。

赤外線写真は、文字通り赤外線を撮った写真のことで、人間の資格とは異なった独特の映像表現が可能です。
通常、赤外線フィルムと赤外線フィルター(赤外線だけを透過します)を使用します。

赤外線は、可視光線(人間の目で見える光のこと)とは屈折の度合いが違うため、焦点の位置がずれてしまいます。

そのため、目でピントを合わせた後に距離目盛上の数字(ピントを合わせた距離)を赤外線用の指標の位置に合わせ直す必要があります。

そうすることで、赤外線でのピント合わせが可能になるわけです。現行のデジタル一眼レフには撮像素子前面に赤外線カットフィルターが取り付けられています。
しかし、ごくわずかな量は透過していますので、ケンコーの「PRO1D R72」フィルターなどを使って赤外線写真を撮ることが可能です。

スポンサーリンク

関連記事

ページ上部へ戻る